上位陣を崩せるか!? BLACK DIVISION 第2節 1回戦A卓レポート
4/2(土)22:40よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグ BLACK DIVISION 第2節 1回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
村上 淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)
藤田 晋(サイバーエージェント代表取締役社長)
多井 隆晴(RMU)
白鳥 翔(日本プロ麻雀連盟)
レポートは、鈴木 聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
東3局1本場ドラ5p
ここまで村上・白鳥がわずかにリードする展開。
その上位陣を追いかけ、4着目・3着目の藤田・多井が5巡目、6巡目に相次いでリーチ。
そして、ここに村上も割って入った。
ここから、ピンフのつく5sではなく、スジの6sを切ってリーチ。
村上としてもここでもうひとアガリして、頭一つ抜け出したいところ。
しかし、そんな村上の思いとは裏腹に、すぐに7pを掴んで藤田に2600放銃となる。
藤田は2着戦線に復帰。
村上は今一つ決定打を放てない。
逆に三者間の打ち合いでの決着に、トータルでもトップ目の白鳥はニヤリ。
東4局1本場では、その白鳥が2600オール。
これで頭一つ抜け出す。
東4局2本場ドラ7p
しかし、トータルトップ目を簡単に逃がさないのがこのメンバーである。
多井がマンズのホンイツ仕掛けで、發をポン、3m2m4mのチーでこのテンパイを果たすと、發を加カンしてオヤの白鳥にプレッシャーをかける。
そこに向かって、藤田が終盤に4m切りリーチを敢行した。
待ちはペン7sと一見良くないが、ソウズの上目を使っているプレイヤーがほぼいない状況のため、絶好という判断。
鋭い読み通り実際にヤマに2枚生きていた7sを一発でツモり、藤田が2000・4000は2200・4200を決めた。
このアガリで、白鳥にオヤかぶりをさせながら、藤田がラス抜けを果たす。
南3局1本場ドラ9m
その後は、各プレイヤーとも決め手を欠き、状況が大きく動かず南3局を迎えた。
手が早かったのは村上。
5巡目にタンピン確定ならと、文句なしのリーチ。
これに対し、オヤの多井がドラと白のシャンポンで追いかける。
村上5枚 対 多井2枚、という残り枚数では村上圧倒的有利な勝負は、多井が白をツモって4000オール。
多井が一撃で白鳥に追いつく。
南3局2本場は村上のリーチに多井・白鳥ともにオリて、トップ争いはオーラスアガリ勝負へと持ち越された。
仕掛けの効かない白鳥に対し、多井が11巡目に3sチーから入って、安牌の中を抱える。
この点数状況、多井は村上や藤田のツモアガリでもオヤかぶりでトップになる可能性がある。
また、自身がノーテンで白鳥がテンパイだとしてももう1局ある。
そのため、ある程度守備を意識した手組みとした。
結果は、すぐに發がポンでき、藤田から7pを出アガリ。多井が接戦を制す。
さすがに非凡なバランス感覚を持つ多井、接戦ではきっちり勝ちを拾ってくる。
白鳥も2着であれば悪くない結果。
厳しいのは藤田、村上だ。いくつか鋭い攻撃が決まるも、なかなか決定打が放てない。トップの大きいこのルール、やはり決定打がなければなかなか上位に食い込むことは難しい。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)