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ふらっと旅人 / Flat Tabibito

ヘレナさんに学ぶグローバリゼーション 〜シューマッハ・カレッジでの学び〜

2019.06.16 08:18

はじめに宣言します、


吸収したことを、忘れる前に書き留めたいという思いで書いているので、まとめられず超長文です。

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ヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんに学ぶ

グローバリゼーションのクラス

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シューマッハ・カレッジ最初のクラスは、映画「幸せの経済学」の監督ヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんとのオンラインセッションからスタート。


ツアー主催者のソーヤー海くんと、ヘレナさんの「やぁ、久しぶり!元気?」みたいな会話から始まりました。


2人は既知の仲。

同じ方向に進む同志のような間柄なのかな、と和やかな様子を見ていて感じました。


このフレンドリー感あふれる感じは、通常のフォーラムや講座では、なかなか味わえない!


「仲間の輪に入れてもらうような感覚」がして、私も和むし(きっと、他のメンバーも)、贅沢だなぁ〜と感じました。



恥ずかしながら、映画については、タイトルを知ってるだけで、何となくしか理解していなかった私でした。


が、その分、衝撃を受けました!


※「幸せの経済学」については、こちらの記事がわかりやすいので、興味があればチェックしてみてね。




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ところで、グローバリゼーションって?

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「グローバリゼーションとは何か」については、大学でも学んだし、新聞やテレビでも、良く聞くトピック。


だから、大ざっぱには理解していたけれど、それは「頭での理解でしかなかった」と、

今回の講座を受けて気がつきました。


つまり、

どこか他人事。

違う世界の話よね、と。


「グローバリゼーションって、大企業、特に世界的な大企業の話でしょ?」


他には、これを読んでいる皆さんだったら、どんなイメージが出てくるでしょうか?


「グローバリゼーションなんて、外国と日常的に交流してる人たちの話でしょ?」


「田舎に暮らしているから関係ない」


「専業主婦(夫)で、外で働いてないから、

あまり関係ないでしょ!」


と、思う方もいるかもしれません。



けれど、


ムッチャクチャ、

老若男女、誰にでも関係があったのです!


と今回の講義を受けて、痛感しました。



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教育にも浸食しているグローバリズムの影 

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私が、特に衝撃を受けたのは、


グローバリズムは、教育の場面や、人々の日々の考え方にも影響を及ぼしていること。


でした。


〜〜〜


グローバリゼーション資本主義の世の中では、特に、給与の良い”いい仕事”を得るために、人々が、競争をして少ないパイを勝ちとる仕組みが出来上がっている。


今の経済の仕組みでは、大企業に資本は流れていきやすくなっているので、多くの人は、大企業で働きたいと思う。


つまり、子どもの頃から競争をすることに慣れさせ、大企業に就職して働くための準備をすることが『教育』となってしまっている。


これを聞いて「まあ、今の社会の主流の流れだよね。仕方ないんじゃない?」と、お思いになる方も、多いかもしれません。


または、

「自分には関係ないよ〜」と感じる人もいるかもしれません。


けれど、小中は義務教育なので、一応、全員が行くことになりますね。


なので、行く学校の種類は色々あるので全員とは言い切れないですが、


もれなく全員が、「洗礼」を受けることになります。


では、

どんな『教育』が繰り広げられているかといえば、分かりやすい例だと、ペーパーテスト!!


はい、この紙切れで、いつの間にか私たちは数値をつけられて、数値で判断されるようになります。


そして、大きくなるにつれて「偏差値」が登場し、「こいつはデキる奴」「デキない奴」と、さらに数値で判断されるようになります。


そして、ある親は、子どもに対して「もっと勉強をしなさい。偏差値が上がれば、進学する学校がもっと選べるようになるから」と言います。


また、ある親は「うちの子は勉強はあまりできないから、手に職を、と思ってます」と言う。


たった一本のモノサシで測られ、「できる」だの「できない」など判断され、人生を左右される子どもたち。


子どもたちは、犠牲者に見えますね。


けれど、実は大人たちも「犠牲者」と呼べるかもしれません。


なぜなら、大人たち自身も、グローバリゼーションの蔓延する枠組みの中で育ってきたので、「競争することが当たり前。」「疑う余地もない。」となっているからです。


だから、ついつい子供の勉強の様子に熱が入ってしまうのは、そんな社会でどうにか愛しい子どもたちに、生き残る術を伝えたいだけなのかもしれません。


だから、

「社会に出たら、みんな競争なの」

「良い学校に行けなきゃ、意味がないのよ」

「そんなお金にもならない仕事してちゃダメでしょ」

と子どもに言ってみたり。


ただ、こういう言葉で、

ダメージを受ける子どもたちは数知れず。


そうは言っても、

「そんなの当たり前だから、言って当然でしょ?」と思うかもしれません。


けれど、もし世界がグローバリゼーションの渦に巻かれていなかったらどうでしょう?


生まれた時から、このグローバリゼーション化された世界の中にいると、グローバリゼーションしていない世界を想像することは難しいかもしれません。



〜〜〜


日本史の教科書の年表を見て、


2019年の今だから、


「徳川幕府って265年も続いたんだね。

長かったんだね。

けれど、終わる時がきたんだね。」


と言うことができます。


しかし、江戸時代にリアルタイムで生きてた人にとっては、徳川幕府=神のような存在です。


しかも、江戸後半になれば、自分に近しいご先祖さまが過ごしてきたのも「江戸時代」。


だから、これからも、この「江戸時代」が続いていくのだろうと思うのがナチュラルかと思うのです。


けれど時代は変わり、「絶対」と思っていた体制は崩れ、変わってしまいました。



つまり何が言いたかったかというと、


グローバリズムという体制が廃れる日が、

いつかはやって来るかもしれないということです。


そうしたら、

色々な「絶対」が変わりだすはずです。


〜〜


脱線したので、話を戻します。



ヘレナさんから、

教育に浸食しているグローバリズム

の話を聞いた時、


「あー、

私の今までの人生は何だったのだろう。」


とか、


「私って何者なんだろう?」


となんだか虚無感に包まれてしまいました。



だって、今の時代に生まれていなければ、受ける教育や社会的な「良い」「悪い」ことも違うはずだから、だいぶ違う思考や価値観が浸透している私がいたのだろうなと思って。


必死に、受験勉強なんてしなくて良い世界だったかもしれないわけですから(笑)


塾で、成績が良くなくて「ゴミ」のような扱いを受ける必要がなかったかもしれないし(今の時代では、絶対に有り得ないようなスパルタ塾に子供の頃通ってました 苦笑)。


ぜんぶ、グローバリゼーションのせいだ!


なんて言う訳ではないけれど、グローバリゼーションの影響は、「経済学」の範囲を超えたところにまで浸透していたことが衝撃でした。