Bushidoと国際人。
『Bushido 2019 おもてなしプロジェクト』
というイベントにて
【結 -MUSUBI-】が講師を務めさせていただきました。
中学生の子どもたちが
日本文化と英語、さらにプレゼンテーションを 一挙に学びながら、
国際人を目指すプロジェクトです。
MUSUBIがレクチャーしたのは、
古武道の 稽古体験と
座学。
座学については
【古武道の成り立ち】と
【『武士道』の精神】
両面についての講義を
2日間かけて行いました。
その内容は実は、
大人でも考えることが非常に難しいであろう領域まで
提起してしまいましたので、
「子どもたちはどう受け止めたか、
本当に良き授業となっただろうか…」と
私自身、講義を終えた後でもなお、
答えは出ないほどだったのですが
わたしなりの真剣さで伝えた授業を、
どんな風にまとめ、発表に臨むのかは
子どもたちにお任せして、その力を信じるばかりで。
そうして迎えた
子どもたちの発表の日。
外国人の皆さまや
たくさんのお客さんの前で
礼の作法から 稽古の形まで
精一杯覚えて、披露して
座学の内容についても、
自分たちの言葉で考えて、まとめられていたことに
すごいなぁ、良かったなぁ
と思いました。
MUSUBIの担当は、二日間の授業のみでしたので
その後のリハーサルや発表の日は
仕事外だったのですけど…
子どもたちが、精一杯取り組んでいましたので
私も師範も、結局 付きっきりで
見守らずにいられなかったですね。笑
挑戦すること
経験の場数を踏んでゆくこと
真剣に物事に取り組むことって
大人も子ども、ない。同じでしょう。
わたしは、そうやって
勇気と知恵を発揮して
人生を前進させてゆく、人の姿が
好きなんですよね。
感動しちゃうんですよね。
この夏の経験が
少しでも、子どもたちの成長のきっかけになったなら
嬉しいです。
*
120年前
『武士道』を世界に知らしめた
新渡戸稲造は言いました。
「我、太平洋の架け橋とならん。」
そうして 国連事務次長となった
代表的国際人。
ーーー いま、こうして我々が、
【古武道】や【武士道】を通して
「国際人」という在り方を
子どもたちに伝えられたこと、
光栄で有り難く思います。
国際人とは。
オープンマインドで
フレンドリーであること
ばかりではなく
己の思い・軸が 立っているからこそ
…つまり、自立した精神であるからこそ
ほんとうの
友情 また 外交が 育める
ほんとうに
尊重し合い
助け合うことができる
優しくも、強く
毅然と
凛とした
在り方でもあると思います。
それは
『武』の精神の本質
そのものではないかと思うのです。