夏の終わり
作家陣の今月のブログ担当は奏多です。
もう8月も終わり。
奏多が住む北国では、ここ数日は肌寒く、夜は半袖では寒くなりました。
9月になればデパートのマネキンも長袖の秋冬支度になり、短い夏は終わったんだなと思い知らされます。
まあそれが北国の基本形。最近は9月でも暑く、残暑というものがみられるようになったり。
とんぼが大量発生すればもう本当に秋なんですが、今年はまだ遭遇していません。
北海道の夏はまだ続くのでしょうか。
あと2週間ほどで、北海道を襲った大地震から1年が経ちます。
忘れもしない夜(=朝方)3時。パソコンを止めてベッドに入ったのが地震10分前。
もしまだ起きていたら、パソコンのデータは完全に吹っ飛んでいたでしょう。
体がやけに揺れるけれどパソコンのしすぎか…など思っていた矢先に、音をたてて部屋が暴れました。ひっくり返った貯金箱から出た大量の小銭が、がちゃんがちゃんと色々なところにぶつかり、スピーカーが反対の壁にぶつかって来たり。
揺れが酷くてベッドから立ち上がれず、慌てて電気をつけようとも電気はつかず、暗い中色々なものが倒れてきて、それをこのどんくさい私が動物の本能でよけきり(笑)、母の元に行けば呆然としたまま固まっていて反応なし。
揺れがおちついて懐中電灯で照らせば、硝子製の食器の大半が木っ端微塵。
北国は地震がないからと耐震グッズなどつけてなかったために、食器は半壊でした。
停電だったために掃除機も使えず、一つ一つ手で拾いました。
中には亡き父の思い出のサイフォンや、学生の時に買って大切にしていた唯一のブランド食器もあり、どんなに大事にしていたものでも、予期せぬ一瞬にて壊れました。
もしも地震は起こらないと過信せずに耐震グッズをつけていたら、思い出は少しくらいは残り、ショックも少なかったかもしれません。もしも停電が起きてもすぐに復旧するだろうと軽んじず、長引く全停電に備えていたら、明かりがないとか携帯の充電がなくなってしまって連絡がつかなくなったとか、頭を抱えることもなかったかもしれません。
災害はいつどこで起きるかわからない。どんな災害においても安全を確保出来るよう、皆様も日頃のチェックや対策を万全にして下さいね。