8月24日(土)稽古日誌特別編〜虚構の劇団さんとのワークショップ〜
どーも、ぼくです。
あ、主宰のBobsonです。
本日は稽古日誌特別編です。
なんとこの日は、虚構の劇団の劇団員さんにお越しいただいてワークショップを行いました!
演劇界で虚構の劇団さんを知らない方はいないというほどの劇団さんですが、一応ご説明です。
虚構の劇団さんは、2007年に鴻上尚史さんが立ち上げた劇団です。
鴻上尚史さんは、私が演劇を始めた学生時代から「エゴサーチ」や「恋愛戯曲」などその作品に触れる機会が多かった方の1人です。
また俳優育成にも力を入れてらっしゃるので、「発声と身体のレッスン」「演技と演出のレッスン」などの所謂演劇の勉強のための本なども多く出版していらっしゃいます。
TEAM909の稽古でも私は鴻上さんの本を参考にして稽古内容を考えたりしています。
そんな鴻上さんが主宰されている虚構の劇団さんとのワークショップがどうして実現したのかというと…!
虚構の劇団さんで劇団員派遣企画というものを行なっていたんです。
交通費のみで劇団員の方を演劇サークルや中高演劇部、社会人劇団の稽古場に派遣してくださるというなんとも太っ腹な企画です。
ツイッターのタイムラインでその情報をキャッチした私は、「こんなチャンス滅多にない!逃したら後悔する!」と思い、見つけてすぐに応募したのです。
そして快く依頼を引き受けて頂き、今回虚構の劇団さんから溝畑藍さんと渡辺芳博さんにお越しいただいてのワークショップが実現したのです。
TEAM909の劇団員は、演劇ときちんと接するのがうちが初めてという人も少なくありません。そうするとうちの劇団員は劇団外部の俳優さんと接する機会がとても少ないのです。それでは、演劇に対するやり方、考え方などがよくも悪くも私の影響を多大に受けてしまいますし、考え方が狭くなっていってしまいます。
私は基本方針として「自分で考え、自ら成長できる俳優」の育成を目指しておりますので、劇団員たちにはなるべく外を知ってもらいたいのです。
ただ一概に外と言っても東京には劇団や俳優は玉石混交、溢れておりますから、レベルの高い俳優さんと同じ稽古場にいれる瞬間というのは、我々のような社会人劇団にとっては非常に貴重なことなのです。
そんな中で鴻上さんのもとで芝居をしていらっしゃる劇団員の方と一緒に稽古ができるなんて、こんなに嬉しい機会はありません。大興奮です。
虚構の劇団さんへの依頼としては、鴻上さんの「演技と演出のレッスン」から特に私が
独学ではなかなか難しいと感じていたワークショップを解説つきで、かつ一緒にやってほしいというものでした。
TEAM909の劇団員たちに虚構の劇団の俳優さんが、そのワークショップの中で何を考え、どう動くのかを学んでもらいたかったのです。
結果的には、劇団員たちが演技について深く考えるいいきっかけになったと思います。
質問タイムなどでも劇団員たちからの質問にとても真摯に答えて頂き、時には一緒に考えながら、劇団員たちに向き合って頂いて、本当に感謝です。
溝畑さんと渡辺さん、本当にありがとうございました!
短い時間でしたが、お二人の一挙一動、その全てが私含めて劇団員の参考になり、勉強になりました。
そして何よりとても楽しかったですっ!
本当はせっかくの機会なので私も一緒にやりたかったのですが、ワークショップの前々日に人生初のぎっくり腰になってしまい、靴下を一人で履くこともできないような体たらくになってしまったので、記録係に徹しておりました。
本当についてない。。。悔しい。
さて、気になるワークショップの様子ですが、ダイジェスト版として動画にまとめましたので、ぜひご覧ください!