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はちどりphoto

治安が悪そう を疑ってみる

2019.08.26 12:11

宙ぶらりんの

特に予定のない数日を過ごしています


昨日なんて日曜日は

基本ドイツはお店が閉まっているもんだから

それはそれは静かに過ごしました


娘とのふたり旅は気楽で楽しいのだけど

そもそも遊びが目的ではないので

ほかに会う人がいなかったり

現地で出会う人がいなかったりすると

「このままではいけない」感

「どうにかしなきゃ」感がふつふつと出てきて

たった2日で焦ってしまうものです




でも首都のベルリンを楽しみました


東ドイツと西ドイツは全然違うと聞いていたので

どう違うのかが楽しみでした


格安ホテルのスタッフは最高に素敵で

「あれ ここドイツかな」と

分からなくなるほど←



ホテルの近辺はベトナム人が多く住んでいるらしく

ベトナム料理店がいくつもありました

それがもう嬉しくて嬉しくて


すっかりベトナム語は忘れてしまいましたが

舌は覚えていますから



そして私たち完全に夏バテ


「北欧が涼しかったから暑さに耐えられなくてー」

なんて北欧かぶれをしてみたいところですが


ドイツではここ最近は熱波がすごくて暑い

けど扇風機があったらラッキー

エアコンなんて電車にだってついていない状況です



どこかお店に入って避暑できればいいけど

日曜日には空いているのは飲食店だけで

なかなかゆっくり涼めない


ホテルももちろん


入らない風をどうにか入れたくて窓を開けてみても

時間を気にしない大きなおしゃべりと車の音で眠れやしないぜ



完全に冬仕様の国なんです


この国はずっと エアコンが必要なかったんだよな…




これから西に移動します

ドイツも本当にあと少し


今回の旅ではもう戻れないと思うと 早くもドイツシックです



***



ハンブルグで泊まっていたところは

明らかに移民の多い地域でした


そこにいる人も濃いめの中東系だったし

いたるところにアラビア語の表示は多いし

トルコ料理のお店がいっぱい



そういう場所のサイトの口コミをみると

「移民系の人が多く治安が悪そうだった」

「移民らしき人たちがたむろしていて怖かった」

なんて感じの内容をよく見かけます

日本語で


一方でわたしは 「ちょっと怖いな」と感じることが全然ありませんでした


ラッキーなのかもしれないし(自覚してます)

鈍感なのかもしれませんがw


ちょっと前には

ドイツで難民の若者による凶悪な事件もあったし

なにも問題がないとは言わないけど

移民系の人々が怖いと 感じるかどうかは

当たり前だけど  人によります



実はベルギーでは

初めて駅に着いたときには少し怖く感じました


ドイツよりも雑多で

移民系の人が多くて物騒に見えました


ヨルダンもなんかもう目に入る人 全員が怖かった


そもそも知らないところって初めはそう見えがち



でも今は違和感を持たなくなりました

いたずらに怖がる必要がないという感覚が

私の中にどしっとしていて

特に何か思うことすらもないことに気がつきました



もしかするとヨルダンやトルコに行っていなかったら

その感覚は違ったかもしれません


そこでは女の人よりも男の人が集まっている様子をみる方が多かった

ふつうにたむろしてるんです

お茶してるんです



それから ここでは特に見た目で人が怖いかどうか

判断できることがあまりありません



日本で言ういわゆる「不良」の基準が当てはまらないから


老若男女 タトゥーなんてアクセサリー感覚だし

ワンポイントでおしゃれ♡のレベルではない

体をキャンバスだとお思いのような方も多いし

頭が緑色の人も青色の人も ふっつーにいるし

(おかげでダサいプリンの金髪がなんともまともに見える)

それがおばちゃんだったりもするし

ヤンキーかなんて見た目には全然わからないんです

(そもそも見た目だけで判断できるはずもなく)



だから大体の場合

ただ「移民」というだけで

怖いかどうか判断できることがあんまりない気がします



もちろん危ない人もいるのは確か

やっぱりじろじろ見られたらちょっと気味が悪い


近づかない方が無難だと思うような集団もあるだろうし

避けた方が良い場所もあるのですが

それはどんな人だろうが一緒のこと




移民の人たちをどう見るかは

どう接してきたか 

あるいは接してこなかったか が大きい気がします


そもそも普通に生活していては

アラブ系やアフリカ系、ラテンアメリカ系の方々と

接する機会の極端に少ない日本にいると それは仕方がないんですけど




偏見は無知からくることが多いです


自分は身を守るためだと思ってみても

実際に正しいことは分からないまま

そして自問自答しないままに

なんとなく偏見を持つことは 少なくないのではないでしょうか



それから差別につながり

誰かが生きにくくなったりしちゃう



それって友だちの種類の少なさも関係しているように思います



会話をしてしまえば

案外なんともなくなることもあるし

自分が「あ ちょっと偏見あるかも」

と思うような部類の人の友だちをつくれば 

きっとどんどんそれは小さくなっていく


そういう友だちを見つけたり

いろんな文化や人に触れる経験を

自分で積もうと思えばいくらだってできる時代です



これって国際的な話だけではなくて

実は実生活の足元にも転がっている話




30代にもなると

自分というものが出来上がってきて

自分の考え方や世間の波に疑問を持つ暇がなくなっていき

それがだんだんその人の人生となります


そう考えると  こわっ!!!笑


頭の柔らかいおばちゃんになりたいから

世界から刺激を受けつつ

新しい自分を見つけながら

相変わらず信念持って生きていこう