トップ目村上に「待った」! BLACK DIVISION 第2節 2回戦A卓レポート
4/9(土)22:20よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグ BLACK DIVISION 第2節 2回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
多井 隆晴(RMU)
村上 淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)
勝又 健志(日本プロ麻雀連盟)
鈴木 たろう(日本プロ麻雀協会)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
まずはここまで今一つ波に乗れなかった村上が、その鬱憤を晴らすかのように東1局1本場、東2局と連続のツモアガリでトップ目に立つ。
東2局1本場でも村上が8m、7sと連続で引いて自信満々の三色確定リーチ。
このリーチに対して現物の3pトイツ落としで回ったたろうが、トイツ落とし後すぐに無スジの9pを手出し。
無スジとはいえ、これだけではテンパイの是非や打点の高低を判断できないため、多井は村上の現物9sを打った。
すると、たろうが手牌を倒す。
40000点持ちのトップ目が相手とあらば、リーチにいきたくなるところ。
しかし、高目の6sが3枚切れ、安目の9sが1枚切れでは、3900+1本場300+供託1000の5200で十分と判断し、冷静に村上の勝負手を潰しにいった。
このアガリをきっかけに、スイッチが入ったかのようにたろうがアガり出す。
続く東3局では、リーチをかけると、先に仕掛けてテンパイを入れていた村上が4sを掴み、ウラが乗って8000。
さらに東4局オヤ番では、5巡目にこのイーシャンテンから何を切るか。
真っ直ぐに打つなら5sだが、たろうはここから9sを切り、タンヤオかイッツーを付けにいく。
すると9巡目には狙い通りタンピンドラ1のリーチ。
このリーチに対し、手の入りすぎていた勝又がトイツ落とし中の6sを真っ直ぐ押して一発放銃。
あっという間にたろうの持ち点が40000点を超えた。
しかし、その1本場、多井のリーチを受ける。
ドラアンコのイーシャンテンとはいえ9pのフリテン含み。安牌があれば迂回してもよいところだが、安牌もないため2sしか切る牌はない。
すると、これが多井に捕まり8000は8300。
これでたろうが村上と僅差のトップ争いをするところまで落ちてしまうが、最後にはたろうが競り勝ち、トップを取り切った。
これでたろうは多井をかわし、トータル2着目に浮上。
競り負けの2着となった村上もマイナスを少し返済することに成功したが、やはりトップがほしい。早めに村上らしい突き抜けたトップを見たいものである。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)