Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

J-WORLD TOKYOの思い出

2019.09.05 06:21

2013/7/11〜2019/2/17

 「ワンピース」「ドラゴンボール」「NARUTO」をメインにジャンプ作品の屋内型テーマパークとして池袋のサンシャインシティにオープンしたJ-WORLD TOKYOが6年間の営業を2019年2月に終えた。元々はナンジャタウンの2階だった場所が使われており、同じナムコが運営しているだけあって、アトラクションの雰囲気も近かった。閉園後、2019年7月にはVRを中心にした「MAZARIA(マザリア)」として完全リニューアルオープンしている。

 僕がJ-WORLD TOKYOに訪れたのは2017年の秋に一度だけ。その時、ワンピースにかなりハマっていて、東京タワーにあるワンピースタワーとハシゴしたのだ。iPhoneに残っていた写真をたまたま見返していて、妙に懐かしい気持ちになったので、閉園してしまった今、思い出としてしっかり残すためにも記事にまとめようと決めた。当時は一眼レフカメラを持っておらず、iPhoneでの撮影だけだし、夜に訪れて駆け足で回ったので(パーク規模としてはそれで十分だったが)、ちゃんとした写真がないのはご容赦いただきたい。

 平日の夜とはいえ、人が少なすぎるのはビックリした。サンシャインシティというショッピングモールの一番奥地に位置するのだが、入り口周辺には誰もいない。本当にやっているのか、心配になるぐらいで、正直な話、3回ぐらいは様子を伺いながら、入り口の前を往復してしまった。中に入っても、合計で10人ぐらいしかいない。スタッフの方が多いぐらいで、なんだか寂しかった。


シロモクバのカイテンモクバ

 ワンピースのメリーゴーランド。正直、かなり乗りたかったのだが、誰もいなさすぎたので、ヒヨってしまって乗れていない。メリーゴーランドが回転し始めると、ブルックが登場して演奏を始める仕掛けもあって良い感じだった。その時、女性2人組が乗っていたのだが、タイミングが悪く、上手く便乗できなかったのは悔やまれるところ(笑)。


チョッパークエスト ルフィ救出大作戦

 最初のアトラクションはチョッパークエスト。リュックに入ったチョッパーを背負って園内を回り、ルフィを救う薬の材料を集めるために、ミニゲームに挑戦するという内容。何も知らないで行ったが、はっきり言って、これの方がメリーゴーランドよりもよっぽど恥ずかしい。落ちてくるピンポン球をアームでキャッチするゲームやハンドルを回すゲーム、細い通路を綱渡りのように渡るゲーム等、ナムコ色全開で楽しいのだが、明らかにクリアできていないのに、成功になったり、何もできずに失敗になったりと、設定がガバガバだった(というか壊れている?)。ほとんど誰もいない園内で、可愛すぎるチョッパーを背負った、2人の同士(男性と女性、どちらも1人)と何度かすれ違ってしまうのは、お互い気を使ってかなり辛かったが、園内スタッフが積極的に声かけしてくれこともあり、かなり楽しめた。最後に処置室で結果発表。写真撮影があり、オリジナルの指名手配書が作られて、園内にある画面に映し出される(ゾンビブレイカーと似ている)。ミニゲームの結果によってその時に周りに表示されるキャラクター数が変化するらしい。


B+


ソルジャードックアドベンチャー

 園内で一番大きなライドでメインアトラクションのはずなんだけど、ほとんど記憶にない。なんだか、かなり安っぽくて、しかも、短かったイメージだけが残っている。ライドには、ライトがついており、コース途中にある貝に光をあてるように説明を受けたのだが、特に変化がなく、ポイントとかがあるわけでもないので、よくわからなかった。ミニメリー2号とシャークサブマージ3号を模したライド(このクオリティは高い)が交互に動いているのだが、運悪くシャークサブマージ。お目当てのミニメリーに乗れなかったのも残念だったが、もう一度乗る気にもなれず。閉園を待たず、2018/5/6で先行してクローズしたが、やはり人気がなかったのだろうか。


C+


ぶっ飛びバーチャルコースター ZENKAI 筋斗雲

 続いて、ドラゴンボールのコーナー。最初に乗ったのはZENKAI筋斗雲は2017/7/15オープンと新しいアトラクションで、他のアトラクションと比べても、プレショーやライド自体に仮設感が強かった。筋斗雲に乗れるというコンセプトは良く、1人乗りの筋斗雲を模したライドに立ち、体重移動で操作しながら、目の前のドーム型スクリーンに映し出される3D映像を見るという、なかなか斬新なシミュレーションライドなのだが、実際には映像のクオリティは低いし、目の前で風やミストをかけられているのがもろわかりなので爽快感もなく、全く楽しくなかった。途中で飽きてきて、降ろしてくれとまで思ったのは久しぶりだった。


C


はなとうぜ!かめはめ波!!

 ドラゴンボールは全く見たことないが、かめはめ波はさすがに知っているぐらいの人間だけど、このアトラクションには興奮した。3D映像は1面のスクリーンに投影されるのを見るのが一般的だが、このアトラクションではグループごとに白い小部屋の中に入り、その四方に壁に3D映像が投影される。その立体感は今までにない感覚で、実際にかめはめ波を撃っている気分に本当になった。USJ風の言い方をするとまさに「かめはめ波・ザ・リアル」だ。残念なのは、体験時間が非常に短く、かめはめ波を2発しか撃てないこと。フリーパスなら許せるが、単券800円でこれだとガッカリするに違いない。しかし、ドラゴンボール好きには間違いなくたまらないアトラクション。そんなに大きなスペースも取らないので、何かしらのイベントなどでもできそうな気もするのだが。


B+


つかもうぜ!ドラゴンボール!!

  ドラゴンレーダーという端末を使って、7つのドラゴンボールを集めるためにミニゲームに挑戦するアトラクション。チョッパークエストと似た趣向だけど、園内を回るのではなく、このアトラクション用のエリア内を回る。ナンジャタウン時代のアトラクションの再利用らしく、結構雰囲気もあり楽しかった。ミニゲーム自体の難易度は高めで、かなりシビアなものが多かった。個人的には、最後の神殿を模したエリアに行く為に階段を降りていくというのに興奮。つまり、1階下のナンジャタウンのど真ん中に埋め込まれるようにアトラクションがあるということ。最後には元々、ナンジャタウン内の移動に使われていたエスカレーターを使って上へ戻ってくる。現在は、J-WORLDからMAZARIAとなり、またナンジャタウンからの通路として使われているとのことで、その為だけに再訪したい気持ちがあるぐらいだ。


B+


激闘!!忍界大戦絵巻

 最後は「NARUTO」のアトラクション。こちらも予備知識ほとんどゼロで、忍者の話だというぐらいしか知らないのに、入り口にスタッフがおらず、誰もいない中で、思いの外、待たされて心が折れかけた。骨伝導式のヘッドホンから聞こえてくるキャラクターの声を頼りに忍者の戦いに参加するというアトラクションで、雰囲気としてはナンジャタウンにあった妖怪ウォッチと似ている。最後の戦いは、スクリーンにボールプールのボールを投げるゲームになっており、ナンジャタウンのガンガンナーmeetsひらパーのマジカルボルケーノという感じだった(ごく一部にしか伝わらない例え)。有料だが、キャラクターに扮したキャストと回れるツアーも実施されおり、その兼ね合いで、放ったらかしにされてしまったようだ。ナルトが好きな人には楽しいだろうし、無線機を1人1台持ち歩くというシステムは面白かったが、全体的にクオリティは低かった。


C+