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徒然なるSATOMI

コンプレックスの根源

2019.08.26 23:21

諸悪の根源みたいな。


小学生の頃、歌が好きで好きで仕方なかった。

でも、一回自分の声をマイク越しに聴いて、自分の声がなんだか変なことに気づいた。

だから、気をつけて歌ってみた。

それを聴いた姉は

「あんた、幽霊みたいな声やな。気持ち悪。」


それから私は、歌うことがちょっとイヤになった。


幽霊みたいな声をどうにかして、ハッキリさせたい。そんな想いで歌った。

変な癖もついた。

でも、個性だと言い聞かせた。

それは、無理して歌っていた。


ファルセットしか出せなくなってしまった時もある。

クラシックからポピュラー音楽を勉強しだして、大阪にいたときもボーカルレッスンに通っていた。

自分のファルセットが、ミックスみたいな声になってきた。

でも、自分の声は、好きにはなれなかった。


結婚して、関東に来て

ゴスペル始めてしばらくして、

歌えない時があった。

クリスマスライブの前。

師匠にめっちゃ迷惑なメールを送った。

「歌えないです」


…ぶっちゃけ、なんでそんなに深くお話もしなかった、今は師匠と勝手に呼んでるいわゆる「いち、ゴスペル講師」に送ったのかまったく分からなかった。ただ、藁にもすがる想いだった。

まぁ、今に至りますけど。


歌うことが好きなのに、コンプレックスで歌えないなんて。


コンプレックスの根源は、必ずある。

それを認めてあげること、いま現状の声を知ることが一番「今」を認識してくれるのでは無いかと思う。

課題を渡されたときにめっちゃ嫌がって、師匠に暴言吐きまくったけど。。。


繊細すぎるよ、私…。

それは、自信のなさの表れだけどね。


まだ分かんないけど、これがベストかはわからないけど、

自分の声は、認識できたと思う。

多分、ベターくらいになったと思う。


あの頃の自分と、少しは和解できたかな。