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火祭りロードレース参戦記

2019.08.27 00:41

自分のことで恐縮だが、僕は2008年第33回駿府マラソン(ハーフ)が初レースで、調べてみたらこれまで37回ハーフを走っていた。その中で、唯一2時間を超えてしまったレースがある。2010年の火祭りロードレースだ。2時間12分07秒。あまりの暑さと坂の多さと(当時の)給水の少なさに、それ以来エントリーすることすら躊躇している。その火祭りロードレースに毎年出場し、しかも毎年自己ベスト更新を目指すタフガイがいる。そのタフガイM-shitaさんから投稿をいただいたので、前置きはこのくらいにして早速以下ご覧いただきたい。




個人差はあるが統計によると平均的なランナーのピークは40代後半らしい。自分もその年齢に差し掛かり、いつ下り坂を迎えるのか、最近は少し冷や冷やしながら大会に参加している。

夏場の練習の成果の確認とスムーズにシーズンインするためにこの大会に出始めてもう10回を越えただろうか。アップダウンも激しくタイムは望めないが夏の定番行事となっている。

今回は更に負荷をかけ、前日に月例しまだリバティ30Kを走り、あえて低エネルギー、筋肉疲労の状態で臨むことでフルマラソン後半の状態を体験出来るという「週末ドカ走り」(❇︎ランナーズより)を試してみたく、ある種の人体実験を兼ねてのチャレンジとなった。

目標タイムは昨年のコースベストである1時間35分切り。

果たして吉と出る凶と出るか。

スタートは富士北麓公園陸上競技場。スタートブロックから3列目辺りを陣取り号砲を待つ。空気は湿気が少なく爽やかだか、照りつける太陽は容赦がなく、ノースリーブの肩先をジリジリと焦がす。10秒前からカウントダウンが始まり9:30に一斉スタート。

前半のキツい上りを警戒し抑えて入ったつもりがアドレナリンのせいかラップは3'57を刻んでいた。ここから一気に7.5キロまでは約300mアップの上り坂に。

ここで一気に、最初のオーバーペースと昨日の筋肉疲労が重なり自己嫌悪に陥るほどの疲労感と後悔の念に苛まれた。次第に同じ位のペースであろうランナーと抜きつ抜かれつを繰り返しながらようやく頂点に到達し折り返し。途中走ろう会ランナーとすれ違いでエールを交換しギアを入れ替える。

10キロの通過が概ね48分。単純に倍にしてもコースベストは危い状況だったがおよそ6キロの下りを3分台後半でまとめ、何とかコースベストを狙えるラップに戻してきた。最下点の側道沿は例年日陰がなく厳しいエリアだが無難にまとめ最後の上りも粘り切り何とかゴールイン。


記録は1時間33分48秒と今年もコースベストを更新することが出来た。


記録が残っている11年前の2008年大会の1時間43分25秒から10分ほどの短縮となった。

更なる進化を感じることが出来た安堵感と今シーズンの展望が開けたことが嬉しく、当面の目標としてまだ成し得ていない、しまだ大井川マラソンでのサブ3をあえてこの場で誓いたい。


追伸:文中、噂の二人の描写を盛り込もうとしましたが、私も大人ですので…笑





すばらし~!!!コースベストおめでとうございます!年を重ねるごとに進化してるところがかっこいい。それにしても、火祭りRRを「夏場の練習の成果の確認とスムーズにシーズンインするため」と位置付けちゃってるところがプロっぽい。僕も来年は出場を(あくまで)検討したいと思います。すばらしい内容の投稿、ありがとうございました。「噂の二人」編もお待ちしています(笑)