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子どもの権利条約を守る会🧡

子どもの「会いたい」を叶えられる社会へ 「ウォーキングフェスin浅草9.22」開催

2019.08.27 03:05

親に会えない子どものための

[ウォーキングフェス]開催 

(9月22日13:00-14:00 浅草花川戸公園(北側)出発〜浅草寺周辺一周〜隅田公園着)

集合12:45


様々な理由で親と離れて暮らしている子どもたちの「親に会いたい」という気持ちを叶えられるような社会にするために、ウォーキングフェスをキッカケとして、「会えない親子が多くいること」を広く世間に知っていただき「子どもの権利」が守られる社会「親子が引き離されることは良くないこと」という世論形成「子どもを主語にした家族法の見直し」を目指します。


背景

憲法問題とは違うもう一つの9条問題があります。それは「子どもの権利条約第9条」の問題です。

日本は1994年に「子どもの権利条約」に批准したにも関わらず、国内法整備を怠っています。民法にも「子どもの権利」は謳われていません。そのために「子どもの人権」が侵害され、様々な社会問題を引き起こしているのです。


子どもの権利条約第9条では「子どもは親に問題があると認められない限り、その父母の意思に反して親から引き離されない権利を有する(略)」とありますが、日本ではこれに反して親から引き離されている子どもが増え続けています。

例えば離婚親権紛争問題では「単独親権違憲」や「共同親権」を求める議論が高まっています。これは先進国で唯一共同親権ではない日本において、子どもの権利に反して離婚後は強制的に片親に親権が渡るためです。もう片方の親は親権を剥奪されてしまい、離婚という大人の事情で子どもから片親が奪われるのです。H28年の離婚件数は20万件を超え、そこに巻き込まれる15万人の子どもたちがいます。面会交流調停は13000件を超えて激増しているのは(‪H10年293件、H15年638件、‬H21年6924件→H29年13161件)離婚すると充分に親子が会うことが出来なくなることを表しています。また日本は協議離婚が多いため、子どもの養育についての取り決めをしないで離婚するケースも多く、離婚後に子どもの養育を放棄する親も多くいます。子どもと同居親が望んだとしても会えない状況に簡単にできる制度なのです。

子ども権利条約第9条に「親に問題が認められる」と書いてあることで、些細な夫婦間の言い争いを拡大解釈させ、虚偽にも近いDVや虐待として申し立て、支援措置を得るような問題も起きています。支援措置とは片親と子どもの面会遮断という形に現れます。

と同時に離婚ではなく別居時においても同居している親の意思で「子どものパパ(ママ)に会いたい」という気持ちは押さえ込まれてしまいます。さらには別居しているというだけで行政や学校から差別されることもあり、運動会などの行事への参加を断られる別居親もいます。親が応援する姿を子どもに見せてあげることが出来ないのです。

「子どもの親権争い=子どもの奪い合い」となり「子どもの連れ去り問題」に発展し大きな問題にもなっています。

これは国内だけではなく、国際結婚での離婚時親権争いにも日本の制度は悪用され、子どもと引き離された外国人親達からの非難の的となっています。海外メディアからの「日本の子ども連れ去り」に対する発信も増え、フランスのマクロン大統領、イタリアのコンテ首相、アメリカのトランプ大統領などからも言及され非難されています。(参照 ワシントンポスト)これは日本がハーグ条約(国際間の子の連れ去りに関する条約)に批准しているにも関わらず、国内法整備がされていないことと、子どもや家族に対する考え方が日本と諸外国では大きく異なるために起きる問題です。

また、虐待増加を受けて児童相談所の権限強化などの対策の中、「虐待の疑い」で「一時保護」された子どもたちからも悲痛な声が届きます。「疑い」だけで保護できる仕組みですが、その陰で虐待もないのに保護されて親子分離され面会制限や遮断に苦しんでいる親子がいます。(被措置児童の虐待の届け出や通告があった中で虐待と認められた事実はH28年度で32%)何も問題のない家庭の親子が長期間まったく会えない状態になるのです。子どもたちは施設で「親に会いたい」と泣いています。なぜ悪いことをしていない子どもが隔離され泣かなければならないのでしょうか。


これらの「離婚や別居」「国際間の子どもの連れ去り」「児童相談所保護」などで一番苦しむのは子どもたちです。

前国会の法務委員会では、「共同親権」について活発な質疑が繰り広げられましたが、その中で安倍総理は「共同親権」について「もっともだという気もする。子どもはお父さんにもお母さんにも会いたい気持ちだろうと理解できる」と述べました。

 

「被害者は子ども」この認識を広く知っていただきたいのです。

親に会えない子どもたちは、それでもその現状に対応しようと本当の心を押し殺して生活します。愛着障害、自己肯定感欠如など心に傷を抱えます。片親を子どもから疎外して子どもを苦しめることは「虐待」であるとの考え方も世界的には認識されています。

また、こうした日本の子どもに対する人権侵害について、国連子どもの人権委員会からは勧告も受けています。


「親に会いたい」という子どもの気持ちを尊重する社会になることで、良い影響が生まれてくると考えます。

例えば、「働き方」の問題です。家族と過ごす時間を最優先に考慮するような「働き方」が求められるでしょう。労働時間短縮、残業、有休、時差出勤、社内保育など「何のために働くのか=家族を守るため」という出発点から議論されてくることとなるでしょう。

また、「女性の社会進出」「シングル家庭の育児問題」「福祉支援」においても「親に会いたい」子どもの気持ちを尊重した議論がされることを望みます。「保育園を増やす」政策は育児の助けにはなりますが、同時に「親と過ごす時間」の確保の政策も進めないと子どもの心は置いてけぼりになってしまいます。社会的養育のみを進めるのではなく、「親子の愛情」を育むような施策を中心にしながら、困った時の手助けとしての「社会的養育」を求めます。親と子どもが緊密に触れ合う時間は、何よりも大切なのです。


国際化、多様性、貧困問題、そうした流れの中で、子どもの心を守って行くことが何よりも大切だと私たちは考えます。日本の未来は子どもたちの未来なのです。


そうした国内外の動きの変化の中で、一番大切なのは日本国民一人ひとりの認識であり、広く世間に「子どもの権利を守るのは当然」という共感作りだと感じます。そのキッカケとなるような「ウォーキングフェス」であり、皆様にも協力を頂けたらと願うばかりです。是非、取材などご検討頂けたらとお願い致します。


主催

「子どもの権利条約9条を守る会」

✴︎この会は、全国の大小様々な当事者の市民団体(離れて暮らす親子の会など)が集まり「ウォーキングフェス実行委員会として協力し発足した会です」


メール

con_rights_child9@yahoo.co.jp



✴︎この文章及びPOPは作成途中なので、誤字脱字、英語表記の間違えなどありましたらご容赦ください。随時修正していきます。