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ぐっさんのブログ

美容師求人について学びを記す

2019.08.28 01:17

先日「美容師の採用、定着について」というテーマの勉強会に参加しました。


その時の学びを記しておこうと思います。


【美容学生の人口推移】

入学者数は2005年をピークに右肩下がりですが、2010年からはほぼ横ばい。


卒業者数も同様。

【美容室軒数】

美容室軒数は右肩上がり、理容室は減少傾向。

【ポイント】

・美容室は増えていて、今の段階では入学者数は横ばい

・美容学生1名に対して美容室は50社から60社の中から選ばれる

・美容室の約9割が3人未満のサロン

・美容学校の先生がサロンを見ているポイントは1年以内の早期離職率(10%未満)

・早期離職率は卒業生100人のうち何人辞めるかで算出している(100人中10人が辞めたら早期離職率10%)

・先生が早期離職率を気にする理由は高校の進路指導の先生に美容学校の営業を掛ける際に必ず聞かれる数字だから最重要視される

・ヴェルエヴェルの昨年実績は早期離職率14%前後

・関西なら月曜日、関東なら火曜日の美容学校の先生は1日に20社近くの美容室と面談している

・就職ガイダンス後の美容学生の感想で1番多いのは「どこも同じ様な事言ってる」

・そもそも美容学生が美容師を志すのは大体3割ぐらい、残り7割はネイル、まつ毛、エステ、美容関係以外

・就職ガイダンスでは若手、幹部とのやり取りの空気感を見られている

・待遇面(関西):初任給19万、社保完備、完全週休二日、有給消化5割

・美容学生の8割以上は就職先を選ぶ際にインスタをチェックしている

・2009年から2018年の18歳人口は横ばい


【僕なりの考察】

美容室の軒数は増えているけど、美容学生数は横ばいなので、より売り手市場になっている。


なので、美容学校の先生への営業活動、学生の採用活動の際にいかに他のサロンがやっていない事をやるかが重要。


美容学校の先生も1日に20社のサロンと話していると、先生も人間なんで1社辺りの印象が薄まってしまう。


美容学生も就職ガイダンスに出たとして、平均で3社近くブースを回るそうですが、その時の感想も「どこも同じ感じ」となっているので、《説明》ではなく《プレゼン》が必要。


《説明》は理念、カリキュラム、待遇を話す事。


《プレゼン》は自分の体験を交えたリアルな話をする事。


特に学生と年齢が近い方からのリアルな話は美容学生の耳にも入って来やすい。


そもそも美容室に就職をしようかすら迷っている学生の心を動かすには「美容室に就職しよう」という動機付けと、「ここの美容室で働きたいんだ」という理由付けになる様な「美容師になって良かった話」と「ここのサロンで働いて良かった話」の様に絶対に嘘を付かずにリアルな話をするのが心を動かすには重要になってきます。


就職ガイダンスには1年目、2年目と幹部を連れて行くのが良い。


何故かと言うと、美容学生が気にする《人間関係》っての根本は「私はここでやっていけるのか?」という悩みからくるもの。


若手の方と、幹部とのやり取りの空気感を気にしているからガイダンスへいく構成はオーナーだけじゃなく、若手が居たら若手も連れて行く方が学生により伝わりやすい。


後は8割以上の学生がインスタで情報収集をしているので、採用活動する方はインスタの活用は必須になって来ます。


ツイッターは5%未満だそうです。


インスタの活用方法もレッスン風景ばかり上げるのでは無く、時にはプライベート、時には仕事の様に、楽しい雰囲気のインスタを上げる。


後、個人的にはストーリーのインプレッション率は侮れないと思うので、ストーリーもフル活用する。


ストーリーもスタイルばかりじゃなく、お客さんとの楽しそうな動画、スタッフとの楽しそうなやり取り、その人のプライベートが分かる動画を上げて行くのがストーリーの良い使い方だと思う。


「共感見込学生」という考え方でインスタを活用する。


【インスタ】

1.リスト作り、集客

2.共感見込作り

3.就職ガイダンスでブースに来てもらう

4.サロン見学

5.面接

6.内定


まず共感見込学生を作る一歩目はインスタの毎日投稿、ブログでの思想の発信


自社を選んでもらうステップとして

①一度も会った事ない

②一度、会ったっきり

③SNSで繋がっている


選んでもらう確率を上げる為に③を目指す。


美容学校の先生への営業活動については先生が1番見ている数字は「早期離職率」です。


高校生への営業活動に関わってくるから重要視されています。


あとは、挨拶回りもそうですし、ガイダンス後にも「〇〇君ブースに来て貰ったんですが、何て言ってたまた聞いて下さいません?」という様に挨拶だけじゃなく、ガイダンス後も先生との関係性を作る。


仮にスタッフが早期離職した場合も先生に「〇〇さん就職して頂いたのに、〇〇の理由で退職してしまいました。」という風にスタッフが辞めた時も正直に先生にお話をする事で、更に関係性を強める事も出来る。

まとめ

日本全体が超売り手市場になっています。


個人的には美容室だけが特別人手不足では無く、他の業界でもインフラ、事務系以外は人は足りてません。


あと、美容室だけが離職率高い訳ではなく、他の業界も同じ様なもんです。


学歴別早期退職率を見ると7.5.3(しち、ご、さん」と言われてる用に中卒7割、高卒5割、大卒3割が早期離職しているのが現状です。


なので、美容業界だけが特殊の様な風潮がどこかしら有りますが、そんな事は有りません。


なので、そんな風潮に負けずに頑張っていきましょう!


では。