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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

自立型学習塾とはなんだろうというあなたへ

2019.08.29 15:05


「自分で勉強できたら最強」


よく生徒にこんな話をします。ここでいう勉強とは、「目標達成の手段」のこと。


目標が志望校合格の子もいれば、希望の職業に就くことの子や、資格取得や、成績アップや、苦手克服の子もいるでしょう。そんな目標達成への手段の一つに成り得るのが勉強です。


もちろん勉強することで、目標達成以外の付加価値も得られます。学力増強や知見の広がり、困難への立ち向かい方の幅が広がる、楽しみなど、手に入れられる恩恵は多岐に渡るでしょう。まぁ、とりあえずそれは今回置いといて。


そんな勉強が、自分一人でできたら最強です。そりゃそうでしょう。一人でできれば時間もコストも最小にすることができますし、いつでもどこでも経験値を貯めてレベルアップできるのですから。


一人でできないとそれだけ時間もコストもかかります。経験値貯めるのに、いろんな要素を考えなくちゃいけなくなるんですね。


ドラクエでもFFでも、誰かと一緒でないと先へ進められないとなれば、物理的にゲームクリアは遅くなりますよね。「ねぇねぇ、この洞窟怖いから、一緒にやろ」とお兄ちゃんを誘う弟は可愛らしいけれど、お兄ちゃんの予定も考えなくてはいけなくなりますし、そのうちお兄ちゃんが「じゃあ付き合ってやる代わりに1回100円な」と言い出したら、クリアできない可能性も高まります。それにしても極悪非道なお兄ちゃんですね。


「もういい!自分で進められるもん!」と自分で進めた方が早いのは確かです。勉強だってそれは同じ。


目標達成のために、参考書や教科書を手に取り、自分で読み、問題を解き、課題を発見し、その解決策を導き、それを踏まえて練習をし、目標達成をする。


まぁ、こう書くと簡単ですが、それがなかなか難しいわけなんですよね。子どもだけでなく、大人だってそれは同じです。勉強以外のことで例えるとわかりやすいでしょうか。


例えばダイエット。ジムがなくても運動すれば痩せるわけですが、ジムに行った方が効果は出やすいですよね。ついつい一人だと食べちゃったりサボっちゃったり怠けちゃったりするんです。ジムに行けば「あれやって、これやって」と指示されますから、楽チンです。それに場の雰囲気も相まって、やる気も出てくるかもしれません。それにジムに通って成功すれば、ぐるぐる回ってスポットライトが当たるCMに出られるかもしれません。


誰だって褒められるのや認められるのは気分いいですから、自分の頑張りを見ていてくれる人が近くにいるっていうのもジムの強みでしょうか。一人だと孤独ですよね。ティンティンティロンティーンと効果音つけて自分で自分を照らしてみても切ないだけです。


切ないだけならまだしも、折角培ってきたやる気も失うかもしれません。一人であれば、そんな時、激励してくれる味方もいません。暗雲かかった気持ち一つで習慣は瞬く間に崩れ、元の体型、いや、リバウンドでさらに肉増し増し大増量してしまうかもしれません。恐ろしや。


それだけではありません。ダイエットに失敗した私は傷つき、すべてのことに自信をなくし、挑戦することを諦める人になってしまうかもしれません。「どうせ何やってもダメだ」そんな風に心に刻み込まれた呪縛は、ありとあらゆる行動を制限し、気力や体力を奪っていきます。人生真っ暗闇。たまらなくなった僕はこう叫ぶのです。「だってポテチ美味いんだもん!」ん、何の話でしたっけ?


なんだか前置きがあらぬ方向へ向かってしまいましたが、そんなジムの勉強版が、塾にあたるんでしょうね。ここから本題です。


近年、従来の「勉強を教える」塾とは少し違う、「自分で勉強すること」を応援する塾が増えてきました。


巷ではそれを「自立型(空間型)」なんていう風に呼んだりします。業界では、昔からある「集団指導」「個別指導」と並べて、「自立型指導」と区別されることが多いですね。


「自立型」はその名の通り、先生が必要以上に生徒に情報を提供することをしません。あくまで自分一人で勉強を進めることがポイントで、先生は困った時に手を差し伸べたり、相談に乗ったりしてくれるだけです。


人は、誰かに教えられている時間や説明を受けている時間に成長するのではなくて、自力で実践している時間に成長するのですから、これは案外理に適っています。


ただ、塾としては、その辺りのバランスをとることが難しい。自分一人で勉強進められたらそもそも塾に行かないですからね。一人でできないから、塾へ来る。そんな子に対して、どこまで介入するかが「自立型」の教室長の腕の見せ所なわけです。


「自立型」は、他の2つに比べて、生徒や保護者の満足度を上げるのも難しいです。世の中ではまだまだ「教えてもらうのが塾」というイメージって根強いですからね。


ただ、前述の通り「自分で勉強できたら最強」です。「自立型」は、その状態を貪欲に目指そうとする、塾界の新進気鋭なのです。


というか、集団形式でも個別形式でも、優れた実績や成長を誇る塾は、どこもこの「生徒が一人で勉強する時間」を大切にされている印象があります。やっぱりそこが一番伸びるんですよね。


そうそう、最後にお知らせです。


そんな「自立型」で実績を残した素敵な塾の先生方が、こういったイベントを開くそうです。


ネタバレをすれば、先日、こういった会のお知らせを受けて、こんな記事を書いてみようと思い立ったんです。残念ながら、その日僕は予定があり、参加させていただくことができないのですが、なんとも興味溢れる会です。


10月6日は、みなさんご存知、世界初のトーキー映画『ジャズ・シンガー』が初公開された日でもあります。なんだか時代が変わっていく足音を感じますね。


自立型学習塾の作り方」イベント、これはとっても楽しそうです。このブログでこの会を知って「参加してみよう」と思った方がいたら、あとで僕に内容を教えてください。冗談です。改めて、受験コンパスさん、素敵なお知らせをありがとうございました。


と、ここまで書いて気付きました。


これ、「自立型学習塾の作り方」イベントではなく、「ICTを使った自立型学習塾の作り方」イベントやん!一行変えてあるから気付きませんでした!


というわけで、ICT?なんだそれ?そんなあなたへ向けた記事は、次回のお楽しみ。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

珍しく続きます。