【NAIA1】マニラ・ニノイアキノ空港が生まれ変わった
2016年3月のフィリピン・マニラ旅行。
まず最初に驚いたことは、NAIA1(ニノイアキノ空港ターミナル1)がリニューアルし、以前とは全く違った明るさになっていたこと。
以前のNAIA1といえば、暗い、古い、怪しい、怖い、危険…ネガティブな言葉をずらりと並べたくなるようなターミナルで、できることなら利用したくない空港でした。
どんな感じだったかと言うと…
・空港スタッフは笑顔を見せずに警戒
・イミグレは行列、預けた荷物はいつでてくるかわからない
・両替所が薄暗く、店舗によってレートが違う
・出口の外にはツアー等のお迎えの姿はなく、ライフルを持った警備が立っている
・空港タクシーが怪しい、ぼられる
・空港職員や警察が、賄賂を要求する
・荷物に銃弾を入れられ、賄賂を要求される事件が頻発(2015年の話)
・手荷物検査とボディチェックは男女別に分かれていて、全身触って検査
・カフェやレストランがほとんどない(ラウンジのみ)
・免税店もほとんどない
・スリ等の警戒が常に必要
以前のNAIA1の様子の写真を出せれば話が早いのですが、なんせ、空港内でカメラやスマホを出すのも危険といった雰囲気で、写真がないのです。2年前は、スマホも掏られましたし。
そんなNAIA1が、今回、リニューアルされていてビックリ。
カーペットは明るい色に変わり、照明は柔らかで明るいLED。
イミグレスタッフは女性が多く、笑顔で、子供にも優しい。
バゲッジクレームもきれいになり、荷物もすぐに出た。
両替所は明るい場所に移り、対応もわかりやすい。
出口付近に、ライフルを持った警備がいない!
到着時、ここは本当にNAIA1??と、おずおずとカメラを出して写真が撮れた、ということが何よりの変化です。
帰国時は、出発階の入口でまず荷物検査があるのですが、そこの職員もにこやか。
JALのチェックインカウンター案内もわかりやすく、にこやか。
手荷物・ボディチェックも、日本の空港と変わらない。
ボディチェックの職員が、息子が持っていたヌイグルミを抱いて「もらっていい?」なんて冗談も言う。以前の職員たちは皆、犯罪防止の任務を全うする鋭い目付きだったのに。
免税店もできて、スタッフもにこやか。
なんと、子供の遊び場があった!!
滑り台、絵本やレゴなど、時間をつぶすには充分なオモチャがありました。
ただし、できてまだ1年弱だと思われるわりには、使い古した感じでしたが。
軽食が取れるカフェもいくつかありました。
NAIA1に、illyやスタバがあるなんて…
以前は、JALのゲートに行く前に、もう一度、手荷物検査があったのですが、それもなくなり、JALのサテライト前に小さなお土産店とカフェができていたのには、最後まで驚き。
思わず、お土産店で、息子にジプニーの玩具を買ってしまった。
マニラの交通渋滞は相変わらずで、14:25マニラ発のJAL便に乗るためには、早めにホテルを出て空港に向かうことは必須でしたが、今のNAIA1なら、早く着いても時間をつぶす場所ができて、便利になりました。
空港内では、FreeのWi‐Fiも安定していて、通信が早かった。
出発までの待ち時間を過ごす場所が、航空会社ラウンジか有料ラウンジしかなかった以前のNAIA1からすると、すごいリニューアルをしたものです。
そうは言っても、シンガポールなどの最先端空港とは比較しちゃいけませんけども。
最近、語学留学で、マニラやセブが注目されています。
親は大学に通い、子供はシッターと一緒にプリスクールに通うという、親子短期留学なども。
以前のマニラのイメージしかなかった頃は、あの国で親子留学?!と思ったものですが、2年ぶりに行ってみて、これなら出来るかもしれない…と、印象が変わった旅になりました。