海の目の前に住むという選択
海の目の前で暮らし始めて4年
サーファーなら誰もが一度は夢見るに違いない
ポイントの目の前で暮らすという贅沢
窓からはブレイクが見え
波の音を聞きながら眠りにつく
と書くとロマンチックな話だけど
実際に海の目の前で暮らすのってどうなのよ?
と思ってる方へ
【メリット】
・歩いてサーフィンに行ける
これはもうこれ以上無いサーファーにとっては極上の贅沢
徒歩1分で海の上
・ドラマチックな景色を観れる
ここは西海岸なので素晴らしい夕陽を見ることができるし
季節で移り行く太陽の沈む位置で地球の公転と地軸の傾きを感じる事ができる
・波の音が子守唄
程よいサイズの時は最高の子守唄になる
【デメリット】
・あっという間に車が錆びる
とにかくすごい・・・
南〜西風の嵐では雨に混じって海水が降ってくるので車も家も塩まみれ
・前線通過時は嵐で眠れない
台風と変わらない風と雨で家が揺れ、風音、雨音、波音がすごく眠れない夜を過ごすことになる
・虫がすごい
自然が豊かなので家の中にありとあらゆる虫がいる
何をやっても無理
諦めるしか無い
・とにかく不便
海のそばという事は田舎ということで
いろんな面で不便
医療も不安
ガソリン代もかなりかかる
・波があっても仕事に行かねばならない
良い波があるのを横目に仕事に行くのは本当に辛いものです
早起きして入れば良いのですが、そうはいかない日も多い・・・
という事で、サーファーならデメリットを上回るメリットしかないのですが
単に憧れで海の見えるところに住みたい人には(こんなはずじゃなかった)感はあると思います
昔サーフィンの師匠が言ってました
『山に住んで、サーフィンする時に海に来るのが一番いいとよ』
東日本の震災の何十年も前の話です
その方はその通りに山の方に家を建てました
深い言葉だと思います
それと
ポイントの目の前に住んでるからそこのローカルという事にはなりません
あくまでもローカルとはその地で生まれ育ってその海で波乗りをする人たち
僕は海の目の前に住むビジターです
それを忘れてはいけない
それでも僕はもうしばらくここに住むと思います
ずっと住むかは自分でも分からない
それは誰にも分からない
人生は旅です
波の音を聞きながら書きました