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ブーケ_花とギフトの店 ARNE

子供の誘拐

2016.04.04 03:35

【issues】

毎日、花・植物の楽しさをいろいろな角度から書いています。


・・・にしては、センセーショナルなタイトルです。
今日は最近気になること issuueの日  にしむら個人の思うことです。

ここしばらく世間から離れ、花屋冥利花三昧の日々を送っていましたが、

2年前の誘拐事件のニュースは耳に飛び込んできていました。
無事に戻ることができて本当に良かった。


完全と言える方法は無いにしても、

今も変わらず、自分の身をできるだけ自分で守る術を考え、身に着けることを、
もっと真剣に考える必要があるのかもしれません。


数人に担ぎ去られるような事態は別で考えなければいけませんが、
今回のように、声をかけられた場合、どうするのか?

家族で話しをしたことはありますか?


もう40年くらい前になります。
事件もなにも起こったことのない、平和な田舎町育ちの私ですが、
毎日のように、このことについて、話をした(聞いた)ことがありました。


幼稚園に入園する時のことです。

「ゆきちゃん、いい?もしも、知らない人が声をかけてきても、お返事しないでね。知らない大人の人と一緒に遊んだらダメよ。」

「もしも、誰かが、お父さんお母さんが呼んでるよって声をかけてきても、それが本当かどうか疑いなさい。お父さんやお母さんと、どこで話したか、どんな服を着ていたか、どんなこと言ったかちゃんと聞いて適当にしか答えられない人の言うことは、無視していいのよ。」
「もしも、それが、ご近所さんや、知っているおじちゃんやおばちゃんでも、ついて行っちゃだめよ。お願いする時は〇〇さんか〇〇のおばちゃん。他のひとに迎えに行ってとお願いすることは無いから。もしも本当でも、疑っていいからね。」

「幼稚園に行く途中で声かけられても、あなたはいつも通りに幼稚園に行くか、家に帰ってきなさい。お母さんにそう言われたからと、答えたらいいから。」

「警察の人にも、簡単について行かないのよ。警察の人に一緒に行くと言われたら、先に大事な用事があるからと、近くの交番に自分で行きなさい。じゃなかったら幼稚園に行きなさい。」

「お父さんや、お母さんが、誰かにお迎えをお願いするときは、必ずそうと、わかることを伝言するからね。今朝こんな話をしたとか、昨日の夕飯と朝ご飯に何を食べたかとか。でも、人に頼むことなんてないから。お母さんが迎えに行くからね。大人のひとを疑っても、それは失礼なことじゃないから。」
etc....




こんな話しを、何日もしていました。

過剰ですね^^ 

人の認識力があまり高くない私でしたので、(お買い物でもよく違う人の後ろをついて行っていたのです・・)仕方ありません。
「警察・・」のあたりは、3億円事件の影響もあったのかもしれません(苦笑



なので、帰り道、近所の仲良しのおばちゃんが、車で通りかかって載せてあげると言ってくれても、それを断るような、可愛くない子供でした。

・・・ある時は、やっぱり断ったのですが、ひとりだけ歩かせるわけにいかないと・・。
一緒に幼稚園に行ってた同級生の子のお母さんで、
その息子も併せて一緒に歩いていた4人みんなで、乗せてもらったことがありました。

その後しばらくは、大人のネタになって笑われてました^^;
「ゆきちゃん、しっかりしてるねー(笑笑」

その時のトラウマで
稀に せっかく「しっかりしている」言っていただいた時でも、
「いえいえ、私ただのおバカなんです・・・」と反射的に思う残念さ・・(笑


話しをすれば安全かというと、もちろんそうではありません。
それでも、
家族で防犯、防災、家族の災いを防ぐ為の話しをすることは、
とても大切なことだと思います。
言うことを聞かないやんちゃな小さな子供も一緒にすると良いと思います。

1回だけでなく、何度も何度も。



子供心に強く印象に残ったポイントをまとめておきます。

・知らない人でも、知った人でも、うかつに車に乗せてもらってはいけない。

・お母さん(お父さん)のところに連れていくと言われても、信じてはいけない。

・自分で正解か不正解かを観察して、考えて、見極めろ

・いつもは大人の言うことを聞くように言われているけど、聞いてはいけない時もある。

・ピンチの時は、大人を疑っても失礼ではない。

・お父さんと、お母さんがピンチの時は、幼稚園の先生を頼る。

・自分で信用できる大人を見つけて、その人から確認してもらう

・人を洋服や見かけで判断してはいけない。

・お父さん、お母さんは、何があっても守ってくれる。(そのために自分でできることは自分でする)



今になるとどれだけ心配してくれていたのか、
痛いほどわかります。
いえ、当時もよくよくわかりました。

お母さんが倒れたとか、事故にあったとか、(私が)聞いたら、それだけでびっくりして判断力が無くなるから、何度でも何度でも、「そんなことはない」と思えるように同じ話しをしているのだとも、聞かせてくれました。


その頃、山の上にあった我が家には、バスもなく、山のふもとのバス停まで、子供の足では4~50分歩き、そこから路面バスを1回乗り換えて、幼稚園まで通いました。

懐かしい思い出がいろいろありますが、
いつかの機会に・・・




花とともに


写真は 
フランネルフラワー 

花言葉・・高潔 強い意志


こんなに柔らかそうで、カワイイ表情をしているのですけどね。
スマホ写真ですが、きれいに撮れました。

今日も長い長い文を読んで頂き、ありがとうございます。

にしむらゆき子