2回目のドイツ国際平和村:言葉が通じることの安心感
この日もドイツ国際平和村は素晴らしかった
平和村に暮らす 多くの子どもたちの母国であるアフガニスタン
そこからまだ2週間ほど前に新たな子どもたちを迎え入れたばかりです
アフガニスタンから チャーター便でドイツに入り
その数日後に 治療やリハビリを終えた子たちが帰国します
前回お邪魔したときのことを覚えていてくれて
すぐにニコニコの笑顔でかけよってきては
いたずらしだした子もいました
子どもだけでなく誰でもそうですが
1回目よりも2回目
2回目よりも3回目が
表情は柔らかくなります
撮る側のわたしも同じでした
気持ちが「ただいま!またお邪魔するね!」
って友だちの家に遊びに来たみたいな感覚でいれたので
(図々しさを味方にしだすお年頃です)
より子どもたちの中に入りやすかったです
新しく来た子たちの中には
すこし緊張している様子の子もいました
なんとなく不安そうにじっと見てくることもありますが
何度か撮っているうちに少しずつ柔らかくもなっていき
そのうち 愛らしい笑顔をくれたりします
きゅんきゅんしっぱなしです
撮影の許可は正式にいただいていますが
だからといって個人の気持ちに沿わないことはしません
「撮影されるの嫌じゃないかな?」
と気にしながら 時には聞きながら撮影をします
平和村での公用語はドイツ語
「photo OK?」で通じることもあるし
通じなければカメラを指差して「OK?」と聞きます
前回は 「撮って撮って!!」が8割
時々 職員の方に少し間に入ってもらい 言葉を訳してもらいました
だけど平和村に来たばかりの子が相手だとまず言葉が通じない!!
ドイツ語もまだできない難しい時期でもある
ことを教えてくれました
言葉が通じない子どもたちは
不安だわ緊張はしているわ 伝わらないわで
きっと心の中が大波に呑まれている感じではないでしょうか
国の公用語ではなく少数民族の言葉だけを話す子もいます
遊びにきているのではなく治療ですから
絶対に意思の疎通ができないといけないわけです
平和村には 電話連絡ができるよう
言語ボランティアさんが待機しているんだとか
必要に応じてボランティアさんの中から
その子の言葉を使える人に連絡をとって対応しているそうです
子どもたちの中に同じ部族の子がいたら
その子に確認することもあります
職員の方が2歳くらいの子の手を引いて
14ー15歳の女の子のところにやってきました
この子とお姉ちゃんは同じ部族出身だそう
ずっと泣いているので痛みがあるのかどうかを
聞きたかったそうです
母国語で話すと
男の子は落ち着きを取り戻し
ぴたっと泣き止みました
自分の言葉を話せる
理解してもらえる
ってものすごく落ち着くんですね
そしてそのうち
子どもたちは超高速でドイツ語を習得するのでしょう
と いうわけで
スウェーデンでカリムくんに
アフガニスタンで多く話されるダリ語を教えてもらったのに
役に立てることができませんでした!;残念!
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