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鈴木桂一郎アナウンス事務所

7月20日(土)『病は突然襲ってくる』

2019.07.20 00:51

67歳で、突然、虫垂炎になったから思うのだが、これまで自分は健康に恵まれている、と思って来たが、そうではなくなってきたようだ。この歳まで、筋トレが思い切り出来たのは、大きな病気をせず、健康に推移してきたからで、体のどこにも異常を感じたことがなく、血液検査でも数値は全て標準内で、持病はなく、高血圧に苦しむことはなく、骨や関節にも強い痛みを感じたことがなかった。自分では、シベリアに抑留されたが、健康体で日本に帰国した、スポーツ万能だった父の遺伝子を受けて、元気に年を重ねてきたと、思いこんでいた。

7月12日の午前2時頃、突然腹全体が痛み出し、暫くは我慢したが、溢れるような痛みに耐えかね、救急車を呼んで、中目黒の東京共済病院に運ばれた。診察の結果、虫垂炎と分かり、そのまま入院し、4日間は絶食で、点滴と抗生剤で痛みを抑えつけた。幸い、6日目には、主治医から退院の許可が出て、無事退院する事ができた。

癌になった人が、口々に、よもや癌になるとは思わなかったと言うのと同じように、67歳の私が、よもや虫垂炎になるとは思わなかったし、物凄い激痛に襲われたものだから、悪い方向にどうしても考えるもので、虫垂炎と聞かされて、逆にホッとしたものだ。

4日間絶食したためか、あるいは虫垂炎になったためか、原因は分からないが、筋トレを再開したものの、力が入らず、全力が出せない状態が続いている。筋トレでは、よく腹に力を込めろ、と言うが、腹に力が入らないので、全力を出す事が出来ないのだ。これまで極めて健康で、どこを痛める事なく、筋トレに励んできたので、物凄くイラつくし、ストレスになってしまった。これは危険信号で、無理は禁物だ。体力の回復は、すぐには無理で、ゆっくりと時間をかけて戻して行くしかない。それは分かっているのだが、イラついてしまう。大人になり切れない自分を感じ、情けなく思う。

一昨年の11月4日のお茶会での突然の意識不明、更に今回の虫垂炎に寄る突然の腹の激痛で、この2年で、2回も救急車に乗ってしまった。健康に恵まれてきたとはいえ、体調、健康のピークは、やはり過ぎたと判断した方が良さそうだ。間もなく68歳、昔ならいつ死んでもおかしくない年齢だ。筋トレで追いこみ、身体を作り替えて、でかくすると言う考えではなく、筋トレ自体を楽しむと言う発想に変え、筋トレが出来る元気さ、健康を大切にしながら、筋トレを続けていきたいと思う。まあ、そういう年代になったということだ。