2013年三重遠征第1弾 三重県道11号四日市関線 前編
さて今回から数回にわたって、僕の探索のセカンドベースとなっている三重県での探索をレポしたいと思います。
大学が三重県だったこと、妻の実家が四日市であることもあり、結構土地勘もあり、道事情にも詳しいとは自負していました。
しかし前回帰省の際、妻の用事で訪れた津市から四日市市に帰るのに、国道23号(名四国道)や東名阪を使うのもなんかしゃくだと思いたち、この山際をひょろひょろ北上する県道に目を付けたのです。
しかしこの県道、只者じゃありませんでした!
こいつは僕を歓喜させ、妻と子ども達を絶叫させるに足る、堂々たる険道だったのです!
そんなこの県道の名は・・・、
三重県道11号四日市関線
(よっかいちせきせん)
それではレポ本編どうぞ!
さてここが県道の起点となる三重県道44号宮妻峡線(みやづまきょうせん・レポ未)との交点です。
交差点から直進するのが県道11号。
県道44号は現在地点から右折するルートをとります。
県道44号はこの交差点のすぐ近くで国道306号とぶつかっているので、実際の起点は国道306号ということもできる状態ですね。
ちなみに写真奥の山並みは鈴鹿山脈、右の鞍部は武平峠です。
敦賀で言うと関峠にもある交通安全喚起ゲート(勝手に命名)。
これって効果あるのかな?
なんにせよ田舎の雰囲気満点です。
起点直後は(かろうじて)片側1車線なった道幅ももはや風前の灯。
センターラインは霞ほどしか残っていません。
しゅ~りょ~!
軒先くねくね険道認定!
まぁ国道365号に比べればまだマシか・・・。
いやぁあああああ!!!
こ、こ、こ、この狭さでバス路線だと!
なんという対向車に無理を言う路線設定!!ふざけんな!!!
よそ様のお庭を借りて無理やり離合しました・・・。
集落区間を過ぎると道は改善されます。
そしてそのまま四日市市をすぎて別の自治体へ。
鈴鹿市(すずかし)
鈴鹿サーキットで有名ですね。
面積の広い自治体が多い三重県では小さな部類の市に入ります。
道は集落と森(山というか森)を断続的に繰り返します。
そして集落では必ずと言っていいほどセンターラインが消える。
昔ながらの道って感じがしますね。
集落道路にしか見えない主要地方道なんですが・・・、見てのとおり。
めっちゃ混んでる!!
これはひとえに、この先にある猿田彦神社の本宮である椿大社への初詣渋滞。
30分待ってもほとんど動かなかったので、ここはいったん迂回したいと思います。
しかし予想以上でしたよ・・・。
迂回から県道に復帰した場面の写真ですが・・・。
明らかに今迂回してきた市道の方が広い。
そして素敵なU字カーブ!
これはやっぱり結構古い街道筋だな・・・。
狭い!これは狭い!!
ただの市道や集落道路だったとしても、正直言って用がなければ突っ込まない狭さです。
離合の「り」の字も考えていない退避所0の狭路で、鈴鹿市を駆け抜けていきます!
狭い区間はけっこう長く続きます。
というか鈴鹿市内の区間はほぼ全線この狭さです。
離合できる僅かな区間を逃せば・・・、悲しい現実が待っています。
集落を過ぎれば再び森ですが・・・、なんか様子がおかしい。
今までに比べて、なんか鬱蒼としてる・・・。
この森深いぞ!
しばらく行くと広場のような、やたらと広い場所に出ました。
ここ全ルート中、最も無茶なルーティングとなっているポイントです。
誰がどう見てもここは道なりに奥に進むでしょう。
確かに右カーブにはなっていますが、これが「道なり」というやつです。
しかし衝撃の正解は・・・
こ れ !!
誰がこんなもん辿れるか!
カーナビという文明の利器がありながら2度見したわ!!
冬の林道に迷い込んだわけではありません。
れっきとした主要地方道を走っています。
こんな状態でもヘキサはしっかり県道であることを主張しています。
個人的に今回の探索のベストショットです。
冬の林道ってきれいですねぇ。(だから林道じゃないって)
どこから合流したのか定かじゃありませんが、木ノ芽峠編等でも登場した東海自然歩道の一部となっているようです。
まぁ確かに車道というより歩道といった方がしっくりきます。
ようやく森を抜けても結局道はこのままです。
しかしただの裏山みたいなところにこんな濃い険道が眠っていたとは・・・。
そして唐突に道がよくなる県道11号。
よく言ってますが、この白々しさがたまらんわけですよ。
ここだけ見れば「県道11号っていい道だなぁ」って思うでしょ?
あんなことになってるにもかかわらず。
しばらく続く快適な道に唐突に現れた工事看板。
普段は拡幅工事を行っている模様です。
そりゃ必要でしょう。
しかし現在は正月休み、ありがたく通らせていただきます。
さてここから先は拡幅工事の真っ最中。
再び狭溢区間に突入です。
さて手前に橋が写っていますが、この橋の上で何げなく右側を見たときに、個人的に衝撃の光景が飛び込んできたのです!