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スタートアップとベンチャー企業の違い|企業例も紹介

2020.10.01 02:46

「スタートアップ」と「ベンチャー企業」という言葉を最近よく耳にしますが、具体的な違いについてご存知ではない方も多いのではないでしょうか。


今回の記事では、「スタートアップ」と「ベンチャー企業」の違いや注目されている企業をいくつかご紹介させていただきます。

スタートアップとベンチャー企業の違いとは

それではスタートアップとベンチャー企業の違いについていくつかご説明します。


ゴールが違う

スタートアップとベンチャー企業の大きな違いとして、その企業(経営者)が設定しているゴールが違うということが挙げられます。


スタートアップは、短期間で新たなビジネスモデルの構築や新たな市場の開拓を目指し、EXIT(イグジット)を明確に意識しています。


EXITとは、株式市場への株式公開(IPO)や株式譲渡による事業売却(バイアウト)によって利益を確定させることです。


それに対して、ベンチャー企業の場合、中長期的な目で事業を行い、安定した収益と長期成長を目指す傾向があります。


そのため、創業まもなくは赤字ということがよくあります。


イノベーションの存在

スタートアップとベンチャー企業の違いとして、「イノベーション」の存在について語られることがよくあります。


スタートアップとベンチャー企業は、創業間もない企業という点は一致しています。


しかし、スタートアップは前例がない、「イノベーション」に富んだ新しいビジネスモデルを打ち出していくということが特徴として挙げられます。


対して、ベンチャー企業は、新しいビジネスモデルではなく、既存のサービスや仕組みを利用していることが多いです。

その他の似ている用語の解説

スタートアップやベンチャー企業の他に似ている用語についてご説明します。


中小企業

「中小企業」とは、「中小企業基本法」により、資本金額と従業員数によって、明確に定義されています。


(1)製造業、建設業、運輸業、その他の業(ただし、下記(2)~(4)を除く) 資本金額:3億円以下 常時従業員数:300人以下


(2)卸売業 資本金額:1億円以下 常時従業員数:100人以下


(3)小売業 資本金額:5千万円以下 常時従業員数:100人以下


(4)サービス業 資本金額:5千万円以下 常時従業員数:50人以下


つまり、「中小企業」の枠組みの中に、スタートアップやベンチャー企業が含まれることが多いのです。


スタートアップやベンチャー企業と呼ばれる企業は、成長志向が高いという特徴があります。


社内ベンチャー

「社内ベンチャー」とは、ある程度成熟した企業の中で、新規事業部や事業部開発部などの組織を中心に、新しい製品や事業を創り出すための独立した組織のことをさします。


リクルート社の「ゼクシィ」や「HOT PEPPER」なども、こうした社内ベンチャーとして立ち上がり、リクルートを支える大きな柱として成長しています。

注目されているスタートアップの一例

いま注目されているスタートアップについて、3社ほどご紹介していきます。

株式会社キュア・アップ

キュア・アップは日本初の「治療アプリ」という革新的な治療用ソフトウェア機器を開発しています。


医薬品・ハード医療機器によるこれまでの医療アプローチでは、治療介入に限界のある病気がある中、第3の治療法としてアプリを使った治療というものを実現しようとしています。


禁煙治療や、アルコール依存症、高血圧の方へ向けた治療アプリなど、テクノロジーで医療の変革を目指しています。


2014年7月設立で、社員数は現在65名です。


CBcloud 株式会社

CBcloudは、荷物を届けたい人とフリーランスドライバーを繋ぐマッチングプラットフォーム「PickGo」を運営しています。


物流業界の人材不足や非効率、多重受け構造など様々な問題がある中「画期的なビジネスモデル」として、大きな注目を集めています。


2013年10月に設立し、従業員数は約40名で、現在急成長中です。


株式会社 Liquid

Liquidは、生体認証技術を駆使し「本人であることが本人を証明する手段になるという当たり前の世界をつくる。」というミッションのもと、事業を展開しています。


指紋認証を利用した決済サービス「LIQUID pay」や複数税率の計算や商品管理を簡単にでき、クレジットカード決済や電子マネーに対応出来る「LIQUID Regi」などのサービスを提供しています。


今後も、私たちの生活を変えるようなイノベーションに富んだ開発が進められる予定です。

注目されているベンチャー企業の一例

続いて、いま注目されているベンチャー企業についてご紹介していきます。

ノイン株式会社

ノインはスマホでコスメが簡単に購入できる化粧品ECプラットフォーム「NOIN」を提供するスタートアップです。


2018年9月から本格的に化粧品を直接購入できるECプラットフォームサービスを開始し一年経った現在では、取扱商品数は6000点、ダウンロード数は200万件を超えています。


また、ノインサービス上での流通化粧品総額が8億円を突破するなど、化粧品業界のスタートアップとして様々な投資家から期待を背負っています。


株式会社プレイド

プレイドは顧客分析サービス「KARTE」を提供しています。


「KARTE」はユーザーの属性や購入情報だけでなく、ユーザーの興味や行動に注目し、そのデータを解析して最適な情報を提供するサービスです。


DeNAの次世代タクシー配車アプリ「MOV」に「KARTE for App」など、様々なサービスに導入されており、データの活用によってエンドユーザーにおける体験価値(CX)の向上を実現しています。


株式会社 REARS

REARSは、飲食店の余剰食材をユーザーにシェアリングする月額定額制の新サービス「FOOD PASSPORT」やグルメサイトの自動更新システム「更新マネージャー」など、飲食業界発展のためのサービスを提供しています。


2016年7月に設立し、初年度から3期連続で黒字を達成するなど、着実ながらも勢いよくサービスを展開しています。


2019年秋には関西限定で展開していた「FOODPASSPORT」を関東展開を予定しており、さらなる成長が見込まれます。

自分に合ったスタートアップ・ベンチャー企業に転職する方法

スタートアップやベンチャー企業をいくつかご紹介してきましたが、実際に、自分に合った企業に転職する方法をいくつかご紹介します。



求人媒体を利用する

求人媒体を利用すれば、「業界」「業種」「給与」「勤務地」など、自分の希望に沿った条件のもと、たくさんの企業の求人票を検索することができます。数多くの求人を一度に比較できるので、オススメです。


求人媒体も様々な種類があります。若手に特化していたり、業界や職種に特化しているなど、特徴がありますので、自身の属性や希望に応じて使い分けるのが良いです。



知人から紹介してもらう

ベンチャー企業への転職は、リファラル制度(社員からの紹介)を利用したといったケースが多くあります。


そのため、実際にベンチャー企業で働く知人に紹介してもらうのもオススメです。


実際に働いてみてどうなのか、転職理由をしっかり叶えられのか、働いてる社員だからこそ持ち得る情報もあるので、十分に確認をしましょう。



ベンチャー業界に詳しいエージェントに相談する


ネットで情報収集をすればあらゆる求人票を比較したりすることは出来ますが、実際のところどうなの?と気になる方も多くいると思います。


そのため、直接人事や経営者の方と繋がりがあり、スタートアップやベンチャー企業の内情をよく知っている、ベンチャー企業に詳しいエージェントに相談することをオススメします。


当社ポテンシャライトでは創業5年、160社以上のベンチャー企業の採用業務を代行してきた経験からあなたに合った企業をお探しします。


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