近況と、次回講座のご案内
あまりにもご無沙汰してしまって
恐る恐るブログを更新しています^^;
仕事が決算月でバタバタしたり
高齢の両親が続けて健康を害したり
個人的に落ち込むようなことが立て続けに起こったり
それから
我が家は保護犬の預かりボランティアをしているのですが
(保護犬にご興味ある方は、ぜひこちらをご覧ください ⇒ yomogidaifuku2 )
思いがけず新人ちゃんがやってきたり
元預かりっ子が
(今は里親さんの元で幸せなお姫様になってます)
ご家族の長期旅行で我が家に里帰りしたりで
時間がないっ!!!という日々だったのです><
…という言い訳は置いといて。
昨日は1日お勉強Dayでした。
昨年から受講している
「犬の食事療法インストラクター上級師範養成講座」
最初は「全6回」という触れ込みで始まって
気づけは昨日が「第10回」(笑)
きっと先生も伝えることが次から次へと湧いてくるのでしょう。
当然「第11回」もあるし、その先もありそうで
いつ終わるのやら不明です^^;
実はこのところ勉強する気力・体力ともになく><
前日深夜まで
「明日は行くのやめようかなぁ」
などと逡巡していたんだけれど
「行くだけ行こう」というつもりで参加。
でも結果、やっぱり行ってよかった!
すごく難しくて、複雑怪奇(笑)
多分今後何度も講義を受けなおさなければ
&実践しなければ理解できないし、
身にもつかないことはよくわかっているけれど
だだこうして授業に参加しているだけでも、
少しずつ「犬の身体」への理解が深まります。
うーん。
犬の身体への理解というよりは
犬の身体を多角的に見る事に慣れる、
そういう姿勢が身につく、
ということかもしれません。
師である森先生の講義のありがたいところは、
東洋医学の面からも西洋医学の面からも学ぶことができて
いたずらに西洋医学を否定しないところと、
同時に西洋医学はここまで、という限界がわかるところ。
(ココ、すごく大事なところだと思います!)
西洋医学で
「もうこれ以上何もできない」「やりようがない」と言われても
東洋医学的にできることはたくさんあるし
こういう場合だったら、西洋医学のお世話になるよりも
別のやり方でケアしたほうが、
「長期的に見たら、ずっとその子の健康のためになる!」
ということが
実感としてわかるようになることです。
検査数値を見るだけでは
その子の身体の中で何が起きているかはわからない。
でも多くの獣医さんは(人間のお医者さんも?)
検査数値からその子の健康状態を考えようとします。
血液検査の結果が全て基準値内ならば
「よかったですね!健康ですよ!」となるのです。
検査数値の多くは、
既に起こってしまった臓器の器質的な変化をとらえているもので
「機能が弱ってきたよ」
「気を付けないと病気になっちゃうかもよ」ということを
なかなか事前には知らせてくれません。
でも犬が発する大事な情報は様々あって
そこからわかることがたくさんあるということ。
しかもそれは飼い主が毎日目にしていることなのです。
見方を知れば、この子のおおよその健康状態を把握できて
しかも、どこを正せば整うのか、病気に発展させないで済むのかを
自分で考えることができます。
“ドッグフードは完全栄養食”
”せっかくの栄養バランスをトッピングすることで崩すのはナンセンス“
なんていうことをおっしゃる獣医さんが
まだまだ主流だと思いますが
獣医学教育って
あまり犬の食べ物について詳しく勉強しないと聞きます。
(獣医大学では大手のフードメーカーがそのあたりの講義を担当する、
とも聞きます。
真偽のほどを確かめたことはないけれど)
いまだに「犬は肉食」と言ってはばからない獣医さんはいるし
「犬は野菜を消化できない」と言う人もいます。
犬の食についての考え方はいろいろ。
飼い主である家族が考える食事がもちろん基本で
「あなたのその食事じゃダメですよ」と
言うことはできないけれど
求められれば、お伝えできることはたくさんあります。
これは私の個人的な意見ですが…と前置きしなくちゃいけないけれど
ドッグフードだけ、という食事が病気を引き起こすことは
稀ではないと、私は思います。
そういう話をすると
「ウチのご近所の犬は、安いフードで長生きしたよ」
と言う人が必ずいます。
もちろん、そういう子もいるでしょう。
でもきっと、その子は持って生まれた生命力が強かったのです。
フードだけで長生きした子以上に
フードだけの食事で寿命を縮めた子、あるいは
フードだけの食事でいろんな病気を抱えて病院通いが絶えなかった子が
いるに違いないと思います。
ドライフードが悪いのではありません。
ドライフードもうまく使えば、
犬たちの食生活をサポートしてくれるものになります。
ドライフードだけ、という食事に
「リスクがあるのでは?」と思うのです。
一緒に勉強している仲間とは
こういう話をよくするのですが
フードを信頼して犬たちに与えている人たちに
(もちろん、犬の健康を考えて“よいフード”を選んでいる人たちです)
あえてこういう話をすることは、
なかなかできません。
知ろうとしている人にしか、伝わらないのです。
もし
「このごはんでいいのかな?」と
考えることがあったらラッキー。
そとのきにいろいろ調べてみてほしいと思います。
たとえば
「ちょっと血液検査の結果が悪かった」というのは
食生活を見直すチャンスかもしれませんよ。
「最近目やにが出る」
「涙焼け、よだれ焼けが酷くなってきた」
「なんだか目に力がない」
「腎機能、肝機能の数値が悪化した」
…etc.
いつもと違う様子に「あれっ?」と思ったら
ごはんを変えてみることで
よい変化に繋がる可能性がありますよ。
…という話の後に講座のお知らせは
ちょっと宣伝みたいでいやですが><
9月に『犬の食事療法インストラクター講座』を開講します。
(詳細は最後にあります)
直前のお知らせになってしまいましたが、
以前、開講した際に体調不良で参加できなかった方が
「どうしても受講したい」と言ってくださって
その方のために開講する講座なので
特にインフォメーションせずにその方と2人で、
とも思っていたのですが
もしご興味ある方がいらっしゃれば
1~2名なら受け入れ可能です。
(今回、私の気力が追い付かず、ごく少人数で開催したいと思っています。
じっくり落ち着いて勉強するチャンスですよ!)
「勉強してみようかな」と思われたら
ぜひ CONTACT のメールアドレスまでご連絡ください。
10月以降は『わんごはん入門講座』も開講する予定です。
日程のリクエストなどあれば、
そちらもぜひ遠慮なくご連絡ください。
『犬の食事療法インストラクター講座』
『わんごはん入門講座』『ABCセミナー』のその先の内容になりますが
上記講座の内容をカバーするものですので
『犬の食事療法インストラクター講座』からご受講いただくことも可能です。
日時:第1回目 9月15日(日)11時30分~16時
第2回目 受講生と相談の上決定
会場:東京都中央区京橋
(各線・東京駅から徒歩7~8分、東京メトロ銀座線・京橋駅から徒歩3分)
内容:第1回目 ①「ワンちゃんの身体を学ぶ」
②「よいフードとごはんの見方&考え方」
第2回目 ③「ワンちゃんのごはん作りの基本」
④「ワンちゃんの冷えと浮腫みのチェック法(愛犬さん同伴)」
犬の食事療法インストラクター認定試験(約 60 分)
※認定試験は1日目にお伝えした内容からの出題となります。
受講料:40000円(犬猫の食と自然医療の学校 認定証発行代込)
全2回一括のお申込みとなります。
*受講料のお振込みが確認できました時点で受付完了とさせて頂きます。