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「宇田川源流」 <現代陰謀説> 宇宙の軍事利用に関しての「宇宙軍の創設」という悲しい現実

2019.09.05 22:00

「宇田川源流」 <現代陰謀説> 宇宙の軍事利用に関しての「宇宙軍の創設」という悲しい現実

 毎週金曜日は現在陰謀説である。あまり気付かないでなんとなく読み飛ばしているニュースを陰謀としてとらえた場合どのような解釈になるかという観点で物事を見ていようという感じである。

先週は、夏の終わりであり少し疲れていたので、なんとなく甘えて芸能人の発言ということからそのような話にしてしまっていた。まあ、しかし、その芸能人の背景がどのようなものかなどもあるので、何とも言いようがない。日本の場合はそのようなことはないが、中国の場合は芸能人がスパイであったり共産党の宣伝工作員であることは少なくないし、韓国の場合は、宗教と芸能人が結びついていることが少なくない。まあ、そのように考えてみると、韓国の芸能人が好きというのは、ある意味で「純粋にファン」というのもあるかもしれないが、一方で、その背景にある組織つまり、俗に言えば「韓流スター」といわれる人々を応援している場合は、高い確率でその背景にある宗教団体のお布施に近い金を寄付しているということになる。その宗教団体もまともなものであればよいが、全くまともではない場合や単なる金儲け主義のような場合は、自分が意図していない宗教団体や終末主義、場合によっては反日運動に資金を提供していることになってしまうのである。

陰謀というのはこのように、「全く違う形で広く浅く資金や支持を集める」ということになってしまい、そしてそれを信じ込ませて、全く姿を見せないなどということになってしまうのである。そしてそのことが明らかになったり、本人たちがそれに気づいて派閥争いになってしまうと、解散してしまったりあるいは表舞台から姿を消したりしてしまうのである。長続きしない韓流スターが多いというのも偶然ではないのかもしれない。


さて、同じように、というか陰謀なのであるから「宇宙」ということも全く同じだ。つまり神や宗教と同じように、またはアイドルと同じように、「目に見えないロマンを感じるもの」に関しては陰謀に使いやすいのである。

米宇宙軍が発足 中露に対抗

 【ワシントン時事】米軍内で宇宙領域での軍事活動を統括する宇宙軍が29日、正式に発足した。戦略軍などと並ぶ11番目の統合軍になる。中国やロシアが宇宙の軍事利用を活発化させる中、「宇宙空間における優位性の維持」(レイモンド宇宙軍司令官)を目指す。

 ホワイトハウスで宇宙軍発足式典を開催したトランプ大統領は「米国の安全保障にとって宇宙の重要性を認識した歴史的な日だ」と強調した。

 レイモンド司令官は29日、国防総省で記者会見し「宇宙空間における脅威の拡大や複雑化は現実のものだ」と指摘。主に中国とロシアが米軍の宇宙利用を阻む能力を開発していると名指しし「宇宙軍はこうした脅威に対して優位性を保つために不可欠だ」と述べた。

 その上で、最大の任務は「宇宙での軍事衝突を抑止することだ」と強調。日本など同盟国との連携を強めつつ、能力強化を図ると語った。 【時事通信社】

2019年08月30日 10時03分 時事通信

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-387940/

 世界の中で宇宙の軍事利用が最も進んでいるのは、中華人民共和国である。

もともとは第二次世界大戦時にドイツが宇宙からの攻撃を計画し有翼宇宙機ズィルバーフォーゲル(Silbervogel)が考案された。しかし実際には実現されることはなかったのである。

その後、大陸間弾道弾ミサイルが「一度大気圏外に出て、その後大気圏内に再突入することによってミサイルを長距離飛行のコストを削減する」ということが発案され、宇宙での防衛や軍事利用が非常に大きくなった。レーガン大統領の時の「スターウォーズ構想」や「戦略SDI構想」などは、まさにそのことであると考えられる。

その後、宇宙条約によって宇宙空間の「平和利用の原則」が記載されているが、明確に禁止されているのは「宇宙空間への大量破壊兵器の配備」および「月およびその他の天体への軍事利用は一切禁止」であるため、大量破壊兵器ではない兵器を天体以外の宇宙空間へ展開することや、軍事衛星の活用は、条約解釈によっては可能となる。部分軌道爆撃システムは宇宙条約に抵触しないよう、地球を周回する前に逆噴射により減速し弾頭を分離する仕組みが採用された。弾道ミサイルの早期警戒や人工衛星管制から発展した軍種であるため、各軍から迎撃ミサイルを運用する部隊、人工衛星を運用する部隊などを統合した組織であり、おもな任務は監視衛星の運用や大陸間弾道ミサイルの早期警戒・迎撃というミサイル防衛、衛星攻撃兵器による人工衛星の破壊であり、宇宙空間での戦闘や攻撃衛星(宇宙兵器)による地上への攻撃などは行われていない。

しかし、軍事部門における宇宙空間の重要性が知られるようになると、各国とも研究するようになり、中国は衛星破壊実験を、北朝鮮はGPSジャミング実験を行っている。2007年には米空軍がGPS衛星が撃墜された想定で訓練を行っている最中に、誤って民間使用分のGPS通信も切り、携帯電話の通信停止、ATMの停止など予想外の被害が広がった。これは、GPSの信号を利用して携帯の時刻同期に使用しており、ATMでは不正防止のための厳密な時刻同期にGPS通信を使用していた。また、空港の管制システムの停止も確認され、GPSジャミング機を使用した実験では船のジャイロコンパスのクラッシュも確認されている。このように、衛星技術にハイテク技術はさまざまな依存をしており、宇宙空間の安全を確保するのは軍事的にも経済的にも重要であるために、宇宙優勢システム航空団がアメリカでは設立されている。

中国の人民解放軍は、ロケット軍を組織し、それが現在の宇宙軍の管轄になっており、中国人民解放軍の三軍(陸・海・空軍)から独立した独立軍種である。2016年4月に存在が公開されたロケット軍所属の金輪工程指揮部と呼ばれる秘密部隊は1980年代から中距離弾道ミサイルのDF-3を導入した王立サウジアラビア戦略ミサイル軍の運用訓練や基地建設などのためにサウジアラビアに駐留しており、中国人民解放軍初の事実上の海外拠点とも呼ばれている。現在では中央アジアやアルゼンチンにもその宇宙軍の基地をもっておりアメリカの軍事衛星破壊などを狙っているということになる。

これに対抗してアメリカ軍が宇宙軍の創設を発表したということになる。

さてこれは陰謀というよりは実際のところ、「宇宙を使った軍事攻撃」であり、それが我々の目の見えないところで進んでいるということになる。アメリカがこのような発表をしてくれたので中国やロシアの宇宙軍の存在が明らかになったにもかかわらず、日本では全くその存在、中国の宇宙の軍事利用に関する報道が行われない。まさに中国によるマスコミの支配があり、その内容のために、中国の実態が見えなくなってしまっているというような感じになっているのではないか。

まさにそのような陰謀が張り巡らされ、全く見えていないのが宇宙の軍事利用なのである。日本は今後どうするのであろうか、軍事費が5兆円を超えたなどと大騒ぎしていては、いつ宇宙から攻撃されるかわからない。