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...朽木まるきゅう ...「黒米大福」を育てるHP

お米の栽培に、なぜ、にがりをまくの? 8/4

2019.09.02 07:59


少し遅いのですが、お米の穂のための肥料と

にがりを散布しました。

肥料には、

植える前に「元肥」

植えると同時に「側条肥」苗の側にまく意味

そして、追肥、穂肥などがあります。

それぞれ、時期に合わせて、窒素、リン酸、カリの割合が違います

成長過程で、稲が必要とする栄養が違うからです

根っこを作るための成分、茎や葉っぱを作るための成分

お米(種)を作るための成分

それぞれ時期に違う成分の割合の肥料を散布したらダメなんです

割合が違うだけで、全ての成分が入ってます

私たちたちも、バランスよく栄養をとりますが、

もし、これからマラソンをするという前にカルシウムばかり

とる訳にはいきません。

体を作る時期に炭水化物ばかりとってもいけません

稲の成長過程で、必要な時期に必要な栄養を与えます

そんな中、にがりって、よく聞くけど、どんな風に栄養になるん?

ってことなんですが、にがりの成分は、窒素でもなく

リン酸でもなく、カリでもない。

成分で言うと、「苦土」マグネシウムです。

どんな働きをするかというと

ということです。

稲は、根っこからの栄養吸収と、葉っぱの光合成で成長していきます。

その根っこの栄養吸収力を高めます

光合成をする葉っぱをソーラーパネルに例えると

ソーラーパネルの能力を高めます

エネルギーを蓄えます

つまり、栄養吸収力を高める仕事をしてくれます。

お米は、収穫時に土に栄養がたくさん残ってると、美味しくなりません

光合成で栄養吸収した方が美味しくなります

根っこから分泌される根酸が土の中の栄養分を分解して吸収します

良質な根酸を分泌すると、分解力が強くなり、よりたくさんの栄養を吸収することができます

土の中の栄養を効率よく吸収してくれて、光合成…

お米を美味しくするためです。

固くて、ガッチリした稲になります

稲は、柔らかいより、固い方がいいです

柔らかいと病気に弱く、害虫に食べられやすく

柔らかいと強風などで倒れてしまいます

にがりはすごいです

固くてしっかりとした稲です。

これは、古代米黒米「朝紫」の稲です。

この時期になると稲の株元にはもう、お米ができてます。

少しずつ大きくなりながら上に伸び、トウモロコシのように

はじけるように穂がでてきます。

今は、下のほうなので、かぐや姫みたいになってます

明日は、現在のかぐや姫ををお伝えします

※にがりの働きの考え方は、朽木まるきゅうのお米栽培の考え方で解釈してる部分があります