サンタフェ州ロサリオにてコンサート
ブエノスアイレスからバスで4時間の街、ロサリオに女子トリオ Yazmina Raies Trio で演奏に行ってきました。(ので、珍しく旅行記風?なものを…)
わたしの先生であるネストルマルコーニ、ビクトルラバジェンの生まれ故郷でもあるこの街、パラナ川沿いに位置する、アルゼンチンで3番目に人口の多い都市です。劇場や大聖堂、アンティークな建築物もありながら、街路樹や公園も沢山の自然溢れる街。休日は川沿いでのんびりする人たちで溢れるそう。また"タンゴの家"という小さなホールもありました。
私たちトリオがお邪魔したCentro Cultral Atlasは、最大200人くらい収容できるホールで、フライヤーを見ると、アリエルアルディット、ファンファルーxアンドレスピラー、アグスティンゲレーロ…毎日のように様々な都市からのミュージシャンがライブを行なっているようでした。
ちなみにこの会場にあるピアノは今度来日も予定されているピアニスタ、パブロエスティガリビアが以前ブエノスアイレスの自宅で使っていたピアノとの事。
ブエノスアイレス、音響が良くないこと結構あるんですが、(サウンドチェックで何度要求を伝えてもしっくり来ない上、本番になって人が入ったからとかいう以前のレベルで明らかにバランス変わってる!みたいなことも。国営や市営のちゃんとしたホールへ聴きに行っても、ガッカリすること多し。)ここはサウンドチェック開始して一瞬で欲しいレベルに整えてくれて、3人で感動。
ロサリオを拠点に活動するタンゴトリオ、初対面のsonico tríoのコンサートに、同編成のトリオという事でゲストという形で出演したので、ただ行って弾いて帰る、だけでなく色々ロサリオの音楽シーンの事なども聞けました。
↓Sonico Trio!
このトリオの、バンドネオニスタによるタンゴアレンジもとても好きだったのですが、ピアニストが弾き歌いもするオリジナルがとっても素敵でした。
私たちの方は、いつものレパートリー。Yazminaの新しいアレンジ、ロケベンドラもお披露目。
ロサリオで活動するタンゴのオルケスタやバンドも沢山、新しい面白いタンゴバンドが生まれる街は、アルゼンチンの中でもブエノスアイレスだけではない!事を実感してきました。それに反比例するように、ライブハウスや演奏の場がどんどん潰れていくのはブエノスアイレスだけの話ではないみたいでした。
ちなみに最後の写真はアルゼンチンの代表的おやつアルファホールの、ロサリオバージョン。Las Dos Rosas。薄いクラッカーのような生地とドゥルセデレチェ(=キャラメルジャム)が交互に重なって、砂糖でがっつりコーティングされてます。ちなみにボロボロ割れて、めちゃくちゃ食べづらいです。
ブエノスアイレスのチョコやマイセナのものとはちょっと違うのです。内容量45gですが、食べた後の血糖値の上がりっぷりがすごくて、45gの砂糖(ほぼ…)を一気に食べたという後悔に一瞬で見舞われるという、これもまたアルゼンチン名物のひとつです。笑