伝筆シーズン講座見本から⑥月見
中秋の名月、十五夜が近づいてきましたね。
今年は9月13日(金)です。
お月さまにかかる秋の七草の萩とすすき(尾花)、うっとりなこの鳩居堂のはがき。
ぴったりな俳句探しました。
シーズン講座でみんなに描いていただくので、やっぱりわかりやすいものがいいなと思いまして。
イラストの面積がやや大きいので、この文字数を納めるのはちょっと難しいのですが、みんなうまく納めてました。
どうしたらいい具合に納まるのか、ちょっとしたアドバイスをさせていただきました。
雲の中の 明るさうれし 月を待つ
阿部みどり女作
【1】萩(はぎ)
「草かんむり」に「秋」と書く、まさに秋を代表する花の1つです。秋のお彼岸にお供えする「おはぎ」の名の由来にもなっています。
〈花言葉〉・・・思案、内気、想い、前向きな恋、柔軟な精神【2】尾花(おばな)
尾花とは「すすき」の別名です。すすきの穂が動物の尾に似ていることが、名前の由来と言われています。お月見にはかかせない飾りの1つです。
〈花言葉〉・・・勢力、生命力、活力、隠退、悔いなき青春、心が通じる
【3】葛(くず)
葛湯、葛切り、葛餅など今でも親しみ深い植物の1つです。葛の根を乾燥させた「葛根(かっこん)」は民間治療薬として、風邪や胃腸不良などの際に用いられます。
〈花言葉〉・・・治療、活力、根気、努力、芯の強さ、恋のため息
【4】撫子(なでしこ)
日本女性の清楚さを表現した「大和撫子」の「撫子」は、この花のことです。可憐な淡紅色の花を咲かせます。「枕草子」の中で、清少納言は撫子の美しさは草花の中で第1級品であるとしています。
〈花言葉〉・・・純愛、無邪気、思慕、貞節、才能、大胆、いつも愛して
【5】女郎花(おみなえし)
女郎花の名前の由来は、花の美しさが美女を圧倒するためという説があるほど、優雅で美しい花として古代の人に親しまれた花です。そのため、多くの歌や句にも詠まれています。また、女郎花の根と全草には解毒・鎮痛・利尿などの作用があります。
〈花言葉〉・・・美人、親切、はかない恋、心づくし、約束を守る【6】藤袴(ふじばかま)
藤袴は、花の色が淡紫色で、弁の形が筒状で袴に似ていることからこの名前が付けられました。乾燥させると桜餅の桜葉と同じ良い香りがするため、洗髪や香水にも用いられます。現在では絶命危惧種に指定されており、野生の藤袴を見ることはほとんどできません。
〈花言葉〉・・・遅延、躊躇、思いやり、あの日を思い出す、優しい思い出
【7】桔梗(ききょう)
桔梗は、その形の良さから多くの武将の家紋に用いられました。中でも明智光秀の水色桔梗の家紋は有名です。桔梗の根を乾燥させ粉末にしたものは、痰や咳の薬として用いられています。藤袴と同様、絶滅危惧種に指定されている花です。
〈花言葉〉・・・清楚、気品、誠実、従順、変わらぬ愛、優しい温かさ
かなすふでぃオリジナルシーズン講座
10月26日(土)10:00~12:00
※2か月に1回のペースで開催、この次は12月になります。
定員8名さま
5,400円税込 事前振込
[持ち物]
ぺんてる筆ペン太字または中字黒他、お手持ちの筆ペン
パステル、下敷き
A4サイズの練習用紙10枚ほど
カラー筆ペン、パステル、下敷きをお持ちでない方は貸し出しいたします。
[会場]
渋谷セキュリティースペースにつき、JR渋谷駅ハチ公前9:45集合(時間厳守)
全員で移動し入館します。
初級セミナーを受けたあと、ひとりで描いているけれど、たまにはみんなと一緒に賑やかに描きたいな。
他の人の描いているところを見たり、作品に刺激をもらったりしたいな。
とにかく楽しく自由にのびのびと伝筆を描きたい!
そんなご要望にお応えします。
各回、内容が異なります。
講師のわたしもなにが飛び出すか、見当がつきません。
シーズン講座というより、お楽しみ講座と呼んだほうがいいようなw
脱線しまくりになること間違いなしです。
楽しいの大好き!縛られずに描きたい人、大歓迎。
伝筆のコツに話がおよぶ濃いぃ内容を考えていますので、
初級セミナー修了者さま対象でお願いします。
他の先生から受けた方ももちろんOK!
それからわたしから体験セミナーを受けた方も対象とさせていただきます。
※講座終了後20分ほど(延長の場合あり)質問等受け付けるなんでもタイムを設けます。
なんでもタイム終了後はご希望の方と一緒にランチ(実費精算2,000円程度)、こちらもぜひご参加ください。
その日の状況に応じて、神社参拝しての伝筆絵馬描きや渋谷のスポットにみんなで行ったり、とにかく楽しく自由に!をモットーに盛り上がりましょう。
それにしても台風は無情にも宮古島直撃。
どうかどうか速く過ぎ去り、みなが無事であることを祈るばかりです。