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ZIPANG-3 TOKIO 2020 ~世界自然遺産小笠原諸島~「固有森林生態系回復ボランティア2019in母島」参加募集

2019.09.05 03:25

はじめに 記事をお届けするに当たり、この度の九州豪雨と山形沖の地震災害、並びに近年の北海道・関西地方、並びに中国四国・九州地方他、多くの大雨・地震災害で未だ行方不明、並びに亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。



小笠原諸島固有森林生態系回復ボランティア2019 in母島の実施について
(参加者募集のお知らせ)

小笠原諸島 母島 沖港

小笠原諸島 母島 鰹鳥島

小笠原諸島 カツオドリ(親子)



小笠原諸島固有の森林生態系を守り、次代に引き継ぐための 外来植物の駆除作業、 そして、小笠原諸島固有種のオガサワラグワ苗植樹も行います。あなたも小笠原本来 の森林に戻す修復作業に参加してみませんか?


平成23年6月に世界自然遺産に登録された小笠原諸島は、海洋島における独自の進化を遂げた固有の動植物が数多く生息・生育しており固有の生態系を形成しています。その一方で外来植物であるアカギ等が繁茂し、小笠原固有の植物への悪影響が懸念されています。


関東森林管理局では、この小笠原諸島の森林生態系を守り、後世に引き継ぐために、広く国民に参加してもらい、外来植物の駆除を行う「小笠原諸島固有森林生態系回復ボランティア 2019 in 母島」を実施します。


航海期間

11月26日(火)~12月1日(日)(船内2泊、母島3泊)

場所

小笠原村母島字桑ノ木山 桑の木山国有林28林班ろ小班内

作業内容

母島内の国有林 (当日の天候等による作業場所の変更あり) 

1日目:外来種アカギ等小径木の伐採及び稚樹の抜取り作業
2日目:固有種オガサワラグワ等の植栽作業


小笠原諸島 南島(扇池)


募集期間

令和元年8月30日(金曜日)~令和元年9月19日(木曜日)

募集人員

20名(ただし、満18歳以上の方を対象とします。)

経費等

約80,000~90,000円(運賃・宿泊代他)

集合場所

11月28日(木)午前9:00に母島沖港 ははじま丸船客待合所 本土からの参加者は、11月26日竹芝桟橋からの乗船となります。(おがさわら丸)

応募方法

はがき、FAX又はE-mailにて参加希望者の住所、氏名(ふりがな)、 年齢、性別、電話番号、FAX又はメールアドレス、母島観光協会からの宿泊先案内希望の有無を明記の上、 下記宛先に応募して下さい。申込み1件につき4名様まで応募出来ます

申込み先

〒371-8508 群馬県前橋市岩神町四丁目16-25
関東森林管理局計画課自然遺産保全調整官 山本 道裕

FAX027-210-1174
E-mail:michihiro_yamamot650@maff.go.jp 

問合わせ先 027-210-1265(担当:山本、益子)


その他

(1) 応募多数の場合は、抽選とさせていただきますのでご了承下さい。
(2) 参加者の可否につきましては、9月24日頃までにご連絡いたします。
(3) おがさわら丸乗船料金等の経費概算内訳は、参加者決定後にお知らせします。
(4) 「おがさわら丸」及び「ははじま丸」の乗船券(往路・復路)については、各自購入して下さい。
(5) 母島での宿泊先については、希望者に母島観光協会からご案内いたします。
(6) 参加申込みの個人情報は、母島観光協会のみに提供し、その取り扱いには十分注意します。
(7) 台風等の気象状況等により中止となる場合があります。自然遺産保全調整官 山本 裕 
(8) 作業用手袋は各参加者が持参をお願いします。


関東森林管理局(計画課・東京事務所・小笠原諸島森林生態系保全センター)
小笠原総合事務所国有林課


参考

小笠原諸島世界自然遺産登録について

1.遺産名: 小笠原諸島

2.所在地: 東京都小笠原村

東京湾からおよそ 1,000km(竹芝~父島間)南方の海上に、南北 400km にわたって散在する大小 30 余りの島々。父島に約 2,000 人、 母島に約 450 人が居住。東京の竹芝から父島まで船で 25 時間半。

3.区域等:

○区域

・聟 むこ 島列島、父島列島、母島列島、西之島、北硫黄島、南硫黄島 の全域(父島及び母島は一部地域)

・父島列島及び母島列島周辺の一部の海域

○面 積 陸域 約 6,360 ha 海域 約 1,580 ha 計 約 7,940 ha

4.共同推薦省庁: 環境省、林野庁及び文化庁



太平洋における登録地の位置


 「小笠原諸島」については、以下の自然遺産の記載基準に合致するものとして世界遺産一覧表に記載されています。

登録基準

ⅸ 生態系

評価内容

資産の生態系は様々な進化の過程を反映しており、そ れは東南アジアおよび北東アジア起源の植物種の豊か な組み合わせによって現されています。また、そのような 進化の過程の結果、固有種率が極めて高い分類群があります。植物相では、活発な進行中の種分化の重要な中心地 となっています。


小笠原諸島は、陸産貝類の進化および植物の固有種における適応放散という、重要な進行中の生態学的過程により、進化の過程の貴重な証拠を提供しています。小笠原群島の島の間の、時には島の中における細やかな適応放散の数々の事例は、種分化および生態学的多様化の研究、理解の中核となっています。この特徴はさらに、陸産貝類などにおける絶滅率の低さにより、強化されています。


小笠原諸島においては、固有性の密度の高さと適応放散の証拠の多いことの組み合わせが、他の進化過程を示 す資産よりも際だっています。小面積であることを考慮すると、小笠原諸島は陸産貝類と維管束植物において並外れた高いレベルの固有性を示しています。


小笠原諸島の世界遺産登録までの経緯

平成15年5月 国内の候補地に選定

外来種対策の進展、国立公園の規制強化など

平成18年11月 科学委員会と地域連絡会議の設置

科学的助言と地域の合意形成を踏まえた保全管理・推薦

平成19年1月 我が国の暫定一覧表に掲載

○関係機関が連携した外来種対策の強化父島以外の全ての島からのノヤギ根絶弟島からのノブタ・ウシガエル根絶など

○保護担保措置の強化 小笠原国立公園計画の大幅な見直し など

平成22年1月 ユネスコ世界遺産センターに推薦書提出

平成22年7月 諮問機関(IUCN)の評価者による現地調査

平成22年9月 IUCNから追加情報を求める書簡海域拡張、バッファーの追加説明、外来種分布図など

平成22年11月 IUCN書簡に対する回答全て指摘のとおりに対応

平成23年5月7日 IUCNによる評価結果の報告(ユネスコ世界遺産センターから各締約国に連絡)

平成23年6月24日 世界遺産委員会による決定



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使



協力(順不同・敬称略)

関東森林管理局 〒371-8508 群馬県前橋市岩神町4-16-25 電話:027-210-1155(代表)

文部科学省 〒100-8959 東京都千代田区霞が関三丁目2番2号 電話:03-5253-4111(代表) 

環境省 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館 TEL 03-3581-3351



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