とにかく思考を止めるな。
夏休みが終わり、作文教室も再開しました。子どもたちが、ウキウキと教室にやってきてくれることが嬉しい限りです。
1ヶ月で日本語がたどたどしくなっちゃった子もいたりしますが、またたくさん考えて、話をして、書いていこうね。
遅くなりましたが、7月に中学生に取り組んでもらった『高校の名物問題に挑戦!』シリーズから2つ紹介します。
次のことばについて、あなたが感じたり思ったりすることを述べなさい。(今回は200字です)
1、世界は”のっぺらぼう”である。西江雅之
『世界はのっぺらぼうである」とは、世界はいつでもスタートの状態であるという意味ではないだろうか。なぜなら、のっぺらぼうは真っ白で何もない状態だからだ。真っ白な状態のものは、これからいくらでも改善することができる。しかし、良い方向に変化できるということは、悪い方向に変化してしまう可能性も十分にある。例えば地球温暖化など、真っ白な状態をどう変化させるのかの判断を誤れば、さらに悪化してしまうかもしれない。だから、のっぺらぼうの状態からより良い状態にするために考えて行動し、この世界を作り上げていくことが重要なのだと私は考える。
2、人間はその人の直面している条件に支配されてなどいない。むしろ逆に、その条件のほうにこそ、人間の決断いかんに支配されているのである。V.E.フランクル
フランクルは、条件というのは人間が決めたことだから簡単に変えることができるといいたいのではないか。
問題に直面した時、人間は「こうしなければいけない。」と一見条件に支配されているように見える。しかし、そう決めつけているだけである。条件など考えず、様々な方向から物事を見ることができれば、どんな問題も解決できると考える。
だから僕は、条件に縛られず生活できるかどうかが大切だと思う。