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- SORAIRO -

13日の金曜日

2019.09.12 03:00

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。


明日は十五夜だそうです。

十五夜よりも、「13日の金曜日」の方に気づかれた方が多いかもしれません。


「13日の金曜日」は、欧米の一部の国で広く知られる迷信の一つです。

特に英語圏で不吉な日とされていたため、映画等を通して日本でも広く知られるようになりましたが、この迷信の起源については諸説あるようです。


こうした迷信は洋の東西を問わず、各地にさまざまなものがあります。

また、迷信だけでなく、個人や一部の小集団に特有のジンクスなどもあります。

私が小学生の頃は、「ミサンガ(プロミスリング)」が大流行りしました。

紐を編んで作ったブレスレットが切れると願いが叶う、というジンクスの一つです。

最近では、パワーストーンやパワースポット巡りなんかも、そうした例の一つと言えるでしょう。


科学が台頭して久しい現代でも、こうした経験則や信念に由来した迷信やジンクスはなくなることがありません。

信仰というほど強くもなく、どこかで眉唾であると感じていても、いいこと、もしくは悪いことがあるかもしれないと思うと気になってしまう…。

人の心は自分で思っているほど理性や論理に支配されてはいないようです。


迷信やジンクス、験担ぎといったものが、科学的根拠がなくても人々の心を惹きつけるのはなぜでしょうか?


迷信であれジンクスであれ験担ぎであれ、「そうなる」と信じている人にとってはそれは真実以外のなにものでもありません。

それが「眉唾」だと心底信じている人には、眉唾だということが真実になります。

パワースポットを巡るといいことがあると信じている人は、パワースポットに行った後「いいこと」に対して敏感になります。

13日の金曜日が不吉だと信じている人は、この日は悪いことに身構えているため「悪いこと」に対して敏感になります。

そうした迷信やジンクスを眉唾だと思っている人は、パワースポットに行こうと13日の金曜日が来ようと、いつもと同じ日常を過ごします。

それぞれの人生においては、それぞれが信じていることが実現するわけです。


イチローをはじめ、スポーツ選手や芸能人、経営者等、こうしたジンクスをパフォーマンスを上げるために活用している人もいます。

「靴は必ず左から履く」ことは、全ての人に無条件でよいパフォーマンスをもたらすわけではありません。

しかし、ジンクスが自分の意識を変え得ることを知っている人には、意識のアンテナをよい方へ向けるためのスイッチとして機能し、自分のパフォーマンスをあげることができるのです。


NLPではアンカリングというスキルを使って、こうしたジンクスを自分の状態を変化させるために活用することができます。

ジンクス、つまりある特定の条件をスイッチとして活用して、緊張を即座に緩和させたり、不安な状態や恐れの状態から平静を取り戻すこともできるのです。


ただのジンクスや迷信といっても、人の思いの力は案外馬鹿にできないものです。

どうせなら、自分をよい状態にするジンクスや験担ぎを活用したいですね。


あらあらかしこ