高校別卒業後進路の割合比べ。各高校の大学・短大・専門学校・就職・留学・浪人(進学準備)の比率を調べてみました
高校受験案内ハイスクールガイダンスさんのデータをもとに、高校別の進路の割合をまとめてみました。
上記の表、見にくいと思うので、一緒に詳しく見ていきましょう。ちなみに、進学準備は概ね浪人ということです。下の図の黄色いところ(湘南藤沢地域)中心に書いています。
湘南高校は、大学か進学準備かがほとんどですね。行事も頑張る学校ですから、横浜翠嵐高校(大学70.0%、進学準備ほか30%)と比べても浪人の割合は高めです。「4年かけて国公立へ行く学校」と揶揄されることもあります。もちろん伝統ある素敵な学校ということの変わりはありませんが。それでも、昨年の進学準備率42.8%よりはぐっと下がりました。
鎌倉高校や茅ヶ崎北陵高校など、今年から特色検査を実施する高校も、「進学校」のくくりとして、大学進学がメインですね。元気な湘南・鎌倉、真面目な翠嵐・北陵と比較すると、真面目な方が浪人生が少ないのは偶然でしょうか。偶然でしょう。
SOFTS(七里ガ浜高校・大船高校・藤沢西高校・鶴嶺高校・湘南台高校)からは短大進学や専門学校進学も増えてきました。
この中で言えば、偏差値的には上位の大船高校の大学進学率が高くないことが不思議ですね。生徒数が多いので、多様性を持ちやすいのでしょうか。「大学に行かなきゃダメ」という時代でもありませんし、進路選択の幅があることはいいことだと思います。進学準備の割合が高いこともあって、チャレンジ思考も高いのかもしれません。
茅ヶ崎高校、深沢高校となってくると、専門学校の存在感が増します。最近の専門学校は、本当に専門性に優れていて、設備なども素敵なところが多いですもんね。
茅ヶ崎高校では、就職の割合にも注目です。インクルーシブの影響もあるのかな。
同じレベル感の中でも、藤沢清流高校は普通科、藤沢総合高校は総合学科ということで、割合比べると違いがよくわかりますね。
茅ヶ崎西浜高校や寒川高校ではさらに専門学校や就職の存在感が増します。藤沢工科高校では、その名の通り、就職が高まります。近隣のいすゞ自動車などが積極的に受け入れをしているそうです。
ざっと見てきましたが、各校の進路の違いがわかって興味深いですね。
次に、浪人(進学準備ほか)の割合を比べてみましょう。昨年度のものも併せてどうぞ。
浪人生(進学準備ほか)ランキング ()は昨年度
1 湘南高校 35.8(42.8)
2 鎌倉高校 25.6(23.6)
3 大船高校 21.6(16.4)
4 茅ヶ崎北陵高校 19.9(21.4)
5 茅ヶ崎西浜高校 19.1(15.6)
6 七里ガ浜高校 18.2(20.2)
7 深沢高校 16.3(8.1)
8 寒川高校 13.4(12.0)
9 湘南台高校 12.5(10.5)
10 藤沢西高校 12.2(8.9)
もちろん、浪人というのは何も悪いだけのものというわけではありません。行きたい学校または自身の目標を目指して頑張る期間ですから、人生において大切な時間になることも多いです。
昨年よりも全体的にこの割合が伸びているのは、定員厳格化などによる大学難化のせいもあるのでしょうか。それも見越した対策というか、一年生からGTECを受けさせるという学校も増えましたね。ベネッセウハウハですね。
ただご覧いただくとわかる通り、「どこに行ったから浪人しない」なんてことはないってことです。目標は違えど、どこに行ってもまだまだ勉強中心に何か頑張らなくちゃ選択肢が広がらないのは一緒です。逆に言えば、どこの高校に行っても、勉強しておくだけで選択肢は広げられるのです。
未来を見据えるのはいいこと。でも、未来を生きる誰かと、君は違うからね。色々なデータを参考にしながらも、君は君の手で、君自身の人生を輝かせに行こう。
どんな進路を選んでも、君が決めたなら間違いじゃない。
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ここから読み取れることがまだまだありそうではある。