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はちどりphoto

フランスと かわいそうの話

2019.09.05 21:08

フランスでは

フランス語で声をかけられることが多いです


「話せるかな…」

と探りをいれながら話されるわけでもなくとてもナチュラルに



10年前に行ったブルキナファソで鍛えた経験から

「ジュヌパレパ フランセ ポワ」=わたしはフランス語を話せません

これだけは言えますので 何かにつけて連発しているのですが

どこからどう見ても生粋のフランス人には見えないわたしなので

それだけ移民が多いということの表れだと思います



話せないと言っても

「そうなの、でもね」って感じで 

構わず話してくる人が何人もいておもしろい( ^ω^ )



パリでは貧しさも見ました

物乞いも多いし

そもそも駅がバリアフリーじゃありません


エスカレーターもエレベーターも

ちょっと大きい駅にしかありません


絶望的でした


地下鉄が発達している ということは

そういうことも配慮されるほどに発展しているかと

勝手に期待していましたがアンバランス



多様性の豊かなパリでそれはちょっと驚きました


バリアフリーのインフラ整備は

その国の豊かさに繋がるのでは と思っています


必要性を理解し

そこにお金をかけられるかどうか



ファッションも街並みもやっぱり美しいけれど

華やかで先進的なイメージとは裏腹な現実があるようです



***



先日 「難民の方の話を聞いて 可哀想だと思いますか?」

と聞かれました



わたしは自分でも驚くほど

「かわいそう」だと思えません


聞くだけでゾクッとする話もあるし

家族への想いを聞けば胸が締め付けられるし

逃げてくる過程も どれだけ大変だったろう と苦しい気持ちになることはあり

その体験に心を寄せて理解したいと思うけど

かわいそうだと思うことはとにかくありません



その体験が彼らを強くし

彼らにしかできないことをしていきます



だけど子どもに対しては かわいそうだと思います


大人に翻弄されて恐怖を味わっていることを思えば涙も出ます



でもそれでも

彼らは私たちとは違う視野で未来をつくることができます


翻弄されるけど

その中で培われるたくましさや優しさは尊い



同じ経験をしてもどう捉えるかはその人次第です



わたしは生命力と 精神力を信じて

ただただ それぞれの幸せを祈るだけ


2つ以上の写真のアップロードができない事態。

良い写真をいっぱいご紹介したいけれど残念ながら…

どうしたのー!困った!