空想を現実と融合させる楽しみ:映画『嘘に灯して』
みなさま、こんばんは。春本雄二郎と申します。
今年11月に撮影する映画『嘘に灯して』を脚本・監督しております。
初監督作は『かぞくへ』という映画で第29回東京国際映画祭にノミネートされ、2018年に全国公開されました。
現在、次回作『嘘に灯して』の撮影に向けて、着々と準備を進めております!
そんな中ですが、先日に続き、第3回目のロケハンに行ってきました!
「ロケハンとはなんぞや?」という方は8/19のブログをお読みください。↓
今回は、物語の重要な場所となる『個人経営のパン屋さん』を探しに行ってきました!
映画のロケ地ってどういう風に決めるの?探すの?
という素朴な疑問が、一般のみなさまにはあるはずなので、今日はそのお話を。
色々なやり方がありますが、
とにもかくにも、まず「監督のイメージ」(空想)が出発点になります。
現実にそんな場所があるかどうかはともかくです。
あとはものすごくシンプルで、
①実際にロケで使われたことのある、もしくは使ったことのある物件から、イメージに近い場所を引っぱってくる方法。
この場合は、使用実績がある場所なので、交渉がしやすいという利点があります。ただ、他の作品でも使われているので、既視感がぬぐえないというデメリットがあります。
②グーグルマップや地図、電話帳、時には足などを使って、イメージに近い物件を手探りで探す。
この方法は、まずイメージに近い店自体を探すのに時間がかかります。でも、イメージにより近い物件を見つけ出すことはできます。一方で、物件が見つかったとしても、そのお店が撮影許可を出してくれるとは限りません。外れた時のダメージがでかいです。
でも...
許可が下りた時の瞬間はめちゃくちゃ嬉しいのです!!
だって、自分の空想の世界と、現実がものすごくぴったりと融合していくんですから!!
そんなこんなで、春本は今回グーグルマップとネットを駆使して、パン屋さんを見つけ出し、飛び込みで交渉しました!
すると、なんと撮影を許可していただけました!!
めちゃくちゃ嬉しいです!!あまりに嬉し過ぎて売っているパンをたくさん買ってしまいました。というか、この昔懐かしいジャムコッペが、生地しっとりふんわりでジャムとの相性抜群!そして三食パンとメロンパンもめちゃくちゃ美味しかったです!
ロケの朝ごはんで使わせていただこうかと真剣に考えてます。
というわけで、ロケハンのロケ地探しは、実はめちゃくちゃアナログです。
ロケ地が一つ一つ決まってきています!
いい世界観が生まれそうです!
皆様引き続きご期待ください!
それではまた!
#みんなで灯す #嘘に灯して
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