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満腹企画:8杯目『V-e ヴォイス・エレメント』

2019.09.08 04:46

 2019.9.6㈮ PM13:00 上野ハウス 


 暑さがぶり返した真昼の上野を、宮岡志衣さんが出演されている満腹企画8杯目『V-e ヴォイス・エレメント』を観る為に上野ストアハウスへと足を運んだ。


 舞台の左右に数段の階段、その階段の上と下にあるスペースと階段に挟まれた舞台中央にある回り舞台で物語が展開される。


 今日が千穐楽なので、詳しくは綴れませんが、全体の感想を書ける範囲で書かせて頂きます。


 この舞台を観るきっかけは、タスクを演じる宮岡志衣さんに、『キーキャラクターを演じるので、麻美さんに是非見て欲しい』と連絡を頂いてこと。志衣さんが出て来た瞬間、タスクは、志衣さんでなければ出来ないタスクで、カッコイイ!と思った。


 20年前、高校のアニメ部に所属し、夢を語り合った若者たちは、つばさ(榎本温子さん)とひなた(樹元オリエさん)は声優になるもひなた翼と共にヒットアニメの主役を演じたあと声優を辞め、つばさは人気声優となり今も活躍し、ヒロキ(谷口健太郎さん)はアニメ監督、ジロウ(近藤大稀さん)はスーツアクターとそれぞれが夢を叶えて仕事を続けているが、現実に忙殺されていた。


 夢の世界に憧れ、夢を叶えた若者達が20年の時を過ごすうち現実に翻弄され葛藤しながらも、もう一度あの頃の気持ちを思い返し、流され押し潰されそうになりながら、もう一度原点に立返る人間ドラマかと思いきや、そこに未来の世界から危機に陥った未来の世界の人間を救う為タスク(宮岡志衣さん)によってプログラミングされた人型AIロボットが加わっての紆余曲折、アクションあり、対決あり、笑いあり、ドタバタコメディーのようで、ほろっとしたり、涙もぽろりと零れたりの観終わったあとに、爽快で幸せで温かい気持ちに包まれて、元気になれるコメディー。


 人の声には力があり、言葉には『言霊』と言われるように思いを叶える力がある。

 『声の力』『言葉の力』が、この2つがこの舞台、物語のテーマ。


 言葉によって操っていたはずが、いつの間にか操られていたり、悪い思いや気を持って発した言葉は、この世界を闇に染め戦争や紛争、嫉妬や憎しみを生む一方、うつくしい思いや優しい気を持った言葉は、この世界を温かな光で満たし、平和や思いやり、愛や幸せ、喜びや希望を生む。


 言葉と声には魂があり、力がある。

 つばさとひなた、二人の声が一つになり立ち向かうべき敵に、その声で、その思いで挑み、立ち向かう時、きっと世界は変わる。


 とこう書くと、ちょっとシリアスな舞台に見えるこの物語を全編笑いを散りばめながら、主演のお二人が声優であることもあり、リアルな声優あるあるや声優のお仕事を垣間見れたり、カッコイイアクションもあり、子供の頃、ヒーローものや美少女戦士もの、アニメで育ったお父さんお母さん世代から子供まで幅広い世代が楽しめて、思いっきり笑えて面白い、最高のエンターテインメントな舞台。


文:麻美 雪