Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(最愛43)

2019.09.08 12:30

「隆二たち、こっちにいたよ」




『そうですか、良かった…』




「理愛、今どの辺り?」




『インフォメーションの前です』




「じゃあミュージアムを出た所で待ってて。会計済ませたらそっちに行くから」




『広臣さん、さっき剛典さんからLINEがあって、もうすぐこちらに着くそうです』




「そっか、わかった」




「じゃあ後でね」




理愛が一人でミュージアムのゲートを出て、臣が言った待ち合わせ場所に立っている時だった。




刺すような視線を感じて振り返ってみると、

剛典の実家で見かけた、あのロングヘアの女と目が合った。




女は慌てて逃げようとした。




「待ちなさい!!あなたなぜここにいるの?」




階段の上で女の腕を捕まえた。




「な、なによ‼️あんたこそ、まるで臣の女房気取りでさ💦」




「…なにを言ってるの?」




「あんた、岩田さんの嫁でしょ?家で大人しく子育てしてなさいよ!!!」




理愛は表情ひとつ変えずに返した。




「あなたにとやかく言われる筋合いはないわ」




「痛い‼️離してよ💦」




「広臣さんを付け回して、ストーカーみたいな真似はしないで」




「ぐ、偶然よ!!」




「大の大人が一人で子供向けのミュージアムに、なんの用事があるっていうの?」




「中にいたって証拠ないでしょ💦」




「ずっと、誰かにつけられてる気がしてた」




全てを見透す深海のような瞳。




女は観念したように白状した。




「あ、あの子…臣の血を分けた隆臣くん。

可愛いから、もっとお話がしたくてついてきたのよ」




理愛は女の言葉を聞いて、ゾッとした。




「広臣さんだけならともかく…」




「隆臣くんに近づいたら、ただじゃおかないから!」




理愛の深く青い瞳が一瞬、真っ赤に燃えたように女の目にうつった。




「きゃあ‼️化け物💦離して‼️」




ドン!!!!




女が突き飛ばしたはずみで理愛は宙に舞い、階段の下まで転げ落ちた。





つづく