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徒然piano

人生の嵐 D947

2019.09.09 11:15

 私の住む県は、昨夜遅く久々に強い台風15号の直撃でした。

皆さん被害はなかったでしょうか?

毎年毎年日本中のどこかで「観測史上初」という言葉がきこえてきます。

家が夜中の間ずっと揺れ続け、窓がいつ割れてしまうかとビクビク

怖くて眠れなかった方、たくさんいたことと思います。

私も夜中に大きな音で目が覚めると、その後は眠れず...

自然の力はすさまじいです



 毎年夏は、たくさんの音楽を聴くことが少なくなります。

 去年も、おなじこと言ってました。

 暑すぎてそんな気分にもならないんでしょうか。

おまけに最近車のオーディオが壊れ、なおさら聴く音楽が遠ざかっていたところ。

 久々に好きな音楽を聴き、また心が満たされるような気分になりました。

やっぱりこれですね!この感情!忘れかけてました・・。


 今日は、シューベルトの連弾曲を。

シューベルトについては以前にも書いたこちらをどうぞ。

 

 シューベルトは、亡くなる年にたて続けに、傑作と呼ばれるピアノソナタや連弾曲や歌曲を次々に生み出しているのが驚きです。

 その中の連弾曲、D947「アレグロ」

 シューベルトのとても近い友人、シュパウンくんが「デュオ」とタイトルメモをした写譜が残っているのだそう。(自筆譜は紛失)

 また、この曲は出版社によって、「人生の嵐」というタイトルが付けられています。

 シューベルトがこの曲にそんなタイトルをつけていないので、いつものごとく「嵐」という先入観を無くして聴きたい。

 シューベルトは、音楽家になることを親に反対されながら、芸術仲間に支えられ、その仲間と楽しむためたくさんの曲を生んだ作曲家でもあります。

 ベートーヴェンやショパンなどの現在でも有名な曲が使われる大作曲家の影に隠れがちなのですが、シューベルトの連弾曲は、楽しいものが多く、その中でも最晩年の3部連弾曲(D940,D947,D951)は傑作なのです。

 シューベルティアーデと呼ばれている夜会では、そんな名曲たちをたくさんの友人と語り合いながら楽しんでいたのですね。

 ピアノを弾いているのがシューベルト(ウィキより)

 あ~、楽しそう。こんな話をしていたら、シューベルトの連弾曲を弾きたくなってきたー!


 次回予告。もうこれ以上好きな連弾曲ない!てくらい好きなD940「幻想曲」

 気長にお待ち下さい(汗)