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BSC_Radio TOKYO

ラブリーサマーちゃん「LIKE SONG」9月9日 放送後記

2019.09.09 13:50

月曜日のこの時間はラブリーサマーちゃんのライクソングマンデーです。


先週「バインセオ」を連呼されていたラブリーサマーちゃん。

この一週間はバインセオ漬けの毎日だったそうです。


発見:

水ではなくココナッツミルクで作ると美味しいことを発見したそうです。



◆ラブリーサマーちゃんのセルフライナーノーツ◆

毎週1曲、ラブリーサマーちゃんの曲をセレクトし掘り下げていくコーナー。

今週選ばれたのは、

ラブリーサマーちゃん「PART-TIME ROBOT」

ラブリーサマーちゃんの曲の中で、現在唯一英語歌詞で作成された一曲。


もともと日本語で作っていた歌詞を英訳してくれた方というのが、今夜のゲストでもあります For Tracy Hydeの夏botさん(ラブサマちゃん曰く 管梓 a.k.a. 夏botさん)


夏botさんの手がける英歌詞に注目です。




◆ということでゲストの登場です◆

本日のゲストはFor Tracy Hydeでギターを務めます、

自称「どんよりインディーボーイ」夏bot(29)さんです。


この自称は「ピチピチロックギャル ラブリーサマーちゃん」に対抗したそう。

(ラブサマちゃん曰く 精神性はピチピチロックギャルではない とのことでしたが、「どんよりインディーガール」への鞍替えはご遠慮されておりました。)


早速、For Tracy Hydeの新アルバムから一曲です。

For Tracy Hyde「Girl's Searchlight」

イントロの12弦ギターがいいね とラブリーサマーちゃん。


見た目が最高 というリッケンバッカーの12弦ギターですが、値段はそこまで高くないんだよ と夏botさんです。




◆夏botさん選曲◆

Ride「Future Love」

僕の音楽的な原点 と語る夏botさん。

高校時代、これだったらもしかしたら僕も と思ったんだそう。


シンプルなんだけどかっこよくて、そういう、90年代のレジェンドが今こうして復活してるっていうのがね と夏botさんです。


また、このアルバムは音が若いよね という話しでは、ラブリーサマーちゃんも頷いている様子。

(この日のラブリーサマーちゃんはRideのTシャツを着ています。)


最初に活動していた頃にはなかった音があったり、そういう新しいことを50代のおっさんがやっているっていう、その精神性を見習いたい という夏botさんに対し、

新しさは求めている?と、ラブリーサマーちゃん。

求めているかって聞かれたら求めているわけじゃなくて、新しさって、結果的に滲み出てくるもので、狙ってやったら終わりかなと思う と夏botさん。


また、「このバンドが新しい」ってプッシュされてると「え?」と思ってしまう  と言うラブリーサマーちゃんに対し、

業界の新しさと我々の新しさの相違だったり、基本的に大人たちのいうことって、ねえ?いつもリスナーが一番正しいよ と返す夏botさん。


加えて、みんなが新しいと思うことを誠実に発信することが一番だと思うし、昔のものを再生産しても、結局先細りになっちゃうだけで、純粋な新しさはあり得なくて、あるのは要素の組み合わせの新しさだよね と夏botさん。


そこで、ラブリーサマーちゃんの先ほどの話しに。

ラブリーサマーちゃん曰く、シンセのいじり方とか、エフェクターの掛け方とか、そういう技術的な、時代によって可能になった新しさを聴いても、新しさが音楽を聴く上で一番大事だってことはないから、新しいとしてプッシュされているものを聴かなくても…と思ってしまう とのこと。


ただ、音楽を聴いていて、なんだかんだ驚きたいよね と語るお二人。

驚くって経験は良い悪いじゃなくて、一発目のヘヴィーさだから、そこにおいて新しさは必要なのかもね とラブリーサマーちゃんです。




◆ラブリーサマーちゃん選曲◆

尿ジョッキさんチーム「More Not Better No」

先ほどからの夏botさんの発言から、夏botさんはロマンチストだと語るラブリーサマーちゃん。


以前タワレコのポップに、

「靴を見るな海を見ろ」

と夏botさんが語っているのを目にしたときもそう思ったんだそう。


「靴を見るな」とは、夏botさんがやられている音楽がシューゲイザーと称されることが多いんだそうですが、シューゲイザーが、その音楽性から、

床に置いたペダルを見ながら演奏する = 靴{shoe}を見る人{gazer}

から由来する という逸話になぞられて、「靴を見るな」としたんだそう。


そこで、ではなぜ海なんだ というラブリーサマーちゃんの問いに対し、

海っていろんな文脈で使われていて、自然だったり社会だったり文学だったり、それが人の思い出と結びつきやすくて、各々が自分で意味を見いだせるかなと思い使ってるんだよね。皆さん各々の海を見つめてください と語る夏botさん。


こう言うところがやばいんだよ、いい意味でやばいの、と ラブリーサマーちゃんです。


そして本題の、尿ジョッキさんチームの選曲理由ですが、

二番でドラムが電子音に変わるんだけど、そのドラムの音のリリースの短さとか、それが凄くかっこいい と語るラブリーサマーちゃん。


この曲は、夏botさんが主催するCanata Recordsからリリースされているそうですが、この頃の夏botさんの作る曲から好きなんだよね とラブリーサマーちゃん。


特にCanata Recordsの中では、夏botさんがソロでやられていたShortcake Collage Tapeが好きなんだそう。

中でも歌詞が好きだったそうで、例えば「あなたが飛び降りるところを見たい」とか、かなり攻めた内容だったそうです。

そう考えると夏bot氏は性格変わったよね とラブリーサマーちゃんですが、

人間、成長するもんよ と夏botさんです。


ラブリーサマーちゃんは中学・高校生くらいの頃Canata Recordsを知ったそうで、インターネットのレーベルってインディペンデントでかっこいいんだなあと思ったんだそう。


今は忙しく、あの頃のような活動があまりできないと話す夏botさんですが、好きなことをしていたあの感じは大切にしていきたくて、だから、やってることが変わらないって言ってくれたのは嬉しい とおっしゃっています。




◆夏botさん参加バンドから選曲◆

エイプリルブルー「エイプリルブルー」

夏botさんがやられているバンド エイプリルブルーから、バンド名と同名曲を選曲です。


こちらのバンドの活動も皆さま要チェックです!



そして本日、そもそもなぜ夏botさんをお呼びしたかと言うと、ラブリサマーちゃんはかつてFor Tracy Hydeにいたんだそう。

仲違いのためバンドからは脱退し、当時は下北沢の道端ですれ違ってもお互い無視するほど険悪だったそうです。

こうして話せるようになってよかったよね とお二人。

ラブリーサマーちゃんがボーカルをやられている楽曲が、各サブスクリプションにまだ残っているかもしれないとのことで、皆さんぜひ探してみてください。


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今夜もあっという間の一時間でした。

For Tracy Hydeはアジアツアーも控えているということで、台湾くらいなら皆さん遊びに来てくださいよ と夏botさん。

台湾いきたいわ〜ん とラブリーサマーちゃんでした。


それでは皆さままた来週〜