『うどん部屋』レポート2019!令和Version <前半>
2019.9.7(土)、桑高祭にて同窓会による『うどん部屋』が出店されました。
懐かしい~というだけじゃない。そこには「チームうどん部屋」によるたくさんの準備、美味さのバージョンアップが加わり年々進化しているのです!
今回は、そんな『うどん部屋』の舞台裏を中心にレポートをお届けいたします♬
(チームうどん部屋の皆さま、ご協力ありがとうございます!)
2017年の様子はコチラ「復活!「うどん部屋」@桑高祭2017」を!
では、前半スタート!
2019.9.6(金)、桑高祭前日の夕暮時、
正門から構内をのぞけば、奥の方に『うどん部屋』のテントも見える。チームうどん部屋の準備に感謝。
体育館からはブルーハーツの「情熱の薔薇」が聴こえてくる。明日のリハーサルだろう。歌声の弾力はまさに “青春!” って感じだ。うむ・・・むむ・・・
(しばし遠くを見る目はつづく、、、)
一方、そんな前日のチームうどん部屋では別の準備も着々と進行。
大量のネギ刻みである。40束をメンバーで分担するのだが、
(上写真中央の美しい小口切りは料理上手の三林さん作。びゅーてぃふぉーー!アート♥o♥)
ピースサインを作りつつ、顔はというと、、、
ネギエキスが容赦なく襲いかかり、総出大泣きなのである。(いや~、けっこうキツイ~)
こんなアレコレもありながら『うどん部屋』があるのですね!
当然のことながら準備はこれだけじゃない。
7月、8月と2回のうどん部屋会議を実施。8月末には食品取扱者として腸内細菌検査を受け、検査証をもらうのだ。
会議だけじゃなく、その間にも様々に連絡を取り合って準備は進んでいく。
保健所への申請、材料の調達・買い出し、テントや机イスの管理、ガスボンベの手配、大きな寸胴鍋や細々とした調理器具の整備、器や割り箸やゴミ箱も手配し、看板や食券作り、釣銭を用意し、ユニフォーム(Tシャツ、エプロン、三角巾)、、、を万端整えて当日をむかえる。
(チームうどん部屋の皆さま、そしてご家族の皆さまのご寛容、本当にありがとうございます!)
備品は、同窓会理事の方の事務所と桑高の同窓会倉庫に保管されているそうだ。
桑高の倉庫の方は、学校の備品と混在になっており、そこではこんなモノを発見!
「プラネタリウム!!」
懐かしさもひとしおですぞ。
そして当日。
10時からのオープンに備え、早朝から開店準備を進めます。
達筆な看板は、桑高OGで書道家の長谷川久美さんに書いていただいた。
写真右端にはTV取材クルーの姿が!
ブースの向かい側に飲食スペース。
だんだんと陽も当たってきた。今日は暑くなりそうだ。
うどん提供の頃には建物が日影をつくってくれるだろう。
(準備作業の中、うどん部屋仲間が声をかけたら、にっこりピースで応えてくれた石上理事)
(後方では出汁作りも進行している)
キビキビと進む開店準備だが、ピリピリとした空気がないことにチームワークの良さを感じる。
2013年から復活した『うどん部屋』は今年で7年目だ。
経験豊かな先輩方々を中心に、新たなメンバーを加えながら「チームうどん部屋」も年々磨きがかかっているのだろう。
来年は貴方もチームに参加してみませんか!!
同窓会のホームページに「チームうどん部屋」参加者募集の案内が掲載されますので是非!!
(ご参考に、2019年の募集サイトはコチラをクリック)
さて、開店準備に戻ろう。
そう、上の写真にもあるように、会場設営とともに進める大事な作業が「出汁・つゆ作り」。
レシピはこちら↓。
つゆができるまでには2時間位かかるんですね!
間違えないように大きな紙に書いて、確認しながら、汗かきながらの進行だ。
出汁作りの最初からカメラはまわる。手元激写!
昆布と椎茸を浸して1時間経過。煮干しと厚削りの投入だ。
沸騰寸前に昆布を取り出し弱火に。
アク取り開始。煮干しが浮き沈みする火加減をチェックしながら、丁寧にアクを取っていく。
15分煮た後、雑節を加えさらに15分。(ずっとアク取り)
その後に鰹節を入れ、強火で煮立てる。一煮立ちしたら火を止めて1~2分置く。
そして濾す。
熱い!重い!!
男衆2人でゆっくりと大切に移していく。
その様子をTVカメラもしっかり捉えています。
出汁が取れた!いや~皆さんいい表情。
みりん、薄口しょうゆを加え、濃口しょうゆと顆粒だしで味を調えて、
「うどんつゆ」の完成!!
(模擬店設備をフルフル稼働して、工夫して、うどんつゆ作りは何回も何回も行われる。水場から水を運ぶのも重労働。何度往復してくれたのだろう・・・お疲れ様です!)
このように、手間と素材を惜しみなく用いて作られるのだ。
この手作り!きっと当時のうどん部屋をはるかに凌いでいるだろうな。思いの強さを感じます。ありがたや!
とそこへ、これまた大事な今年の肝入り「うどん」が到着。
今年のうどんは、地元保田商店(素材舎運営)の「桑名もち小麦」を使って、これまた桑名の「MuGicafe」さんが提供している「桑名もち小麦うどん」なのだ。
桑名もち小麦を作っているのは、桑高40回生の保田與志彦さん(保田商店、MuGicafeオーナー)。
保田さんのご協力により、もっちもちの強力なうどんを提供できるのだ。
運んでくれたのも保田さん。
(桑名もち小麦ご提供の40回生保田さん(写真右)と同期の中村さん)
(うわぁー こちらも達筆!)
「桑名もち小麦」は、東京でも大人気のベーカリーやサンドイッチ屋さん(各地からパン好きが集まるお店)が惚れこむ素材。
(↑このあたりの情報は以前の記事「桑名もち小麦収穫祭in三重テラス開催」に詳しく紹介。こちらも是非!)
「こだわりの出汁」と「桑名もち小麦うどん」、同窓会が生んだ “ならでは” の渾身の一杯だ。
令和バージョン(と勝手に呼んでいる)に期待は高まる♬
さあ、そろそろ10時。チケット販売まもなく開始です!