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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

人生の教材を増やす本『人生が変わるすごい地理』を読みました!大人の感想文

2019.09.22 15:05


海も、山も、川も、都市も、行き交う人々も、目に映るものすべてが、「人生の教材」に変わる。


そんな帯に彩られた良書が『人生が変わるすごい「地理」』。いやー、本当面白かった。


読みながらこんなにメモを取ったのは『残酷すぎる成功法則』以来でしょうか。


学び多き本でした。


本書は、「さんまのスーパーからくりTV」や「金スマ」のプロデューサーを務められていた東大卒の角田陽一郎さんの新刊。以前読んだ『最速で身につく世界史』も面白かったんですよね。


「学問」の力で働き方と生き方に「答え」が出る


そんな大それたテーマを、「地理」という学問を使って、見事に書き上げられています。面白かったところをいくつかピックアップしてみましょうか。ぜひ詳しくは本書で。



どうでしょう、興味がそそられる部分ありました?


例えば、

のお話、面白いです。


関ヶ原の戦いで行われた2度の大戦というのは、ご存知「関ヶ原の戦い」と、あともう一つは飛鳥時代の「壬申の乱」です。どちらも天下分け目の超決戦ですね。


では、なぜそんな大きな戦いが関ヶ原で行われたかというと、それは関ヶ原の立地に大きな関係がありました。


関ヶ原一帯は、山々で隔てられた日本海側と太平洋側、東西をつなぐ回廊になっているのです。新幹線や高速道路もここを通っていますよね。東海と近畿を結ぶ道の上。戦いが起こる場所にも、地理的な要因があるのですね。


地理って中学では基本1年生でやるんですけど、面白い先生と面白くない先生ではっきり分かれて、それに伴い生徒たちの好き嫌いもはっきり分かれるんですよね。


でも、学問の本質としては、歴史や政治や経済ともつながって、滅茶苦茶面白いんです。


水の近くに文明が栄えたこととか、気候による石造りや木造り等の家の違いとか、食べているものにまつわる奇跡のようなお話とか、モノがどこから来てどこへ行くのかとか、人類はどうやって日本へ辿り着いたのかとか。そこには壮大な浪漫と、謎と、先人たちの智慧の結晶があって、プラスアルファ現代を生きる僕らに必要な教養や常識も加わって、一つのエンターテイメントにもなる。それが地理です。


この本は、そんな地理の楽しみ方を教えてくれる、素敵な本でした。人生を変えるかどうかわかりませんが、物の見方が変われば一瞬一瞬が変わり、やがて日々が変わる。そしたら、人生だって変わるかもしれませんね。


地理が苦手な子は、これを読むべし。地理も読書も苦手な子は、誰かに読んでもらって、面白おかしく説明してもらうべし。


興味を持った勉強ほど、強いものはないからね。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

さぁ、ワクワクしながら、学ぼう。そのための教材はいくらでもある。