舟状骨内側の痛み
有痛性外脛骨という病名がついてます。
舟状骨の内側に存在する過剰骨が15~20%の人に認められるそうです。
骨が出っ張っているような感じに見えるのですが、骨がでている?
スポーツをやる若年層に多い?
外脛骨がでている人はいるとは思いますが、それが痛いのは別の原因じゃないの?
大人になってもでてきますが、あきらかな誘因がなくてもでてくることもある訳ですからね。
スポーツが原因とか、捻挫が原因とか、扁平足が原因というような説明では説明になりませんよね。
もちろんケースバイケースなので、そういう原因も考えられるとは思いますが・・・
スケートボードをやっている小学生が、この症状で痛みを訴えて来院。
実際に舟状骨の内側に腫れもありました。
押さえても痛みがあります。
一回目に足首から膝までのテーピングを行って痛みがなくなりました。
テープを貼った写真を撮るの忘れた!!
痛みがなくなって、数日後、再来院。
全然痛みがない。
腫れも圧痛もない。
二回目のテーピングに画像です。
やや足根骨と母指に絡まった反応があったので再度テーピングをしましたが、前回とは全く違う位置です。
足の痛みだから足にテーピングした訳ではありません。
全体から優位診断し、足と判断したということです。
この子の滑り方はグーフィなので、右足が前で滑ります。足根骨の動きが悪いので、これを調整することが目標です。
舟状骨の痛みをとることは全く目標ではありません。自然になくなったというのが正しいと思います。
スパイラルテープとキネシオテープの大きな特長の違いは、キネシオは伸縮するので、画像のように貼ったテープが波打つことはありません。
これは、足関節を伸展しながら貼るからです。この方が皮膚への刺激は強烈になります。キネシオだと伸縮してしまうので、この作用が起きにくいようです。