映画『HOT SUMMER NIGHTS』
映画『HOT SUMMER NIGHTS』
監督:イライジャ・バイハム
出演:ティモシー・シャラメ/
マイカ・モンロー/アレックス・ロー/
マイア・ミッチェル/ウィリアム・フィクトナー/トーマス・ジェーン/エモリー・コーエン
レディスデーには8月の内に観たかった、ティモシー・シャラメくん主演
『HOT SUMMER NIGHTS』
80年代や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では60年代。
しかしこの感覚。
知ってる記憶なのに、懐かしいがだいぶ遠い感じ。
知ってるけど幼くて、意外と知らないやつ。
90年代。
あ、『チワワちゃん』。
知ってるけど子供の頃の感覚で。
覚えてるけど世間のことは大体TVの振り返りで観て知った気になってる状態。
監督も、実は同年代だった。
『チワワちゃん』の時のように、時代へのリスペクトも憧れも同じくあった。
ただ、自分が少しだけ知ってるせいなのか、突き抜けたオリジナル感が、あまりなくて。
私たちの年代って、もう若い内に入らないけど、それでも新鋭の人が放つ新鮮味が、ちょっと欲しかったな。
というか『チワワちゃん』にはあったもんだから。
90年代を知ってる大人には、あの頃を思い出して浸って楽しいかも。
音楽がずっと鳴ってて、もちろんその当時の音楽が繋がってる。
繋げ方に繋がり方はオシャレだし、ちょとした細工が引き込んでくれた。
分かりやすい話は私は好き。
ただ、全部見えちゃったなら、その先も観たくなっちゃう。
象徴であるストームと彼の存在が重なるあたり、ゾクッとしたものの既視感もあったな、なんて。
色んな監督のオマージュもあったかも。
あったのなら、きっとこの監督も、映画が大好きなんだろうな。
しかしシャラメ君はこんなにもアンニュイで透明なのに、どうして影のある役をやらせたくなるんだろうか。
綺麗なものほど、汚れを見たい、
そんな欲求かしら。
それよりも、シャラメ君と並ぶ2人の新人俳優に目が持っていかれたのも、事実。
マイカ・モンローちゃんの、小悪魔的魅力。
超絶可愛い顔とは思わないのだけど(失礼)パーツがどれも惹かれる要素をお持ちで。
その唇、太もも、最高の若きマドンナ。
思春期男子たちが色めき立つのもよく分かる説得力だよ。。
汗ばんだ太ももは、夏の一大イベントですわね。
そのお兄ちゃん役を演じた、
アレックス・ローも…!!
いやこの兄ちゃん、どちゃくそセクシーなんだわ…!!!
アメリカン悪の代表かよ。
今でこそ草食男子も多く、塩顔にキュンする女性は多いけれど。
やっぱりやっぱり、男らしさ溢れる濃ゆい顔にエネルギー。
やられますわ。。
兄妹揃って色っぽいとかズルいわぁ。
シャラメ君がメインで宣伝文句にもなるけど、そこに乗っかれる2人は、実力と魅力が揃ってるのは当然なものの。
ラッキーも持ち合わせてると思うの。
いい役に、抜擢されること。
本当大事よね。
どんなに良くても、掘り出してもらえる場に出なければ他に持っていかれちゃうもの。
俳優女優は、世界何人もいるのだから。
2人はこれからメインどころでバシバシ出てくるだろうな。
見かける度に、この作品を、ひと夏のように思い出すのだと思うよ。