四国地方会 in高知 ④ 中学生編
中学生編
丹下さん、Mさん、対談発表
( Mさん ) 息子が中学のとき不登校になり、アドラー心理学を学ぶきっかけになったんですけど、まず、初めにカウンセラーさんから「学校に行くのは誰の課題ですか?」「朝起きるのは誰の課題ですか?」と言われたときに、私は自分が楽になるために行ったのに、そんなことを言われ「えー」と思いました。「こんなので大丈夫なのか・・」と思った記憶があって、自分自身は全然楽にならなかったし、辛かったです。
私は知らなかったんですけど、フォローの会に行く前に友達が私がどうやったら楽になるか、ということを影で考えてくれてたようで、急に喫茶店に呼び出されました。
みんなが私のことのようにすごくいろんなことを考えてくれているんですよね。それは解決するためじゃなくてどうやったら私が楽になって前に向かって行けるか。
その場で私は仲間なんだ。友達よりこの人達は仲間なんだ、とすごく感じたのを覚えています。だからアドラー心理学を学ぼうと。
でもやっぱりすぐにはできないんですよね。長い間持った性格があるんで、その度に不安になったり、辛くなったりして帰るんですけど、でもその度に勇気づけをしてくれたりとか・・。
丹下さんがよく私の顔を見てくれているんですよ。あ、すっきりしてないな・・と思ったら必ずメールで「Mさん大丈夫?」「今日は大丈夫?」「その後、どう?」とか。
(丹下さん) 「いい人やん」
(Mさん) 「いい人よ。めっちゃ」(笑)
そしてフォローの会でなかなか自分で言えないことが多いんですよね。こんなこと言ったら引かれるかな、とか思って言えなかったんですけど、個人的に言ってもらえたお陰で「いやー実は~なんですよ」と言ったら「どんなMさんでも、なんとも思ってないし、みんな受け入れてくれるから」と言うその言葉で、そこに居場所ができたんですよ。居場所ができたから、信頼することができたんですよ。みんなを、信頼することによって、いろんな話ができるようになったら、どんどん自分が変わって行くし、楽になっていったんですよね。だから必ず、フォローの会とかパセージには参加させてもらおうと自分で決めたんです。息子は進路のことなど全部自分で決めて、大学へ進学しました。
(中略)
( Mさん ) 今年20歳なんですけど成人式の日に「お父さん、お母さん20年間ありがとう。生まれて来れたことに感謝します」というメールをもらえたときは「本当にあのときがあってよかった。みんなに助けてもらえて、乗り越えることができて、本当に仲間のお陰だと思います。
( 丹下さん) 私が思ったのは、パセージで課題が出たときに素直にすごい真面目に頑張るんですね。私が飛ばしていることでも『これどこやったっっけ?』って勉強し直さないといけないくらいすごい丁寧に勉強されて本当に一生懸命やったんが今に繋がってあるんじゃないんかなって。
Mさんはグループのことを言ってくださったけれど、私の努力も言ってくださったのはそうだと思いますけれど、やっぱりご自身がアドラー心理学という素晴らしいものに出会えるチャンスもご自身が掴まれたし、本当にご自身が頑張ったことが今の結果なんじゃないかなぁと思うんですけど・・いかがでしょうか?皆さん。
( 面接練習参加編 へ続く)