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レジストロアウルで起こったトラブルまとめ(マルチチャージャー編)

2019.09.12 13:21

今回はトラブルですが、故障ではありません。

我が家のレジストロアウル君には合計400Ahのリチウムイオンバッテリーが搭載されており、これにオンリースタイルのマルチチャージャーでMAX40Aの電流を突っ込んで高速充電しています。


そのため、赤いモビルスーツもびっくりの鉛バッテリーの4倍の速さで充電できる(シャ◯のモビルスーツは充電が速いわけではないと思いますが)というのが、リチウムイオンバッテリーのウリの一つです。

さて、このマルチチャージャー4倍の速さで充電できるメリットと引き換えに、ある問題を抱えています。それは…

 熱

です。

この充電器は高速充電を行う際に非常に熱をたくさん出すため、通常のキャンピングカー電装庫では放熱を十分に行うことが出来ず、オーバーヒートしてしまうという問題を抱えているのです。


そのため、メーカーは密閉空間にいれないでくださいと注意喚起しています。

オーバーヒート時の表示

メーカーの説明書には書かれていなかったが、問い合わせたところオーバーヒート時の表示であるとのことでした。

レジストロアウルはクラスを超える大きさの電装庫を持っていますが、それでも高温になってしまいます。

熱対策前の電装庫です。USBの排熱ファンを回していますが焼け石に水。


オーバーヒートすると充電器の温度が下がるまで充電は停止してしまうので、充電に時間がかかってしまうことになります。それでは高速充電のメリットを活かすことができないので、対策を施すようにしました。


第一次熱対策改造

内容は充電器の放熱効果を高めるため、充電器本体位置移動

充電器にヒートシンク取り付け(Amazonで適当な大きさのものを買って熱伝導テープで貼り付けた。)

コーナンで現品処分になっていたデスクファンで強制的に空気を攪拌する

その結果…

ちょっと粘るようになりましたが、オーバーヒートしました。

そもそも、電装庫が密閉されているのでどんなにファンで風を回しても熱い空気がグルグル回っているだけでそんなに意味はなかったようです 爆

第二次熱対策改造

助手席後ろに放熱孔取り付け

後部座席足元に吸気孔追加

電装庫内に放熱ファン取り付け(パナソニックの高回転型換気扇を使用しました。)

100Vが使えるキャンピングカーならでは?ちなみに外部充電中のみ作動するようになっています。

換気扇の右奥に吸気孔が空います。空気が右から換気扇を通って電装庫に入り、助手席の後ろに空いている排気口から充電器の熱を含んだ風が放出されます。

これで電装庫内の熱気が車内に放出されるようになりました。

これでダメなら車内に充電器を出すしかないですね。


ただ、このマルチチャージャー高速充電している時はなかなかうるさいので、寝る時に我慢できるか?という問題があります笑


その場合でもこの冷却システムは生かしておこうと思っています。


なぜなら、インバーターもオーバーヒートするからです爆

ところで…オンリースタイルからさらに高速で充電できる充電器が発表されたようです。


最大80Aで鉛バッテリーの8倍の速さで充電できるそうですが、4倍でこの発熱量なので、8倍になったらどれほどの熱が出るのか想像がつきませんね汗


熱は電子機器に悪影響が出ますので、しっかりとした熱対策が必要でしょう。

電装庫が密閉空間にならないように工夫していく必要があり、現状のシステムで大丈夫かまだまだ検証が必要なようです。