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梨の日

映画『工作 黒金星(ブラックヴィーナス)と呼ばれた男』

2019.09.13 08:56

映画『工作 黒金星(ブラックヴィーナス)と呼ばれた男』


監督:ユン・ジョンビン

出演:ファン・ジョンミン/

イ・ソンミン/チョ・ジヌン/チュ・ジフン/キ・ジュボン





見逃してたけどずっと観たくて忘れられなくて

やっぱり見逃さないで良かった。


韓国映画を観た後は、なんでこんなにも胸やられてしまうのか。

いつも、重厚で濃密な映画体験。




北朝鮮側の核兵器の実態を知るため、工作員として潜入する韓国スパイもの。


90年代、実際に存在した“黒金星(ブラックヴィーナス)”の話が元のフィクション。


史実でもあり、政治、国の話であり、また男の友情ものでもある。


ひたすらに途切れない緊張感の連続。

潜入捜査の空気感たるや。

拳銃を突きつけるあの恐怖の時間は

何度出てきても毎度、ちゃんと体内が凍る。


命がけ。


普段の私生活があまり出てこなかったことも大きいのかも。

食事だって、会合の豪華なものと酒ばかり。

XO。



予告編で目を剥いた、金正日の姿にも、思わず口まで開いてしまった。


当然ながらニュースの姿しか見ていないけれど、彼の存在はあまりに大きく記憶に新しい。

子供ながらに強烈に残っているから。


まさか役にして演じさせるなんて…。

体型、歩き方、猫背具合、酒の飲み方。

どこで金正日を得たのだろうか。

『22年目の告白』を思い出したり。

演じたキ・ジュボンが心配になる←

彼を見つけた側にも拍手。





長くえらく緊張した137分。

その、最後のシーンが、カットが、あんなにも漢らしくも甘美なものになるとはぁぁ……。


おもちゃのごとく、形だけの証で贈ったロレックスの時計と。

本物の親愛の意味が込められて贈ったネクタイピン。


最後、その2つと2人の顔が再会した瞬間ときたら。


涙腺崩壊。


最後、この画のために積み上げられた120強でもある。

と思い返しからまたこみ上げるものが、、。

『おっさんずラブ』でキャーキャー言ってる場合じゃないよ。(楽しかったけど)




またイ・ソンミンが色っぽいのなんのって…。

特別イケメンなわけじゃない。

髪型もあって、ちょっと水谷豊さんに似てる気もする。


品があって凛々しくも恐く。

終始 強張った顔だったから、笑みがこぼれた時の、あんなにも目尻が下がる表情にグッときてしまうんだ。。

大好きになった。。いやたまらん好き。


普通の彼の写真のはみかみ笑顔見つめて独り言で「かぁわいいぃ…」とこぼしてた。←←




また衣装も、とんでもなく繊細に特徴を活かしていて。

びっくりするくらい“オールバックのおっさん眼鏡祭り”なんだけど。混乱)

レンズの色の個性、そこから見える各俳優の眼で選んだかのよう。


色合い、緩み、真逆の乱れぬシルエットからとれるスマートさ。


90年代の韓国、北朝鮮の流行や軍事的服装の特徴も知識にはないけれど。

分かればわかるほどに痺れる。


絶妙すぎるけど、衣装さんはどこかで賞を取らないかしら。






上質さある武骨さと心意気、覚悟。

どれも、どこもハンパなものは無くて。

製作の上で妥協した点などあったのだろうか。


こんなもの作れる韓国、いやぁ本当すごいや。

毎回言ってる気がするけど。





こればかりはもう1回観たい。

お金を払ってみる価値なんて当たり前のことを、特に痛感して満たされた。


もう終わってしう時期だから原稿も書けないけど。

それでも観たい。どうにか。