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映画のスケジュールができるまで①:映画「嘘に灯して」

2019.09.15 13:50

こんばんは、春本雄二郎です!

 今年11月最新作の映画「嘘に灯して」を監督いたします。

(初監督作品「かぞくへ」は第29回東京国際映画祭に出品され、2018年に全国公開されました!)

 

「嘘に灯して」のあらすじはこちら

ただいま、次回作『嘘に灯して』の撮影に向けて、着々と準備を進めております!


そんな中、今日は自宅でコツコツと、これからの準備スケジュールや撮影スケジュールを組み立てておりました!


今日はみなさまに『映画のスケジュール』にまつわるお話をしたいと思います!


多くの皆様は、映画は「撮影」という作業工程のイメージが一番強いかと思いますが、

実は、「撮影」という工程は「企画」〜「公開」までのプロセスの中で、期間的にはほんの一部でしかありません。


今回の「嘘に灯して」でいうと、全行程の5%ほどの期間です。


撮影前までの『準備』と、撮影後の『仕上げ』、公開前までの『宣伝』、

実はこの三つが一番時間がかかります。


今回は、その『準備』のスケジュールがどうやって組まれるか、についてさらに詳しくお話ししますね。


『そもそも、準備って何をするの?』


という疑問があるかと思います。


具体的に何をするかというと、

まず、『スタッフィング』=スタッフを決める。

次に、『キャスティング』=役者を決める。

そして、『ロケハン』=ロケ地を探す、です。

これらの作業は順不同でほぼ同時進行で行われます。


そしてこれらが固まって来た時に行われる大きなイベントがあります。


それが、次の4つです。

①『リハーサル』=決定したロケ地を想定し、その上で監督とキャストが芝居を作る作業

②『メインロケハン』=決定したロケ地を、美術部、技術部、演出部を伴い確認する作業

③『美術・技術の打ち合わせ』=メインロケハン後、撮影で想定されることを相談、確認する作業

④『衣装合わせ』=キャストに衣裳と装身具を合わせ、メイクの方向性を決定する作業


これら4つの作業は、関わる人が多く、重要なイベントなので、スケジュール調整がとても大切で大変です。(みなさん、多忙で色々と別の仕事も抱えられていたりするので、全員が揃う日がなかなかない!)


これらをクランクイン(撮影初日)までに、いかにスムーズに終えられるようにするか?

常に先手先手で考えていかなければならない緊張感があります!


で、だいたいが、自分の思う通りにはならないので、(本当にならない!!)その時にいかに臨機応変に対応できるかが試されます。神様が上からニヤニヤしながら見ているような気さえします。


机に向かって、

『こんなにうまく行けば、幸せなことはないよなあ』

と思いながらスケジュールを組み立てるのですが、とはいえ、理想のスケジュールがなければ物事が前に進まないので、そこはそこでめちゃくちゃ真剣に考えます。


(具体的に組まれたスケジュールをお見せしたいところですが、極秘情報が満載すぎるので、またオンラインサロン『映画工房春組』の投稿でお見せしようと思います。。)

いかがでしたでしょうか?

撮影前までには以上のようなメインイベントが実は盛りだくさんなんですね。


それらがキチンと相談されて、アイデアが膨らむことで、撮影の時に台本以上のものが現実世界に表現されるのです。。


準備の大切さ、何をやっているか、を少しでも知っていただくことができたら嬉しいです!!

皆様引き続きご期待ください! それではまた! 

 #みんなで灯す #嘘に灯して 


 みなさまのお力を少しづつお貸しくださいますと映画が完成します! 製作費のご支援を募集しております。さまざまなお礼をご用意しております。 

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