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ECCジュニア 高山台教室

実施報告:関西ディベート練習会 9月定例練習会

2019.09.16 03:27

去る9/15(日)、奈良産業会館にて関西ディベート練習会を実施いたしました!

今回はこぢんまり、中1~高2までの生徒20名、ホームティーチャー16名、ECCスタッフ1名が参加しました。


まずは小一時間、ディベートのスキルの基本のキ、”AREA”を軽く練習。


また、これまでの練習会の反省のひとつとして、AREAの練習は出来ていてもそれが実際のラウンドになるとスピーチシートを前に、あれ、これどうするの?とかたまっている姿がみられる、というものがあったので、さらにAREAを具体的にスピーチシートの中のどこで使うのか、を解説。

もっと練習問題的に生徒からどんどんアイディア出させながら解説していきたかったんですが、ダメだ、時間が足りぬ。でも練習会リピーターの生徒たちが良い案をどんどん出してくれて、頼もしかったー!


後ろの方に座っていた先生方からは見えぬわ!とあとでお叱りのお声、あ、ごめん、先生方のことはあんまり考えてなかった(爆


次回の練習会ではこの前半部分、もっと練習問題多めで行きたいと思います!


そしてその後2ラウンド実施しました。論題は下記の通り。中1のみ全員初心者だったのでちょっと変えました。



中1

R1: A robot dog is better than a real dog. (ロボット犬は本物の犬より良い。) 

R2: Homework does more harm than good.(宿題は効果よりむしろ害となる) 


中2以上

R1: Single sex schools are better than co-educational schools.(男女別学は男女共学より良い)

R2: We should prohibit anonymous writing on the Internet. (匿名でのインターネットへの書き込みは禁止すべきである)


中1は全員初心者、ロボット犬 VS リアル犬モーションでは、6名全員が飼うなら絶対リアルの犬!と思っていたにも関わらず Vote はロボット犬チームへ、え~!!!

全員一致で絶対リアル犬がいいって思ってるのに、論理的に説明するとなるとこんなに難しいの!?を実感しました。


そして2ラウンド目には日本語ながらしっかり自分の考えを述べる、相手の意見にエンゲージして反論する、ということがかなり出来ていた、2ラウンド目に大きく伸びた!と2ラウンドを通して見ていた先生方が大変驚いたのだそう。


おおおおお!!今後の伸びしろた楽しみすぎますね!


中1生のアンケートより

・ディベートの形式がよくわかった
・ディベートの大体の感じが分かり、討論ができるようになった。
・全部英語で話すことが出来なかったけど、先生と言える部分だけ少し考えて出来ました!
・思ったよりも楽しかった。



また、中2・中3混合ラウンドでは経験者率が高く、ジャッジの先生をも唸らせる白熱のラウンド、皆各ロールの役割をきちんと理解して、言う言う、しゃべるしゃべる!うわ、vote 出すの難しい!というハイレベルラウンドになっていたようです。初めて参加した生徒にとってはもうびっくりしゃっくりだったかもしれないですね。


と言ってもせいぜい月1回、いや二月に1回やるかどうか、ぐらいの違いなんですよ、でもいかに普段そういう機会に恵まれていないか、経験がないのか、ということの表れでもありますね。


また、高校生のラウンドでは、半数が初心者、しかしそうは思えないほど自分たちの意見をはっきりと英語で述べることができていました!私はR2でジャッジを担当しましたが、出てくる例も私たちが頭に浮かべる例とは違い、なるほど!そこが重要なのか、高校生にとって!と聞いていて本当にワクワクしてくるような内容で、反論も今日はじめての初心者がフリップで返すなど、マジかー!ECCジュニア生すげーーーー!令和怖ぇーーーーー!と嬉しくなってしまいました!


学校でもディベートやってます、って言ってた子もいたなぁ、今後ますます子どもたちがこうした即興力をもとめられる機会が増えてくると思うのですが、そんなとき、この経験があるかないかは絶対に大きい。社会に出れば対応力が求められるのは言わずもがな、学生のうちから実践して慣れておくことが必要だと感じます。




中2~高2生のアンケートより

・ポイができた (←さらっと言ってますがこれがなかなかできません
・ポイに答えられた (←さらっと言ってますがこれがまたなかなかできません
・みんな喋れる。すごい。 (←ほんまそれ
・AREAを使って自分のチームのポイントを相手とジャッジ側に伝えることができました。
・相手のポイントを聞いて反論するのがとても難しいなと思いました。知らない単語もたくさん出てくるのですごく難しかったです。(←ディベートで出会った単語は定着が良いよ!



また、今回は初めて参加してくださったホームティーチャーも多く、少しずつこの輪が広がっていっていることを嬉しく思いました!12月の本社練習会に向けて、また一人でも多くの先生がたにおいでいただけたらと思っています!




ホームティーチャーのアンケートより

・中1の子たちの成長速度が速い。1ラウンド目と2ラウンド目で、飛躍的進歩。素晴らしい。
・ポイント案は困ったところでどうなる?という形で声かけするようにやってみました。難しいところもありましたが、今後に生かせるようにと周先生のレジュメを読み直し、ヘルプしすぎないようにがんばりました。
・ヘルプは必要ないほど生徒たちがしっかりしてました。
・2ラウンド目にこどもは成長する。1回目の失敗はむしろすべきだと思った。
・子供たちの頑張って言おうとする言葉をきっちり拾ってあげなくてはと、思いました。


リピーターたちがどんどん上手になってきていて、ジャッジをする方としても自分のディベートスキルを磨くことをサボっていてはいかんなと背筋を伸ばすような瞬間もありますね、嬉しい悲鳴!


また、失敗を避けることに気を使いすぎている昨今の社会風潮があるように感じるのですが、失敗してなんぼ、失敗して伸びる!を繰り返していくことで成長出来るんです。


私自身、ディベートを通して大きくズッコこけることを日夜繰り返していますが(笑)、そこから得られたものは本当に大きい。ディベートをはじめて1年半ほどの月日が流れましたが、この1年半のあいだに自分の中で起こった意識改革、教育的配慮に関して改めて考えたこと、指導スキルへの影響。


本当にディベートに出会えてよかったし、多くの子どもたち、先生方に出会ってほしい、相手の言うことにしっかりエンゲージしていくことを、自分の意見を論理的に述べること、かみあった議論の楽しさ、それを英語でやるというまたとない機会を持ってもらいたいと願っています。


次回練習会は同じく大和高田市・奈良産業会館で行います!次回は仮装ディベート~!
楽しみましょう!

最後になりましたが、この練習会を支えてくださっている先生がた、ECCのスタッフのみなさま、本当にいつもありがとう、愛してます!