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紅茶とお菓子の教室 Tea&Cake Midori W.

アラビアの食文化を理解する

2019.09.16 10:00

なかなか味わえない

アラビック料理を愉しみました♪


ヨルダン在住の日本人女性

よし子様に

アラビックアイスと

何とも言えないもちもちと優しい食感の

ミルク菓子レヤーリリブナーンを教わり、

シナモンティーで味わいました。

はい、アラブ諸国はコーヒーも紅茶も

沢山飲む国です♪♪

そして、日本国とも首相や皇族の皆様をはじめ

とても交流の深い国ですね。



ヨルダンは死海とヨルダン川を境に

数々の国と接し、西洋とアジアの

貿易、交易中継地として栄えた中継地。


それを物語るのが食べ物。


餃子とラビオリを足して割ってヨーグルト(現地ではヤギのチーズ)で煮込んだ感じの

シシバラクは、どこか馴染みのある懐かしいお味

です。

今回は、現地でも高価なヤギのチーズで作り

頂きました!癖はなく、花の様な香りさえします。

挽肉は今回は牛肉ですが、羊も使うとの事。


餃子がシルクロードを通りその土地土地で

変化しながら中東にも伝わったのか、

逆にこのシシバラクが、ラクダに乗った商人と共に、中国に伝わったのか?

もしくは、両方の地で派生したのか。


中国は、とても古い文化を持つ事は皆さま

ご存知かと思いますが、

アラビアの地もそれ以上のとてもとても

古い歴史文化を持っています。

それを考えると、ラクダに乗って中国へ

の方が濃厚ではないでしょうか?

他方で、オリーブオイルと一緒にヨーロッパに

伝わり、ラビオリなどのパスタに変化して行った

事は明らかですね。

ロシア辺りでも、同じ様な料理が古くから

あり、韓国にもと広がりを見せています。


調べると中国での餃子の起源は紀元前6世紀

の山東省。

日本に伝わり初めて食べた方は

江戸時代、徳川三國。

一般庶民が食べだしたのは昭和の戦後でした。


しかし、更に調べますと

やはり中国ではなく最初の起源は

ウズベキスタンでした!

ウズベキスタンからトルコ、オマーン、レバノン、ヨルダンとアラビア国一帯に、そして

ラクダと共に西へ東へと広がりを見せたのです。

となると、中国の紀元前6世紀どころではなく

もっともっと以前ですよね。


実際、ヨルダンには人類学最古の集落を持ち

紀元前168年に誕生したナバテア王国という

インディージョーンズでも有名なペドラ遺跡を

作り上げた、砂漠地帯に

水路を駆使して作り上げた水の豊かな

とても発展した王国がありました。


紀元前1世紀には、ローマから交易地点として、また資源のある地として狙いを付けられ攻撃を受けた歴史があります。

しかし、古代ローマはこの異文化のナバテアを

壊す事なく、仕来たり文化の違いをそのままを

活かす戦術に出たのだとか。

つまり属国としたのですね。


有難や!美味しい餃子を日本で食べれるのは

紀元前と言う計り知れない時代の豊かな文化と

知恵、それらの国々のおかげです。


世界の粉物料理の文化は深いですねー!


そして、この様な文明や遺跡、

文化を残す為にも

平和を願いたいものです。