「宇田川源流」 芸能人の出演を拒否しなければ共産党への忠誠を誓えない中国という国家の不自由
「宇田川源流」 芸能人の出演を拒否しなければ共産党への忠誠を誓えない中国という国家の不自由
現在、日韓関係はかつてないほど冷え切っているということになっている。このことに関してTBS系列やテレビ朝日系列のテレビ番組では、「日本がおかしい」と印象操作をしているような状況にある。政府は「韓国側が条約や約束を全く守らないのでそこを是正すべきである」という主張をしているのに関して、その政府非難に余念がないというのがこの二つのテレビ局である。
そして「この二つのテレビ局がおかしい」というようなことを言うと、それが民間人であった場合は「ネトウヨ」といい、それが政治関係者であれば「報道統制」などというようなことを言う。そもそも政府と全く違うことを言い、なおかつ日本の国益を図らない報道をしているのであるから、「おかしい」といわれても仕方がない。最も近くの問題であっても、慰安婦合意をして、それが「不可逆的最終の合意」としてあれだけ報道していたのにもかかわらず、自分たちの報道を完全に無視し(つまり自分たちは嘘を報道していたということになるのであるが)、その上で、現在の日本政府を非難するということになっている。あまりにも頭の悪い報道であり、自分たちで報道そのものの瀋陽を失わせているこれらの行為に対して、一般視聴者が見放してゆき、日本の報道番組に飽き。「テレビ離れ」を起こすのは仕方がないとしか言いようがないのではないか。
まあ、そのようなテレビがあるからかもしれないが、いまだに、日韓関係がこれだけ酷いにもかかわらず、韓国芸能人のニュースが流れ、韓国芸能人の楽曲が流れたりするのである。BSなどでは、いまだに、韓国のドラマが流れていたりするのであるから、まあ、「報道の自由」「表現の自由」はかなり守られているとしか言いようがない。まあ、一部の歴史や事実を全く無視した人々が、日本国内の政局しか考えず世界に誤った情報を流しているのに過ぎない。
では、本当に報道や表現の自由がない国はどうなるのであろうか。
EXILEのAKIRA、リン・チーリン夫妻、中国国営テレビ特番に出演せず「突発的な個人の事情」
14日、前日に放送された中国国営テレビ・中央電視台(CCTV)の特別番組に台湾の女優リン・チーリン夫妻が出演しなかったことについて、マネジャーが「突発的な個人の事情」によるものと説明している。
2019年9月14日、前日に放送された中国国営テレビ・中央電視台(CCTV)の特別番組に台湾の女優リン・チーリン(林志玲)夫妻が出演しなかったことについて、マネジャーが「突発的な個人の事情」によるものと説明している。
リン・チーリンは今年6月、EXILEのAKIRAとの結婚を発表した。
CCTVは先月26日、中秋節を祝う毎年恒例の特別番組「中秋晩会」の概要を発表したが、ここでリン・チーリンとAKIRAの出演が明らかになり、いよいよ公式の場面で夫婦がそろって顔を見せると話題になった。当時はリン・チーリンのマネジャーも、「番組側の公式発表の通りと思ってほしい」とコメントしていた。
番組は13日夜8時(現地時間)から放送されたが、この日事前に発表された最新の出演者リストから2人の名前が消え、番組にも姿を現さなかった。これについて、リン・チーリンのマネジャーは14日、台湾メディアの取材に応じ、「突発的な個人の事情」によるものと説明。さらにリン・チーリンからのコメントとして、「皆さんにステージで会えず、大変残念に思っている。当初この機会が与えられたことに感謝し、これを愛のパワーに変えて、次のステージでは皆さんに届けたい」との言葉を伝えている。
2人の出演をめぐっては、発表された直後から、中国のネット上でCCTVに対する不満の声が噴出していた。「日本人や日本人と結婚したタレントを出演させるな」「中国の伝統的な祝日に日本人は不要」などとボイコットを叫ぶ声が高まったことで、CCTV側が対処したのではないかともみられている。(Mathilda)
2019年09月15日 12時30分 Record China
https://news.nifty.com/article/world/china/12181-745020/
台湾女優のリン・チーリン(林志玲)と、日本のパフォーマンス集団EXILEのAKIRAが結婚したというのは、なかなか驚いたニュースであった。まあ、私の場合AKIRAよりもリン・チーリンの方が記憶に残っているのであるが、まあ、それでもさすがに双方テレビで観ていて顔と名前くらいは一致する。。
この二人が、結婚したという。まあ、国際的なビッグカップルといえるであろう。その二人が、中国の国営テレビ・中央電視台(CCTV)の特別番組に出る党のである。しかし、突然この二人の出演が見送られるということになったのである。
その事情に関してあくまでも「突発的な個人の事情」によるものと説明<上記より抜粋>と書いてあるのである。
しかし、よく考えてみると、そのような突発的な事情ならば、通常は個人の事情をしっかりと説明するのではないか。実際に日本でもこのような事情で出演を見合わせるようなことがある。例えば「妊娠」などの場合、体や新生児のことを考え、そのことを発表したうえで出演を見合わせるということになうるのである。
しかし、中国の場合は少し違うようである。
2人の出演をめぐっては、発表された直後から、中国のネット上でCCTVに対する不満の声が噴出していた。「日本人や日本人と結婚したタレントを出演させるな」「中国の伝統的な祝日に日本人は不要」などとボイコットを叫ぶ声が高まったことで、CCTV側が対処したのではないかともみられている。<上記より抜粋>
まさに、「日本人と結婚した」ということが出演見合わせの理由であるというのである。
よくよく考えてもらいたい。
日本の場合は日韓関係が悪くても韓国の芸能人が日本のテレビに出ることを拒まない。逆に韓国を応援するようなテレビ番組もあるほどである。しかし、そのような番組があっても、日本人のほとんどは全く動じず、韓国との関係悪化を肯定している。実際に韓国との関係の悪化が言われていた時に行われた参議院選挙では、やはり与党自民党と公明党の連立政権が圧勝している。もちろん3分の2の議席を取れなかったなどのことを言われているが、しかし、そもそも政権運営において「多数」を維持しているということは国民に支持されているということに他ならない。
一方中国の場合はそのようにならない。つまり「日本人と台湾人のカップルを出演させてしまった場合、中国人民の支持が離れ、統治が維持できなかうなる」というのが現在の中華人民共和国なのである。ましてや、香港では民主化デモが起き、また米中貿易戦争によって、中国の国内経済はかなり悪化し生活が徐々に苦しくなっている。その時にアメリカに支援を得ている台湾人と安全保障条約がアメリカとの間にある日本のカップル(夫婦)などはテレビに出せない。逆に言えば、そこで台湾人や日本人が「余裕」があった場合、中国共産党はいよいよ人民の指示を失うのである。
まあそのような状況で「突然に出演を停止する」というようなことこそ、まさに、報道統制なのであろう。