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この道往けば act2

巡見峠

2019.09.16 23:58

え~っと、今回のレポはあくまで下見ととらえていただけると幸いです・・・。

前回に引き続き、池田町のレポなんですが、今回の目的地はここじゃなかったんです!

しかし探れば探るほど、この峠、奥が深いんですよ・・・。

もしかすると、今年初めの長野隧道に匹敵する長編になりかねない。

ここは今年中に制覇せねばならん宿題と言う意味で、去年の黒河峠のような宿敵になりそうです。


さていきなり言い訳から入りましたが、今回探索する峠は前回、板垣峠でも触れた池田町に至る峠です。

池田に至る道は7本。そのうち冬季でも通行可能な道は4本という話をしました。


国道417号板垣峠
国道476号

福井県道201号魚見坂
そして今回紹介するこの道、
福井県道2号武生美山線(たけふみやません)

巡見峠(めぐりみとうげ)

今回は池田町側から、越前市を目指します。

それではレポスタート!

ここが今回のレポのスタートになる交差点、止まれの先の丁字路は国道476号です。

振り返っての撮影でわかりにくいですが、今いる道から交差点で重複しつつ左折するのが今回進む福井県道2号、嶺北では最も番号の若い主要地方道です。


ちなみに福井県民の皆さん、福井県道1号がどこにあるかご存知ですか?

正解はまた個別レポで発表します(笑。

振り返ってみた福井県道2号。

ここから道は池田から数少ない冬に入れる街、越前市を目指します(しつこい?)。

この福井県道2号は国道417号の指定に伴う、トンネル改良を含む新線工事の際に、福井県道201号と共に迂回路の役割を果たした県道です。

そして池田三大峠路線(勝手に命名)の中で、最も北に位置する道。

福井からのアクセスはこちらが上手です。

目の前に目立つ尾根のその奥が本来、清水谷(しみずだに)と呼ばれる谷筋です。

巡見峠は清水谷坂(しみずたにさか)の別名も持つ名の多い峠。

つまり本来はあの谷筋に取り付いていたのです。

道も今はまだ谷筋を目指して右カーブしていますね。

ここを左に入る道。

これが巡見峠の旧道、清水谷隧道へ至る旧道です。


ただ今回は雪が多く、断念しました。

事前情報で完全にふさがれているとのことでしたので・・・、空いてれば多少無茶したかも。

旧道隧道が塞がれているということは・・・、

これが現在の巡見峠です。

新清水谷トンネル

まぁ見てのとおり味もそっけもないトンネル峠です!

こんな詰まらん道だったっけ??

ちなみにトンネルデータとしては、2006年3月竣工、総延長1434mという大物トンネルです。

しかしこのトンネルの開通で、それまで国道417号、201号に頼りっぱなしだった2号が再び表舞台に出てきたのも事実。主要地方道として必要なことだったんでしょう。

板垣峠と同じく一瞬で反対側へ。

越前市に入った途端のこの雪の少なさ。

ちなみにトンネル内はずっと下り勾配でした。

まぁ高地から平地へ降りるんで、あたり前っちゃ当たり前ですが。

振り返ってみた新清水谷トンネル。

かなりの登り勾配が確認できると思います。


出口はスリップ注意ですよ。

下り勾配のトンネルはスピードが出やすいです。

そしてこれが越前市側の旧道。

今回は諦めてやる。

けれど絶対また来るからな。


俺はお前の秘密を知っている。

お前はただの清水谷隧道じゃない!

新清水谷隧道だということを!!

首洗って待ってやがれ!!!

はぁはぁはぁ・・・。

精一杯の強がりを言って、僕は旧道の前を通り過ぎました。

虚しくはありましたが、これも現地調査と思うことにしましょう!

まぁ最初の馬背峠のレポよりマシ・・・。

いや似たようなもんか(汗。

そして道は福井県道243号領家河和田線にぶつかります。

実はこの道が次回紹介する道。

ある意味珍しい道なので、ちょっと寄り道程度にご覧ください。


今回の悔しさ滲むレポはここで終了です。

必ずや、必ずや今年中に清水谷の秘密を解き明かして見せます。

その時は長い長いレポを覚悟しておいてください。

あの谷にはオブローダーにとって至高の宝が眠っているのです!


以上、巡見峠編