巡見峠
え~っと、今回のレポはあくまで下見ととらえていただけると幸いです・・・。
前回に引き続き、池田町のレポなんですが、今回の目的地はここじゃなかったんです!
しかし探れば探るほど、この峠、奥が深いんですよ・・・。
もしかすると、今年初めの長野隧道に匹敵する長編になりかねない。
ここは今年中に制覇せねばならん宿題と言う意味で、去年の黒河峠のような宿敵になりそうです。
さていきなり言い訳から入りましたが、今回探索する峠は前回、板垣峠でも触れた池田町に至る峠です。
池田に至る道は7本。そのうち冬季でも通行可能な道は4本という話をしました。
国道417号板垣峠
国道476号
福井県道201号魚見坂
そして今回紹介するこの道、
福井県道2号武生美山線(たけふみやません)
巡見峠(めぐりみとうげ)
今回は池田町側から、越前市を目指します。
それではレポスタート!
ここが今回のレポのスタートになる交差点、止まれの先の丁字路は国道476号です。
振り返っての撮影でわかりにくいですが、今いる道から交差点で重複しつつ左折するのが今回進む福井県道2号、嶺北では最も番号の若い主要地方道です。
ちなみに福井県民の皆さん、福井県道1号がどこにあるかご存知ですか?
正解はまた個別レポで発表します(笑。
振り返ってみた福井県道2号。
ここから道は池田から数少ない冬に入れる街、越前市を目指します(しつこい?)。
この福井県道2号は国道417号の指定に伴う、トンネル改良を含む新線工事の際に、福井県道201号と共に迂回路の役割を果たした県道です。
そして池田三大峠路線(勝手に命名)の中で、最も北に位置する道。
福井からのアクセスはこちらが上手です。
目の前に目立つ尾根のその奥が本来、清水谷(しみずだに)と呼ばれる谷筋です。
巡見峠は清水谷坂(しみずたにさか)の別名も持つ名の多い峠。
つまり本来はあの谷筋に取り付いていたのです。
道も今はまだ谷筋を目指して右カーブしていますね。
ここを左に入る道。
これが巡見峠の旧道、清水谷隧道へ至る旧道です。
ただ今回は雪が多く、断念しました。
事前情報で完全にふさがれているとのことでしたので・・・、空いてれば多少無茶したかも。
旧道隧道が塞がれているということは・・・、
これが現在の巡見峠です。
新清水谷トンネル
まぁ見てのとおり味もそっけもないトンネル峠です!
こんな詰まらん道だったっけ??
ちなみにトンネルデータとしては、2006年3月竣工、総延長1434mという大物トンネルです。
しかしこのトンネルの開通で、それまで国道417号、201号に頼りっぱなしだった2号が再び表舞台に出てきたのも事実。主要地方道として必要なことだったんでしょう。
板垣峠と同じく一瞬で反対側へ。
越前市に入った途端のこの雪の少なさ。
ちなみにトンネル内はずっと下り勾配でした。
まぁ高地から平地へ降りるんで、あたり前っちゃ当たり前ですが。
振り返ってみた新清水谷トンネル。
かなりの登り勾配が確認できると思います。
出口はスリップ注意ですよ。
下り勾配のトンネルはスピードが出やすいです。
そしてこれが越前市側の旧道。
今回は諦めてやる。
けれど絶対また来るからな。
俺はお前の秘密を知っている。
お前はただの清水谷隧道じゃない!
新清水谷隧道だということを!!
首洗って待ってやがれ!!!
はぁはぁはぁ・・・。
精一杯の強がりを言って、僕は旧道の前を通り過ぎました。
虚しくはありましたが、これも現地調査と思うことにしましょう!
まぁ最初の馬背峠のレポよりマシ・・・。
いや似たようなもんか(汗。
そして道は福井県道243号領家河和田線にぶつかります。
実はこの道が次回紹介する道。
ある意味珍しい道なので、ちょっと寄り道程度にご覧ください。
今回の悔しさ滲むレポはここで終了です。
必ずや、必ずや今年中に清水谷の秘密を解き明かして見せます。
その時は長い長いレポを覚悟しておいてください。
あの谷にはオブローダーにとって至高の宝が眠っているのです!
以上、巡見峠編