お気に入りのティールーム トットネス編
こんにちは。
今日はトットネスのお気に入りのティールームを紹介します。
初夏にトットネスを再訪した時の続きのような記事になります。

2回目の訪問は「イギリス菓子の再確認とイギリスのティールームの雰囲気、インテリアなどを見て回る」というような、前回よりもはっきりした目的があったため、トットネスでお気に入りだったカフェに行くのをとても楽しみにしていました。
全てが古き良きイギリスのカフェ/ティールーム、というわけではありませんが、それでも古いものと新しいもの両方を見ることで、変わったもの、変わらないものがよく見られるだろうと思っていたんです。
期待に満ちたイギリスの旅。
結果は喜び半分、失望半分、といった感じでした。
というのも、以前あってよく通っていたカフェの半分が無くなっていたからです。
友だちとたびたびランチをしていて、私たちの顔を覚えてよく話しかけてくれていた店員さんのいたカフェは、ちょっと高級なイタリアンに、オーガニック系の食べ物を出していた裏路地にあったカフェはエスニックなレストランに、学校のすぐ下にあって、イタリアンの友人に付き合って休憩時間にコーヒー(私は紅茶)を買いに行っていたカフェは、オーナーが代わっていました。
そして、町で一番古い、古き良きイギリスのティールームとして知られていたお店は、なんと改装中!
もちろん元のままのお店もたくさんありましたが、お気に入りの店が無くなっているというのはやはりショックでした。
新しいお店が悪いわけではありません。
ただ単に私の気に入っていたお店が変わっていただけで、町の雰囲気などが大きく変わっていたわけでもないのですが、3年という年月をひしひしと感じてしまいました。
そんな中、今日は唯一残っていたティールームをご紹介します!
メイソンズ、というそのお店は、トットネスの1本しかないメインストリートを下まで下りきるちょっと手前にある細い路地を入って少し進んだ先に、ひっそりと看板を出している、小さな昔からあるティールームです。
私がこの店を知ったのは、もちろんカフェを探して暇な時間に街をぐるぐる歩き回っていたからですが、実は私の秘密のお気に入りの場所でした。
中はこじんまりとしてかわいらしい雰囲気で、壁の棚にはいろいろな模様の大きなティーポットが並んでいます。
テーブルにはすべてかわいらしいテーブルクロスが、壁にかかったメニューにはイギリス料理ばかりが書いてあります。
何よりいいのは、通りに面していないため、騒がしい観光客が入ってこない事!
地元のおじいちゃんおばあちゃんが主な客層で、若者が好きそうな食べ物はあまりないので、子供が入ってくることもありません。
店員さんは愛想はよくないけど、ちょっとメニューのことを聞いたりすると、楽しそうに答えてくれます。
これがイギリスのティールームだ!というわけではないのですが、ゆっくりと時間が流れているようなこのお店は、近代的な明るくてテキパキしていてせかせかしているようなカフェに比べると、どこかホッとするようなとても心地の良いものでした。
話は変わりますが、私が思うイギリスのティールームというのは、「中年の男性が一人でゆったりとケーキとお茶を楽しんでいる」光景が当たり前にある世界です。
以前、どこか観光地ではないイギリスの町を歩いていた時のことです。
ちょっと古い、いい雰囲気のカフェで、40,50くらいの男の人が通りに背を向けて、のんびり一人でお茶とケーキを楽しんでいました。
私は「あーイギリスらしい光景だなー」と、ほんわかしながら見ていたのですが、そこへヨーロッパ系の20か30代くらいの男の人が一人、中の男性に気づかれないようにそーっと、カメラを構えて近づいていきます。
そしてひそかにパシャリ。
私も見ていたことに気が付いたその若者は、中の男性を指さして私に向かってニヤリと笑って見せました。
私も笑ってうなづき、ちょっとした国際交流が生まれた瞬間でした。
特になんてことはない思い出なのですが、自分の持つイギリスのイメージが、ほかの国の人と繋がっていたのかも、と思うとちょっとうれしいエピソードです。
というわけで、今日はカフェのご紹介でした。
他にも昔ながらのカフェ、新しいカフェ、変わったカフェ、いろいろなお店に行きました。
少しずつでも紹介していけたらいいなと思っています。
今日はレシピはなしです!
クッキングアップルをたくさん買ったので、それを使って何か作れたらいいな~と思っていますが、記事にするのは少し先かもしれません。
それでは今日はこの辺で!