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藤田晋 invitational RTDリーグ

藤田がプロの反撃を返り討ちに! BLACK DIVISION 第2節 3回戦A卓レポート

2016.04.20 12:05

4/11(月)19:20よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグ BLACK DIVISION 第2節 3回戦A卓の様子をお届けします。

対局者は、起家から順に

勝又 健志(日本プロ麻雀連盟)

白鳥 翔(日本プロ麻雀連盟)

藤田 晋(サイバーエージェント代表取締役社長)

鈴木 たろう(日本プロ麻雀協会)

レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。


開始前の成績はこちら↓


「先制リーチに対して簡単にオリるところを見せたくない」

これは、このリーグ戦にあたり、各選手が思っていることに違いない。

やはり、少人数で長丁場のリーグ戦では、「ナメられたら終わり」

そのため、RTDマンスリーリーグでは押し返しが多くなっている。


この東1局も、いきなり火花が散る戦いとなった。

まずは、ドラのカン8s待ちで藤田が先制リーチ。

赤牌の入っていない麻雀では打点が作りにくいため、こういう先制リーチが一人旅になるケースも多い。

しかし、前述のように、この場は違う。

まずは、オヤの勝又が押す。とにかく押す。

このリャンシャンテンから、生牌の白を押す。

藤田「・・・ま、まあ、オヤだしそれぐらいはね(^^;」

たろう「ポン」

勝又の白をポンしてたろうもピンズホンイツで押してくる。

藤田「はあ?そっちも押すんかいっ!?」


白鳥は無スジの2mをそっと切り、安全牌の東を手出し。

白鳥「あ、あのー。藤田さん、ぼくもテンパっちゃいました(≧▽≦)」

藤田「今、忙しいからちょっと黙ってて」


そして、8pも押し、残り3巡というところでテンパイを果たした勝又が、さらにドラ表示牌7sを勝負してリーチ。

藤田「もう!なんなんだよ、この人たち(> <)」

すると、藤田が8mを掴み、勝又が5800をアガリ切った。

しかし、これで藤田に火がついた。


東1局1本場

藤田が1枚切れのカン5mで、前局に続きノータイムの即リーチ。

うまくいかないときでもこういう手をためらいなくリーチにいけるのは藤田の強さだ。

しかし、ここも白鳥がドラポンで押し返してくる。

白鳥「藤田さん藤田さん、ぼくチャンタドラ3でテンパっちゃいましたあ(*´ω`*)」

藤田「そうですか、ロンです」

白鳥「ピギーッ( ゚Д゚)」

ウラが乗って5200は5500。


東2局1本場

タンヤオテンパイを果たした藤田だが、今度はノータイムでヤミテンを選択。

すると次巡にツモ7sで少考。

9sがフリテンのため6s9sではなく7s8sに受けかえ、今度はリーチを宣言する。

これに捕まったのがオヤでドラアンコだった白鳥。

タイミング悪く打7sで一発放銃となり、藤田が5200は5500を加点。

白鳥「押し返す前に放銃。。。(ToT)」


南1局

前巡に1枚切れた1s待ちのテンパイをヤミテンにした藤田。

次巡にオヤ白鳥が3pをアンカンしたタイミングで、ツモ切りリーチを敢行する。

たろう「また押し返しちゃうとしま・・」

藤田「あっ、それロンです」

たろうがタンピン三色イーシャンテンから1sを掴んで3200。

たろう「あ、あれ?」


南2局

藤田「ポン、ポン、ロン」

オヤ白鳥の勝負牌3mを捕えて藤田が8000。

白鳥「こ、こんなに放銃した半荘は年に1回ぐらいだお(ノД`)・゜・。」

これで勝負あり。


オーラスは勝又が冷静に2着をキープするアガリで締め、トータル下位陣が上位陣に下剋上を果たす結果となった。

勝又「トータル上位のポイントを削れて、2着終了なら文句なーし( ̄▽ ̄)」


押し返しの多いRTDマンスリーリーグだが、タイミングの良いリーチで藤田がまんまと返り討ちに成功した。

藤田にとって苦しい戦いが続いた序盤戦だったが、これできっちりトータルをプラスまで乗せてきている。


鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)