藤田がプロの反撃を返り討ちに! BLACK DIVISION 第2節 3回戦A卓レポート
4/11(月)19:20よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグ BLACK DIVISION 第2節 3回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
勝又 健志(日本プロ麻雀連盟)
白鳥 翔(日本プロ麻雀連盟)
藤田 晋(サイバーエージェント代表取締役社長)
鈴木 たろう(日本プロ麻雀協会)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
「先制リーチに対して簡単にオリるところを見せたくない」
これは、このリーグ戦にあたり、各選手が思っていることに違いない。
やはり、少人数で長丁場のリーグ戦では、「ナメられたら終わり」。
そのため、RTDマンスリーリーグでは押し返しが多くなっている。
この東1局も、いきなり火花が散る戦いとなった。
まずは、ドラのカン8s待ちで藤田が先制リーチ。
赤牌の入っていない麻雀では打点が作りにくいため、こういう先制リーチが一人旅になるケースも多い。
しかし、前述のように、この場は違う。
まずは、オヤの勝又が押す。とにかく押す。
このリャンシャンテンから、生牌の白を押す。
藤田「・・・ま、まあ、オヤだしそれぐらいはね(^^;」
たろう「ポン」
勝又の白をポンしてたろうもピンズホンイツで押してくる。
藤田「はあ?そっちも押すんかいっ!?」
白鳥は無スジの2mをそっと切り、安全牌の東を手出し。
白鳥「あ、あのー。藤田さん、ぼくもテンパっちゃいました(≧▽≦)」
藤田「今、忙しいからちょっと黙ってて」
そして、8pも押し、残り3巡というところでテンパイを果たした勝又が、さらにドラ表示牌7sを勝負してリーチ。
藤田「もう!なんなんだよ、この人たち(> <)」
すると、藤田が8mを掴み、勝又が5800をアガリ切った。
しかし、これで藤田に火がついた。
東1局1本場
藤田が1枚切れのカン5mで、前局に続きノータイムの即リーチ。
うまくいかないときでもこういう手をためらいなくリーチにいけるのは藤田の強さだ。
しかし、ここも白鳥がドラポンで押し返してくる。
白鳥「藤田さん藤田さん、ぼくチャンタドラ3でテンパっちゃいましたあ(*´ω`*)」
藤田「そうですか、ロンです」
白鳥「ピギーッ( ゚Д゚)」
ウラが乗って5200は5500。
東2局1本場
タンヤオテンパイを果たした藤田だが、今度はノータイムでヤミテンを選択。
すると次巡にツモ7sで少考。
9sがフリテンのため6s9sではなく7s8sに受けかえ、今度はリーチを宣言する。
これに捕まったのがオヤでドラアンコだった白鳥。
タイミング悪く打7sで一発放銃となり、藤田が5200は5500を加点。
白鳥「押し返す前に放銃。。。(ToT)」
南1局
前巡に1枚切れた1s待ちのテンパイをヤミテンにした藤田。
次巡にオヤ白鳥が3pをアンカンしたタイミングで、ツモ切りリーチを敢行する。
たろう「また押し返しちゃうとしま・・」
藤田「あっ、それロンです」
たろうがタンピン三色イーシャンテンから1sを掴んで3200。
たろう「あ、あれ?」
南2局
藤田「ポン、ポン、ロン」
オヤ白鳥の勝負牌3mを捕えて藤田が8000。
白鳥「こ、こんなに放銃した半荘は年に1回ぐらいだお(ノД`)・゜・。」
これで勝負あり。
オーラスは勝又が冷静に2着をキープするアガリで締め、トータル下位陣が上位陣に下剋上を果たす結果となった。
勝又「トータル上位のポイントを削れて、2着終了なら文句なーし( ̄▽ ̄)」
押し返しの多いRTDマンスリーリーグだが、タイミングの良いリーチで藤田がまんまと返り討ちに成功した。
藤田にとって苦しい戦いが続いた序盤戦だったが、これできっちりトータルをプラスまで乗せてきている。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)