秋ですねえ
今週から東京音大の秋学期が始まりました。
吹奏楽アカデミーの授業で、講師が参加するのは月曜に行われる「バンド・ディレクション」という授業と、その続きの時間にある各楽器について詳しく学ぶ「楽器別指導法」を順番に担当するのと、水曜日の合奏です。
他の大学は存じませんが、祝日でも授業があるので、今週16日(月祝)敬老の日が最初の授業でした。
秋学期最初のバンド・ディレクションは、准教授で作曲の中橋先生による「楽譜から読む表現の統一法」。吹奏楽の指導現場で耳にする言葉を正しく理解する内容であったり、楽譜から音楽を作り出す際に必要な知識(フレーズ、和声から生まれる音楽の流れなど)を学びました。
いつも同じことを言っていますが、こうした授業は講師も(もしかしたら講師のほうが)指導現場に直結しているため、リアルタイムで勉強になります。
夏のピークは過ぎたとは言ってもまだまだ暑い日が続いているわけで、この日もなんだかムシムシとした気温でした。
しかし、池袋キャンパスの空調は9月になると動かないのだそうで(なんで?)授業が進むにつれてだんだんと室温が上がり、頭がぽわ〜っと。
いや、講義をしている中橋先生のほうがよほど大変だったと思いますが、あまりに暑いので窓を開け、廊下への扉も開けた状態で授業をすることになりました。
バンドディレクションの授業が終わると引き続き「楽器別指導法」がありまして、春学期でちょうど木管楽器がすべて完了したため、今回は「金管楽器総論」として中橋先生が授業を担当する回でした。
1コマ90分でバンドディレクションは2限続き。楽器別指導法は1コマ。合計4時間30分
お、お疲れ様です...
楽器別指導法が始まる頃にはもう外も暗くなってきて(日が落ちるのも早くなりましたね)、祝日だからか、秋学期が始まったばかりだからか大学の中はとても静かで、日中の暑さが少し和らぎ、たまに涼しい風が入ってくると、
秋だなあ...
いい季節だなあ...
ノスタルジー。
空調が使えなかったことで、久しぶりに風の気持ち良さを感じたと同時に、一瞬、自分がどこにいるかわからなくなりました。
荻原明(おぎわらあきら)